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ばね指の原因と治療法について

公開日:2021/10/25 | 最終更新日:2021/11/08 | カテゴリー: 手・肘の痛み

日常生活で以下のことでお困りではありませんか?

・曲げた指を戻そうと力を入れるとカクンと跳ねる
・朝だけ指や手が動かしづらい
・指が曲がったまま元に戻らない
・指の曲げ伸ばしが滑らかでない
・指を曲げ伸ばしする際、引っ掛かりがある
・手のひらの指の付け根を押した時痛みや腫れ、熱感があ

1つでも当てはまる症状があれば、それは『ばね指』かもしれません。

この記事では、ばね指の原因や治療法、自分でできる対策について解説していきます。

ばね指とは

ばね指とは、指に起こる腱鞘炎(けんしょうえん)です。指がばねのようにカクンと跳ねることからこう呼ばれ、『弾発指』とも言われています。

手の使い過ぎにより、指の腱鞘(腱が通るためのトンネルのようなもの)が腫れて厚くなり、中を通る腱が擦れて炎症し痛みを感じます。

腫れた腱の一部が肥大し、腱鞘を通過する際引っ掛かかってしまうことで、指が曲げにくい、指が戻らない、カクンとばねが跳ねたようになる、といった現象が起こるようになります。

また、「朝だけ動かしにくい」といった現象があります。理由としては、寝ている間は指を動かさないので筋肉が硬くなりむくみが起き、腱の肥大が大きくなるためと考えられます。日中は手や指を使ううちにむくみが取れ、動きやすくなってきます。

ばね指は、骨には特に異常がないため、レントゲン検査では診断できません。

そのため、指を動かす際の痛みや手の熱感、腫脹などを見つつ、指の引っ掛かりの有無を診断の基準とします。

ばね指になる原因

ばね指は、指の使い過ぎにより指への負荷が大きいために起こります。また、ホルモンバランスの変化がする更年期の女性や、産前産後の女性などが発症するケースが多いです。

指の使い過ぎ

仕事や日常生活においてパソコンやスマホの操作などが多く、指の使用頻度が高いと指の腱や腱鞘に負荷がかかり炎症が起こりやすくなります。

次のような人は『ばね指』のリスクが高いです。

・パソコンのキーボード操作やマウスをよく使う
・スマホを頻繁に使う
・ゴルフなど指をよく使うスポーツ
・雑巾を絞る作業など指を使うことが多い
・裁縫など細かい作業を長時間行う

ホルモンバランスの変化

ばね指は女性に多く、特に更年期の女性や、産前産後の女性に多くみられます。

これは妊娠や加齢が原因でホルモンバランスが崩れ、指を動かす際使われる腱や腱鞘が硬くなり傷つきやすいためです。

また、糖尿病、リウマチ、透析患者といった疾患を持っている方にも多く発症します。

ばね指は自然に治るのか?

ばね指の症状を放置しておくこと、さらに関節が曲がりにくくなったり指を完全に握りこめなくなってしまう恐れがあります。

ばね指は指の使い過ぎが原因で起こるものなので、放置していると悪くなるばかりです。安静にすることで痛みが多少引くことがあっても原因が治っているわけではないことを覚えておきましょう。

また、「朝だけ動かしづらいけどそのうち治る」「指が曲がったままだけど痛くないから大丈夫」と考えている人は危険です。安易に考えて放置しているうちに腱鞘炎の症状は進行していきます。

指を曲げる際に痛みや曲がりにくさを感じたら、早めに整形外科や整骨院を訪れ早めに対策しましょう。

ばね指の治療法(整形外科)

整形外科で行われるばね指の治療にはいくつかの種類があります。

①保存療法
②運動療法

③投薬
④手術療法

主に、①→②→③→④の順番で治療を検討していきます。症状が軽度であれば①の保存療法のみで良くなりますが、①~③を行っても症状に改善がみられない場合には④の手術を検討することになります。

①保存療法

安静にすることで炎症を抑え症状の緩和を目指します。日常生活において意識的に手を使わないことは難しいため、テーピングやバンドを使って簡易的に固定することもあります。

②運動療法

使い過ぎによって硬くなった手や指を伸ばし血液の流れを改善し、腱の動きがスムーズになるようなストレッチを行います。

ばね指は、握りっぱなしや握ったまま作業するなど、偏った形での指の使い過ぎが原因となるため、伸ばしたり広げたり手指全体の筋肉や関節をまんべんなく動かします。

③投薬

多くの場合整形外科では症状の早期改善をはかるために注射を行います。

注射を打つ場所は手のひら側の痛い指の付け根です。

6~7割の方が注射から1週間以内に痛みが半減します。注射の効果は3~4か月ほどです。

④手術療法

注射を3~4回行っても症状が改善されない場合は手術を検討します。

局所麻酔を使い、手のひら側の指の付け根を1cmほど切開し腱鞘を開きます。手術には30分~1時間程度かかり入院の必要はありません。翌日から軽く動かす程度に指を使うことは出来ますが、負荷が大きければ腫れます。抜糸まで1週間ほどは水に濡らすことは出来ません。

注射や手術のリスクは?

