
- 1 背中の痛みが左側・右側・真ん中に出る原因とは?内臓との関係や病院へ行く目安
- 1.1 背中が痛くなる原因
- 1.2 背中の左側が痛い原因
- 1.3 背中の左側の痛みは内臓が原因?
- 1.4 左の背中を押すと痛い場合
- 1.5 背中の右側が痛い原因
- 1.6 背中の真ん中が痛い原因
- 1.7 背中の真ん中が急に痛くなった場合
- 1.8 背中を押すと痛い場合
- 1.9 深呼吸すると背中が痛い場合
- 1.10 背中の痛みと姿勢の関係
- 1.11 ストレスで背中が痛くなることはある?
- 1.12 背中が痛いときのストレッチ
- 1.13 背中が痛いときは温める?冷やす?
- 1.14 背中の痛みで病院へ行った方がいい症状
- 1.15 背中が痛いときは何科?
- 1.16 鍼灸整骨院かまたきで行う背中の痛みへの施術
- 1.17 まとめ
- 1.18 FAQ
背中の痛みが左側・右側・真ん中に出る原因とは?内臓との関係や病院へ行く目安
「背中の左側だけ痛い」「背中の真ん中がズキズキする」「右側の背中が急に痛くなった」といった症状はありませんか?
背中の痛みは、筋肉や背骨など運動器の問題だけでなく、心臓・血管・肺・腎臓・胆のうなどの病気に伴って現れる場合があります。そのため、「背中が痛い=姿勢や筋肉が原因」と決めつけないことが重要です。
特に、突然強い痛みが出た、胸の痛みや息苦しさを伴う、発熱している、血尿が出る、手足のしびれや力の入りにくさがあるなどの場合には、セルフケアを続けるより医療機関で原因を確認する必要があります。
この記事では、背中の左側・右側・真ん中が痛い場合に考えられる原因、内臓との関係、突然痛くなったときの注意点、病院へ行く目安について解説します。
背中が痛くなる原因
背中の痛みにはさまざまな原因があります。首から背中にかけての筋肉への負担、背骨や肋骨周辺の問題などで痛むこともあれば、内臓や血管など背中以外の場所に原因があって背中に痛みを感じることもあります。
日本整形外科学会でも、腰背部に感じる痛みには脊椎そのものだけでなく、血管、泌尿器、消化器などの病気が原因となる場合があると説明しています。
そのため、痛む場所だけで病気を特定することはできません。「左だから心臓」「右だから内臓」「真ん中だから背骨」と単純に判断せず、痛み方や身体を動かしたときの変化、ほかにどのような症状が出ているかを確認することが大切です。
背中の左側が痛い原因
背中の左側だけが痛む場合でも、筋肉や背骨、肋骨周辺などが原因になっていることがあります。長時間同じ姿勢で作業した後、身体をひねった後、運動後などに痛みが出て、身体の動きによって痛みが変化する場合には、筋肉や関節などが関係している可能性があります。
一方で、背中の左側の痛みは内臓や血管などの病気に伴って現れることもあります。そのため、「左側の背中が痛いから筋肉痛だろう」と痛む場所だけで判断することはできません。
特に胸の圧迫感や胸痛、息苦しさ、冷や汗などを伴う場合には、心臓や血管などの病気も考える必要があります。突然の強い痛みや普段とは明らかに違う症状がある場合には、マッサージやストレッチで様子を見ず医療機関へ相談してください。
背中の左側の痛みは内臓が原因?
