朝起きられない、子どもの疲れに『マグネシウム』が効く!?

・夜更かしをしているわけではないのに、いつも疲れているようだ
・少し動いただけで、すぐに「疲れた」と言ったり、ぐったりしてしまう
・検査もしたけど、特に異常は見当たらなかった

このような症状は『小児性慢性疲労症候群(CCFS)』という病気が当てはまるかもしれません。

近年、小児性慢性疲労症候群のお子さんを持つ保護者の方からのご相談は少なくありません。

最近の子供は昔の子供と比較すると習い事や塾などに通う子も多く、忙しい子どもが多いです。また、ゲーム機やスマートフォンの普及により気軽に動画の視聴ができることは、成長期の脳にとっては刺激が強く、疲れの原因にもなります。

そんな疲れに対して近年注目されているのが『マグネシウム』の存在です。

マグネシウムは人間が生きていくために欠かせない必須ミネラルの1つであり、主に海藻類や大豆製品などの食品に多く含まれています。しかし、現代人は加工された食品を口にすることが多く、マグネシウム不足に陥りがちです。

ここでは、マグネシウム不足が原因で起こる、子どもの疲れとその対策について解説していきます。

小児性慢性疲労症候群とは

小児性慢性疲労症候群は、十分な休養をとっても回復しない強い疲労感が3か月以上続き、日常生活や学業に支障をきたす状態を指します。「ただ怠けているだけ」ではない明らかな異常があり、不登校児童の多くがこの病気に該当すると言われています。

小児性慢性疲労症候群の主な症状は以下の通りです。

  • 睡眠障害・朝起きられない
  • 疲労感が極端に強い・いつも疲れている
  • 活動後に症状が悪化する
  • 頭痛・腹痛の訴えが多い
  • 集中力・記憶力・注意力の低下
  • 微熱が続く・リンパが腫れる
  • 気分障害(イライラしやすい・不安を感じやすい) など

これだけたくさんの所見があるのにも関わらず、『小児性慢性疲労症候群』の原因は不明とされています。しかし、食生活の変化や情報過多社会によるストレス、それによる中枢神経の疲労が背景にあると考えられます。

ストレスにより脳機能に異常をきたすと脳が非効率に活動するようになります。そうなると、『報酬(喜び)』を得にくくなります。こうした脳のストレスにが睡眠障害を引き起こし、『夜は眠れないけど、朝になると眠くなる』という昼夜が逆転した生活になります。こうした生活リズムの変化も不登校の要因になります。

子どものマグネシウム不足について

子どもの成長にとってマグネシウムは非常に重要な栄養素です。しかし、現代人のほとんどがマグネシウムが不足していると言われています。これは子どもに限ったことではなく大人も同じです。しかし、マグネシウムが不足しているかどうかは残念ながら血液検査で分かるものではありません。小児性慢性疲労症候群にしても、基本的にはあらわれている症状やその子の食生活をみて判断するしかありません。

食生活の多様化によりマグネシウム不足が加速

食生活の多様化によるマグネシウム摂取量の減少

かつては、玄米や雑穀米など精製されていない穀類を食べていましたが、精製された白米が主流になりマグネシウムの摂取量は大きく減少しました。

食の欧米化も原因の1つです。野菜や魚中心の食生活から肉や乳製品などを食べる機会が増えたことで、油脂類など高たんぱく高脂質な食生活になりました。脂質の過剰摂取は腸管からのマグネシウムの吸収を低下させることが研究で明らかになってます。

その他、レトルト食品やスナック菓子による加工食品の普及です。加工食品は加工の段階でマグネシウムが80%失われます。さらにリン酸塩などの添加物がマグネシウムの吸収を阻害するためマグネシウム不足の原因になります。また、塩分の過剰摂取もマグネシウムの排出を促進する作用があります。

成長期の子供にとってマグネシウムは必要不可欠

骨を形成し身長を伸ばすマグネシウム

子供の成長期の変化として最も分かりやすいのが身長の変化です。成長期の子供の身体は細胞分裂を繰り返して骨を伸ばし、それを支える筋肉を作ります。

この骨の形成に必要な栄養はカルシウムですが、カルシウムの働きを助けるものがマグネシウムです。マグネシウムとカルシウムがバランスよく働くことで子供の身長を伸ばし、丈夫な骨を作ります。反対に、マグネシウムが不足することで骨の形成に支障をきたすことが考えられます。

活動するためのエネルギーを作り出すマグネシウム

また、マグネシウムは筋肉で働くことで活動するためのエネルギーを作り出します。スポーツを行っている子はもちろん、活発に身体を動かす成長期にマグネシウムは欠かせません。

自律神経を整えるマグネシウム

マグネシウムは『天然の精神安定剤』もと呼ばれています。マグネシウムは身長を伸ばすだけでな、損傷した神経細胞を修復したり、脳神経細胞の伝達を調整して質の高い睡眠がとれるようサポートしたりします。

また、自律神経を整えることで交感神経の過剰な興奮を抑え、イライラや不安などのストレスを緩和します。

マグネシウムの摂り方

当院では、マグネシウムは皮膚に塗って直接患部に作用させることができるマグネシウムクリームをすすめています。マグネシウムをクリームにして皮膚に直接塗ることで、胃腸に負担をかけず効率的に栄養を補給することができます。

しかし、この『経皮吸収』の手法は科学的には完全に結果が確立されているものではありません。しかしながら、使用した人の多くが効果を実感していることも事実です。経皮吸収はサプリメントと比較しても、下痢などの副作用もなく、子供も安心して使用できることがおすすめしている理由です。

マグネシウムクリームを足裏に塗って効率的に吸収しよう

マグネシウムクリームを塗る時、より効率的に摂取するためにおすすめの場所は『足裏』です。

東洋医学において足の裏はエネルギーの出入り口であり全身の経絡と繋がっている重要な場所です。また、汗腺も密集しておりマグネシウムの吸収を高める効果もあります。