注射

ばね指の治療で行われる注射は、麻酔を混ぜ、炎症を抑制する効果がある『ステロイド注射』です。

このステロイド注射では、1年以内に50%の人に痛みの再発がみられます。頻繁に注射を行うと屈筋腱が切れてしまう事があるため注意が必要です。次の注射までは3~4か月開ける必要があります。

手術

注射を3~4回繰り返しても痛みが十分に取れない、または痛みが再発してしまう場合に手術をすすめられます。

切開を伴うため、感染症の危険が無いとは言えません。また、切開する際、神経を傷つけてしまい神経障害が出ないとも言い切れません。

術後の回復は人によりますが、長い間症状を放置していた方や、ステロイド注射を何度も受けている方は腱鞘の癒着や拘縮が強いため術後の回復が遅い傾向にあります。

手術を行っても症状が良くならないケースもあります。

・手術による切開の大きさが足りない場合
・切ってはいけない腱鞘まで切ってしまった場合
・『腱』自体が変形してしまっている場合

手術の内容は複雑ではありませんが、手はミリ単位で重要な構造が密集しているため、少しのミスが大きな合併症を引き起こすこともあります。手術は手の構造を熟知した専門医や、ばね指の治療経験が豊富な整形外科医を頼り、相談をしてみると良いでしょう。

手術は確実に症状を取るために有効ですが、手術後期待していたほど指が動かなかったり、逆に悪くなったと感じるケースもあるようです。合併症や術後の症状などよく理解して検討しましょう。

 

※注射や手術を行っても手の使い方や動かし方を改善しなければ、腱鞘炎になるリスクが残ったままの状態であることを覚えておきましょう。

自分でできる対策

初期のうちは軽い痛みや違和感を感じたら安静にすることで回復する場合が多いでしょう。

なるべく指を使わないことが大切です。その他、痛みのない範囲で指を伸ばすようなストレッチを行ったり、指を温めることが効果的です。

また、肘の負担が大きく指に症状が表れている場合もあるため、腕全体を安静にするよう心掛けましょう。

温めるか冷やすか

痛みがある場合、温める方がいいのか、冷やした方がいいのか、どちらがいいかよく聞かれます。

・ジンジンと激しい痛みを感じる場合は冷やす
・なんとなくいつも痛い場合は温める

以上のことを皆様に伝えています。

激しい痛みの時は患部の炎症が強いときですので炎症を和らげるために冷やした方が良いです。反対にいつも痛い、なんとなく重だるい場合は血行を良くすることで症状の緩和につながります。どちらにしても自分が「楽だ」と感じる方が良いです。

冷す場合は氷のうが良いですが、ビニール袋に氷を入れたものでもかまいません。直接肌に当てると低温やけどを起こすこともあるのでタオルに巻いて当てましょう。冷やし過ぎを防ぐために時間は20分程度にとどめましょう。

ばね指ストレッチ

指反らし

1)肘を伸ばして右腕を前に突き出し、手のひらを上に向けます

2)左の手で、右手をつかみ手のひらを反らすように伸ばします

3)息を止めないよう意識し、ゆっくり30秒キープ

※反対側も同じように行います。

グーパー運動

1)手のひらを思いっきり開き3秒キープ

2)ギュッと握って3秒キープ

※10回繰り返します。

関節押し

1)痛い方の手を胸の前に出します。この時、手首と指の関節が水平になることがポイント

2)反対の手で痛い指の第2関節を掴みます

3)2の手で、水平をキープしたまま第1関節を入れるイメージで手首の方に押します(10秒×3回)

※関節が曲がったり、捻ったりせず真っすぐ押すことがポイント

 

硬くなってしまった腱の緊張が緩和されることで動きもスムーズになります。仕事や家事で指に疲労やこわばりを感じたときは、指を伸ばすストレッチを行い指が硬くならないように努めましょう。

当院での治し方

まずは状態を把握し、原因となっている動きや患部を探り、どのようにアプローチするかを患者さまと一緒に検討していきます。

ばね指は日常生活での手指の使い方や負担が原因となっているので症状の改善とともに、ストレッチや動かし方を一緒に覚えていくことが重要となります。

電気療法

痛みが強い場合は手技で刺激を与えるとかえって炎症が強くなることも考えられるため、電気療法で痛みの緩和をはかります。

手技療法

痛みが落ち着いてきたらまず前腕から肩にかけて硬くなった筋肉をほぐしていきます。ばね指になるほとんどの人が肩から腕にかけて酷使していることが多く、腕全体の筋肉が硬い傾向があります。

腕や手の甲、肘や肩の筋肉をほぐし関節がスムーズに動くようすることで、腱の動きもスムーズになります。

この時、関節や骨格に歪みがみられる場合は一緒に調整していきます。

テーピング

安静をはかるために手指の負担を減らすよう、テーピングを行います。

運動療法

運動やストレッチは効果が出るまで時間がかかりますが、自分でできる最大の対策です。

痛くなる動きやその対処法を知っていただくことで再発予防につながります。

当院ではお一人お一人の症状や生活に合わせた運動を提案し、症状の緩和や再発予防を目指していただきます。

まとめ

ばね指の症状は自然に治ることは少なく、日常的に行われる繰り返しの動作があるうちは症状の改善は難しいかもしれません。

症状を早期に回復させるには、整形外科に行って注射や手術を行うことが良さそうです。

しかし、日常的な動作を見直して、手指の使い方から改善しなければ再発のリスクが残ったままになります。そこで、気長に運動やストレッチを行うことで注射や手術なしに回復することが可能です。

整骨院ではお薬や手術に頼ることなく症状の改善に努めます。注射や手術はいやだな~と感じる方は1度整骨院へご相談ください。