膝の痛みの治療は、まずは筋トレや服薬などの保存療法、それで効果がみられなければ外科手術が一般的です。
しかし、それでも効果があまりあらわれなかった方や、『膝が痛くて生活に不便を感じるけど手術はしたくない』という方は、第3の治療法であるPRP療法という治療に期待しているのではないでしょうか?
PRP療法は外科的療法であり、整骨院では行うことはできません。
ここでは、再生医療の一つであるPRP療法について解説していきます。
膝が痛くなる原因
歩行中、膝にかかる負担は体重の2倍と言われています。過度の負担や老化による関節のすり減りは膝の痛みの原因となります。
膝が痛くなる原因は、大きく分けて以下の4つが挙げられます。
- 膝の筋肉や腱への負担増加
- 足をくじくなど靭帯の損傷
- 膝関節の変形による炎症
- 滑液包炎(骨と腱が擦れ合わないように存在するクッション材のような役割をするもの)
膝の軟骨は年月を経て摩擦によってすり減っていきます。すり減った軟骨は再生することはありません。
そのため歳を重ねると膝の痛みを訴える人が増えます。
急な痛みを訴える人は普段から膝を酷使することによる負担が大きく、体重が重い人の方が膝トラブルが多くなる傾向があります。
膝の痛みを治すPRP療法とは?
PRP療法とは、再生医療の1つです。
自分の血液に含まれる血小板を膝に注射することで自己修復力が高まり、膝の痛みを修復します。
血小板に含まれる成長因子の働きにより、膝の炎症が抑制され、傷を修復するので膝痛の症状が整っていきます。
血小板に含まれる成長因子の働き
- 軟骨の修復
- 血管の緊張や炎症を調整する細胞の増加
- 組織修復に関わる細胞分裂の促進
ヒアルロン酸注射やステロイド注射との違い
膝の治療では従来から、ヒアルロン酸注射やステロイド注射が一般的です。しかし、ヒアルロン酸注射は症状が進行していくうちに痛みをコントロールできなくなることや、ステロイド注射では、即効性があるものの、複数回の注射によって軟骨破壊が起こるなどデメリットも大きく根本的な治療ではありませんでした。
その点、PRP療法は膝の痛みを自己修復力によって解消する療法なので、根本的改善に効果が期待できます。
PRP療法のメリットとデメリット
メリット
- 外科手術のように膝を切開することはありません。所要時間は1時間程度です。
- 治療に際して採血しますが、採血量は30㎖程度ですので貧血の方も安心です。
- 自分の血液を分離して膝へ注射するため、アレルギーなどの心配もなく重篤な副作用もありません。
デメリット
- 保険適応外です。
- 効果にばらつきがあります。
- 修復段階で痛みを伴う事もあります。
- 即効性はありません。あくまで目安ですが、効果が出るまで2週間程度かかります。
適応する膝の痛み
自分の血液を利用するPRP療法ですが、すべての人に適応されるわけではありません。実際に適応となる膝の痛みの種類は以下の通りです。
- 歩き始めが痛い
- 立ったり座ったりすると痛い
- 階段昇降で膝が痛む
- 半月板損傷や靭帯損傷がある
- 服薬や注射では効果がみられなかった
- スポーツ動作による痛み
PRP療法は、軟骨などの組織が壊されたり炎症が起きるのを防ぐ治療法なので、軟骨のすり減り自体を改善するものではありません。関節の状態次第ではPRP療法が適さない場合もあるため、医師の診断に従い治療方針を決めるのが良いでしょう。
PRP療法を検討する前に鍼灸整骨院かまたきにご相談ください
PRP療法は身体にかかる負担も少なく、素晴らしい治療法だと思います。
しかし、健康保険適応外なので病院により異なりますが、30万円~と少々金額も高くつきまます。
そこで鍼灸整骨院かまたきによる整体やはり治療をお勧めします。
整骨院で行う、整体やはり治療は『人間が保温来持っている自然治癒力を最大限に引き出す』ことを目的としているため、PRP療法を検討している膝の痛みを抱えている人にとてもお勧めです。
はり治療による自然免疫力のアップや、整体による関節の調整や、筋力のアップを目指す運動指導によって膝の痛みが解消した人がたくさんいます。
当院では、人生最後の日まで元気に歩ける身体づくりをサポートさせていただいております。
膝の痛みでお悩みの方は気軽にご相談ください。