「背中の左側が痛いと内臓が悪いのでは?」と心配になる方もいると思います。
背中の左側には筋肉や肋骨、背骨などがあるため、身体を動かしたときの負担によって痛みが出ることがあります。一方、背中とは別の場所に原因があって、背中に痛みを感じることもあります。
たとえば心臓や血管の病気のほか、腎臓・尿路、消化器などの病気によって背中や脇腹周辺に痛みを感じる場合があります。ただし、痛みの場所だけを見て「この内臓が原因」と判断することはできません。
発熱、吐き気・嘔吐、血尿や排尿時の異常、強い腹痛、胸痛、息苦しさ、冷や汗などを伴っている場合には、筋肉の痛みと自己判断せず医療機関で原因を確認してください。
左の背中を押すと痛い場合
左側の背中を押したときに特定の場所が痛む場合には、背中の筋肉や肋骨周辺などが関係していることがあります。長時間同じ姿勢を続けた後や運動後などに、押した場所に一致して痛みを感じることもあります。
ただし、「押すと痛いから内臓ではない」「押して痛いから必ず筋肉」と判断することはできません。痛みが強くなっている、何もしていなくても痛い、発熱や胸痛、息苦しさなど別の症状を伴っている場合には医療機関へ相談してください。
背中の右側が痛い原因
背中の右側が痛む場合も、筋肉、背骨、肋骨周辺などが原因になることがあります。右側だけへ負担がかかる作業や運動をした後など、身体を動かしたときに痛みが変化する場合には運動器が関係している可能性があります。
一方、右側の背中から脇腹にかけての痛みでは、胆のうや腎臓・尿路などの病気が関係する場合もあります。日本整形外科学会も、腰背部の痛みの原因として尿路結石などの泌尿器疾患や胆のう炎などの消化器疾患を挙げています。
発熱、吐き気・嘔吐、血尿、排尿時の異常、腹部の強い痛みなどを伴っている場合には、背中の筋肉だけの問題と考えず医療機関へ相談してください。
背中の真ん中が痛い原因
背中の真ん中には胸椎と呼ばれる背骨があり、その周囲には多くの筋肉があります。そのため、長時間同じ姿勢で作業した後や身体を動かした後などに、背中の中央付近に張りや痛みを感じることがあります。
ただし、背中の真ん中が痛いからといって、必ず「猫背で筋肉が硬くなったこと」が原因とは限りません。
胸椎そのものに病気が起こることもあります。たとえば胸椎椎間板ヘルニアでは、背中の痛みだけでなく、下肢のしびれや脱力、歩きにくさなどが現れることがあります。症状が進行すると排尿・排便に関係する障害が現れることもあります。
また、骨粗しょう症によって骨が弱くなっている場合には、比較的小さな外力でも背骨の圧迫骨折が起こることがあります。転倒後から痛みが続いている場合や、高齢者で突然背中が痛くなった場合には注意が必要です。
背中の真ん中が急に痛くなった場合
急に痛くなったからといって必ず重大な病気というわけではなく、身体をひねった、重い物を持ったなどの動作をきっかけに筋肉や関節周辺を痛める場合もあります。
ただし、突然、経験したことのないような強い背中の痛みが出た場合は注意が必要です。
大動脈解離などの血管疾患では、突然の胸や背中の強い痛みが現れることがあります。突然の激しい背中の痛みに、胸痛、息苦しさ、冷や汗、意識の異常などが伴う場合には、自分でストレッチやマッサージをして様子を見ず、救急要請を含め速やかな対応を検討してください。
背中を押すと痛い場合
背中を押したときに特定の場所が痛む場合、筋肉や肋骨周辺などが関係していることがあります。長時間同じ姿勢を続けた後や運動後などでは、背中の筋肉に張りや圧痛を感じることがあります。
ただし、「押して痛い=必ず筋肉」と判断することはできません。外傷後から強く痛む、痛みが悪化している、安静にしていても強く痛む、発熱などほかの症状を伴う場合には医療機関で確認してください。
深呼吸すると背中が痛い場合
深呼吸したときに背中が痛む場合には、肋骨やその周囲の筋肉などが呼吸に伴って動くことで痛みが出ることがあります。
一方、呼吸によって悪化する胸や背中の痛みには、肺や胸膜などの病気が関係する場合もあります。特に息苦しさ、胸痛、発熱などを伴っている場合には、単なる「肋間神経痛」と自己判断しないようにしてください。
深呼吸すると痛むという症状だけで、肋間神経痛かどうかを判断することはできません。
背中の痛みと姿勢の関係
パソコン作業などで長時間同じ姿勢を続けることは、首・肩・背中周辺の筋肉へ負担をかける要因の一つです。前かがみの姿勢や長時間同じ姿勢を続けた後に、肩から背中にかけて張りや痛みを感じる方もいます。
ただし、「猫背だから背中が痛い」と姿勢だけで原因を決めることはできません。また、一つの「正しい姿勢」を長時間維持し続ける必要もありません。
デスクワークでは、ときどき立ち上がる、身体を軽く動かすなど、同じ姿勢を長時間続けないことを意識しましょう。
ストレスで背中が痛くなることはある?
