
もしも「骨折をしたら整形外科かな」ということは何となく素人でも想像できますが、身体の痛みは多岐にわたります。そのような時、「どこに行けば診てもらえるの?」「どこへ行けば良くなるの?」なんて悩んだりしませんか?
- 長年の腰痛や肩こりを何とかしたいときはどこへ行けばいい?
- 肩こりからくる頭痛くらいで病院行ってもいいの?
- ひどい眼精疲労は何科に行けばいい?
- だるい、身体が重い、疲れが抜けないなどの症状を診てくれるところはあるの?
- 寝付きが悪いなど不眠症や睡眠障害を何とかしたいけどどうすればいい?
- 産後の骨盤矯正や大人の姿勢矯正は聞くけど、子どもの姿勢が悪いのが気になる時はどうすればいい?
この他にも様々な悩みがあると思います。ここではみなさまの「どこへ行ったらいいの?」いう悩みを元に、整形外科、接骨院、整体、マッサージ屋さんなど、「似たようなところが色々あって違いが違いが分からない。」身体の専門分野について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
整形外科
整形外科は医師免許を持った医師がいるところです。
施術してくれるスタッフがみんな医師免許を持っているわけではありませんが、医師免許を持った先生の指示の元、理学療法士と呼ばれる国家資格を持つスタッフがリハビリなどの施術を行ってくれるところが一般的です。
医師による、レントゲンやMRIなど画像検査および診断が可能です。薬の処方や注射もできます。整形外科では外科的処置(手術)を行うこともできます。
症状に対して医学的に診断名を付けることができるのはここだけです。
学校の書類や仕事の書類、保険請求などでハッキリとした診断が必要なときはまずは整形外科です。
基本的にすべての症状が保険適応
- 骨折・脱臼・捻挫・打撲など筋肉の痛み骨、関節の痛みや異常
- スポーツによるケガ
- 仕事中のケガ
- ヘルニアや筋や腱など自然回復が見込めない手術を必要とする症状
- 腰痛や肩こり、膝の痛み、肘の痛みなど慢性的な症状
- 薬や注射など薬物療法
- レントゲンやMRI、CTなどの画像検査
- 病名や診断名などの確定診断
- 交通事故によるケガ
接骨院・整骨院
接骨院と整骨院は名前が違うだけで同じことを行う施設です。ここには柔道整復師という国家資格を持つ人がいます。柔道整復師は症状に対して確定診断を行ったり病名を付けることはできません。また、薬の処方や注射など医療的処置も行えません。
接骨院・整骨院は、筋肉や関節の痛みに対する施術を得意としています。捻った、ぶつけた、くじいたなど日常的なケガに対して医師の指示がなくても健康保険を適応とすることができます。
主に、『整形外科では医学的知見が見当たらなかった痛みや不調』などに対して、骨格や筋肉など身体全体を診て症状の改善を目指します。構造学や解剖学など人体に対する専門的知識も習得しているので、筋肉や骨格、関節に対するアプローチが得意です。
原因の分からない不調や、薬や注射にあまり頼りたくない人、外科的処置をせずに身体を良くしたいと考えている人、健康維持のためなど様々な理由の人に選ばれています。
交通事故による後遺症に対する施術も行っています。健康保険が適応しない慢性症状に対しては自費で行っているところが多いです。
- 捻った、ぶつけた、くじいた、寝違えたなど日常のケガ(健康保険適応)
- スポーツによるケガ(健康保険適応)
- お仕事中のケガ(労災扱い)
- 慢性的な腰痛や肩こり、膝や肘の痛みなど(自費)
- コリや疲れなどの疲労回復目的(自費)
- 運動のパフォーマンスを上げたい(自費)
- 整形外科では特に異常が見当たらないと診断された痛み(自費)
- 薬や注射に頼らずに何とかしたい症状(自費)
- 交通事故によるケガ(自賠責対応)
整形外科との違いとメリット
- 独自の技術や長年の経験や知識などが豊富で、原因の分からない痛みに対する施術が得意
- 薬で痛みが引くのを待つのではなく、「今痛い!」に対して素早く対応してくれるところが多い
- 比較的待ち時間が短く、夜遅い時間まで営業しているところが多い
こんな時は「接骨院・整骨院」を選択して!