精神的なストレスが身体の痛みに関係することはあります。痛みが長期間続いている場合には、身体的な問題だけでなく、睡眠、ストレス、活動量など複数の要因が痛みの感じ方に影響していることがあります。
ただし、「病院で異常がない=自律神経の乱れ」と判断することはできません。また、「交感神経が優位だから背中の筋肉が硬くなった」と単純に原因を決めることも適切ではありません。
背中の痛みが長く続いている場合には、一つの原因だけに絞らず身体の状態や生活状況を含めて考えることが大切です。
背中が痛いときのストレッチ
長時間同じ姿勢を続けた後に背中が張る程度で、強い痛みやほかの症状がない場合には、無理のない範囲で身体を動かしてみてもよいでしょう。
たとえば椅子に座って両腕を前へ伸ばし、背中を軽く丸めて肩甲骨の間を広げます。また、両手を胸の前で組み、身体を左右へゆっくりひねる方法などもあります。
重要なのは「痛いところを無理に伸ばす」ことではありません。動かすと痛みが強くなる場合、突然強い痛みが出た場合、外傷後、発熱や息苦しさなどを伴う場合にはストレッチを中止してください。
背中が痛いときは温める?冷やす?
「慢性なら温める、急性なら冷やす」と必ず分けられるわけではありません。
筋肉の張りなどで温めると楽になる場合には、入浴など心地よい範囲で温めても構いません。反対に、運動や外傷後などで冷やすと楽に感じる場合には、保冷剤などを直接皮膚へ当てず、タオルなどで包んで短時間使用します。
温冷療法は痛みを一時的に和らげる目的で利用するものであり、背中の痛みの原因そのものを診断したり治療したりするものではありません。
背中の痛みで病院へ行った方がいい症状
背中の痛みだけで重大な病気かどうかを判断することはできませんが、次のような症状がある場合には注意が必要です。
突然の激しい背中の痛み、胸痛や胸の圧迫感、息苦しさ、冷や汗、意識の異常、発熱、血尿や排尿時の異常、強い腹痛や吐き気・嘔吐、転倒や事故後の強い痛み、手足のしびれや筋力低下、歩きにくさ、排尿・排便の異常などがある場合には、医療機関へ相談してください。
特に突然の強い胸・背中の痛みや呼吸困難などでは、心臓や大動脈など緊急性の高い病気も考える必要があります。
背中が痛いときは何科?
身体を動かしたときに背中が痛む、背骨や筋肉の問題が疑われる、外傷後から痛むといった場合には整形外科が選択肢になります。
一方、胸痛や息苦しさなど循環器・呼吸器系の症状、発熱や血尿など泌尿器系の症状、腹痛・吐き気など消化器系の症状を伴う場合には、それぞれの症状に応じた診療科での評価が必要です。
どの診療科へ行けばよいか判断できないほど症状が強い場合や、突然の激痛など緊急性が疑われる場合には、診療科選びに時間をかけず救急受診を検討してください。
鍼灸整骨院かまたきで行う背中の痛みへの施術
背中の痛みがある場合、最初から「筋肉が硬くなっていることが原因」と決めつけることはありません。痛む場所、いつから痛いのか、身体を動かすと変化するのか、しびれや発熱などほかの症状がないかを確認します。
突然の激痛、胸痛、息苦しさ、発熱、血尿、神経症状などがある場合には、整体や鍼灸より医療機関での検査を優先します。
医療機関で緊急性の高い病気などが否定され、筋肉の緊張や身体の動かしにくさなどが関係していると考えられる場合には、状態に応じて整体や鍼灸、身体の動かし方などを検討します。
鍼灸や整体で心臓・肺・腎臓・胆のうなどの病気を治療することはできません。症状と身体の状態を確認し、当院で対応できる状態かどうかを判断することを大切にしています。
まとめ
背中の痛みは、左側・右側・真ん中など痛む場所によって考えられる原因に違いがありますが、痛む場所だけで原因を特定することはできません。
筋肉や背骨など運動器の問題で起こることもあれば、心臓・血管・肺・腎臓・消化器など背中以外の病気に伴って痛みが現れることもあります。
特に背中の左側の痛みでは「内臓が原因では?」と心配になる方もいますが、左側だから心臓や内臓、真ん中だから姿勢と単純に判断することはできません。
長時間同じ姿勢を続けた後の軽い張りなどであれば身体を動かすことで楽になることもあります。一方、突然の激しい痛み、胸痛、息苦しさ、発熱、血尿、手足のしびれや筋力低下などを伴う場合には、自己流のストレッチやマッサージを続けず医療機関へ相談してください。
FAQ
背中の左側が痛い原因は何ですか?
筋肉や背骨、肋骨周辺などが原因になる場合がありますが、心臓や血管、腎臓・尿路など背中以外の病気に伴って痛みが現れることもあります。胸の圧迫感や息苦しさ、発熱、血尿などほかの症状を伴う場合には医療機関へ相談してください。
背中の左側が痛いのは内臓が原因ですか?
内臓などの病気によって背中の左側に痛みを感じることはありますが、筋肉や背骨、肋骨周辺などが原因の場合もあります。痛む場所だけでは判断できないため、痛み方やほかの症状を確認することが重要です。
左の背中を押すと痛い場合は筋肉が原因ですか?
筋肉や肋骨周辺などが関係している場合がありますが、「押すと痛いから必ず筋肉」と判断することはできません。強い痛みが続く場合や、発熱・胸痛・息苦しさなどを伴う場合には医療機関へ相談してください。
背中の真ん中が痛い原因は何ですか?
筋肉への負担などで痛むことがありますが、胸椎の病気や椎体骨折などが関係する場合もあります。痛みが強い、長く続く、足のしびれ・筋力低下などを伴う場合には医療機関で原因を確認してください。
背中の右側が痛い原因は何ですか?
筋肉や背骨などの問題のほか、胆のうや腎臓・尿路などの病気に伴って右側の背中が痛む場合があります。発熱、吐き気、血尿、腹痛などを伴う場合には医療機関へ相談してください。
背中の真ん中が急に痛くなった場合は危険ですか?
筋肉や関節周辺を痛めた場合もありますが、突然経験したことのない激しい背中の痛みには大動脈などの病気が関係することがあります。胸痛、息苦しさ、冷や汗、意識の異常などを伴う場合には救急要請を検討してください。
深呼吸すると背中が痛いのは肋間神経痛ですか?
深呼吸で痛みが出るだけでは肋間神経痛と判断できません。肋骨周辺の筋肉などが関係することもあれば、肺や胸膜などの病気で呼吸時に痛む場合もあります。
背中の痛みはストレスでも起こりますか?
ストレスなど心理的要因が身体の痛みに関係することはあります。ただし、背中が痛い原因をすべて「自律神経の乱れ」と判断することはできません。
背中が痛いときは温めた方がいいですか?
筋肉の張りなどで温めると楽になる場合はありますが、「慢性なら必ず温める、急性なら必ず冷やす」と決めることはできません。強い痛みや原因不明の痛みでは、温冷療法だけで様子を見続けないことが大切です。
背中が痛い場合は何科を受診すればいいですか?
筋肉や背骨などが疑われる場合は整形外科が選択肢です。胸痛・息苦しさ、発熱・血尿、腹痛・吐き気などを伴う場合には症状に応じた診療科での評価が必要です。突然の激痛など緊急性が疑われる場合には救急受診を検討してください。