- 薬を使わずに自然に治したい方
- 慢性的にコリや痛みがある方
- 筋肉の硬さを和らげ、自然治癒力を高めたい方
- 身体の歪みを改善したい方
- 産後の骨盤矯正・子供の姿勢矯正
- 痛みなどの症状を根本から改善したい方
鍼灸院
鍼灸院には鍼灸師(はり師・きゅう師)という国家資格を持つ人がいます。接骨院・整骨院同様、病名を付けることはできませんし、お薬の処方や注射などを使用することはできません。医師の指示があれば健康保険を使用しての施術が可能です。
鍼灸師は、東洋医学の考えに基づいたアプローチから、病名がつきにくい症状や慢性症状に対して、鍼や灸を用いて施術します。一般的な鍼灸院で使用される鍼は髪の毛よりも細く、刺した時の痛みはほとんど感じない程度ですが、鍼独特の鈍痛があります。手技施術よりも、より深部の筋肉にアプローチすることが出来るのが魅力です。
ツボや経絡といった、リンパや血管などの身体の流を診て施術していくので、身体の不調からメンタルの不調まで身体全部をトータルして診ていくところが多いです。
医学的知見が見当たらない症状や腰痛や肩こりなどの慢性症状、疲れ、不眠、だるさなどの症状で困っている人が通っていることが多いです。
- 肩こり、腰痛などの症状で、医師の同意書を得たもの(健康保険適応)
- 慢性的な腰痛や肩こり、膝や肘の痛みなど(自費)
- コリや疲れなどの疲労回復目的(自費)
- 運動のパフォーマンスを上げたい(自費)
- 整形外科では特に異常が見当たらないと診断された痛み(自費)
- 薬や注射に頼らずに何とかしたい症状(自費)
- 交通事故によるケガで医師の同意書を得たもの(自賠責対応)
- 仕事中のケガで医師の同意書を得たもの(労災扱い)
こんな時は「鍼灸院」を選択して!
- 鍼や灸が好きな方
- 押したり揉んだりされるのが苦手な方
- コリや痛みが何度もぶり返す方
- なるべく早く症状を改善したい人方
- 便秘・冷え性・むくみなど血流を良くすることで改善が見込まれる症状
- 不眠・耳鳴り・更年期・ストレス・自律神経の乱れなど医学的にも改善が難しい症状
あん摩マッサージ指圧院
あん摩マッサージ指圧師という国家資格を持つ治療院です。病名を付けることはできませんし、お薬の処方や注射などを使用することはできません。国家資格を有するため、医師の指示があれば健康保険を使用しての施術が可能です。
東洋医学の考えに基づき、手技のみで、揉む・なでる・さする・押すなどの方法で血流を改善し、身体の痛みやコリを取りのぞきます。
訪問介護の現場や、病院や治療院などで医師の指示の元マッサージを行うことが多いです。
- 筋麻痺・関節拘縮・筋委縮などの症状で、医師の同意書があるもの(健康保険適応)
- 慢性的な腰痛や肩こり、膝や肘の痛みなど(自費)
- コリや疲れなどの疲労回復目的(自費)
- 運動のパフォーマンスを上げたい(自費)
- 整形外科では特に異常が見当たらないと診断された痛み(自費)
- 薬や注射に頼らずに何とかしたい症状(自費)
- 交通事故によるケガで医師の同意書を得たもの(自賠責対応)
- 仕事中のケガで医師の同意書を得たもの(労災扱い)
こんな時は、「あん摩マッサージ指圧院」を選択して!
- 揉んだり押したりされる施術が好きな方
- 慢性的なコリや痛みがある方
- 揉んだり押したりされるのが好きな方
整体院
上記のどれにも当てはまらないのが整体院です。整体院を経営している人や、整体師を名乗る人の中に上記いずれかの資格を持っている人もいますが、国家資格がなくてもできるのが整体院です。国家資格ではない、整体師やカイロプロテクターなどの民間資格がありますが、健康保険を使用しての施術を行うことはできません。
整体院を始めるにあたっては、明確な決まりやルールがあるわけではないので、整体師によって考え方や技術、方法は様々であり、知識や技術に大きな差があるのが整体院です。
こんな時は「整体院」を選択して!
- スポーツのパフォーマンスを上げたい方
- 身体の歪みを改善したい方
- 慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている方
- コリや疲れの疲労回復に
- 色々な施術方法に興味がある方
マッサージ店
マッサージ店も整体院同様、特に必要な資格はありません。チェーン店で展開しているところも多く、技術は社内研修によって整える店舗が多いです。
整体院とマッサージ店の大きな違いは、整体院は骨格や歪みを整え身体の不調を根本から改善させることが目的で行うのに対し、マッサージ店はリラクゼーション(癒しやもみほぐし)を目的に行われることが多いです。痛みなどの症状を改善する目的では行っていないところがほとんどです。
こんな時は「マッサージ店」を選択して!
- 疲れやコリなどを解消したい方
- 特に不調があるわけではなくリラクゼーションが目的の方
まとめ
レントゲンなどの画像検査を行ったり、公的書類のための診断書が必要な場合は整形外科のみの対応になります。
その他は、症状や状態に合わせて自分に合ったところに行くのが望ましいです。
しかし、、経験や技術は人により様々であるため、ひとくくりに「整骨院はダメだった」「整体が良い」ということはありません。残念んあがらこればかりは行ってみないと善し悪しは分かりません。自分に合った施術所を見つけられると良いですね!
