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顎関節症の原因と症状、マウスピースを使わない治し方

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顎関節症は、口を開けようとすると、顎関節や周辺の筋肉が痛んだり、音が鳴ったり、口を大きく開けることができない、または開けずらい、外れてしまうといった顎の病気です。

男性に比べ女性の発症率が2~4倍と高く、特に20~30代女性と50歳前後の更年期の女性に多くみられます。

ここでは顎関節症の知識と、整骨院での施術について解説していきます。

顎関節症の症状

  • 口を大きく開けようとすると顎が痛い
  • 口が開きにくい・左右に動かしにくい
  • 口を開け閉めするときカックン・コッキンのような音が鳴る
  • しばしば顎が外れる
  • 顎周辺やこめかみが痛い

このような症状が一つでもあれば顎関節症が疑われます。

顎の関節が不安定で思い通りに動かせないため、食事をの時もおしゃべりをする時も顎に違和感や不快感を感じます。

症状は人によってさまざまですが、顎の不快感ばかりでなく、肩こりや頭痛、手指のしびれ、耳が痛い、または耳が詰まった感じがする、めまい、耳鳴り、鼻づまりなどの症状を引き起こすことがあります。

症状が進行すると、顎の機能破壊に繋がるケースもあるため違和感を感じたら早めに対処するようにしましょう。

顎関節症の原因

顎関節症のはっきりとした原因はわかっていません。

多くの場合、日常生活の中にさまざまなリスクや要因がひそんでいます。

日常生活におけるリスクは、姿勢が悪い、噛み合わせが悪い、左右どちらか一方のみで噛む癖がある、歯ぎしりをするなど顎に直接負担がかかる習慣のほか、悩みや心配事などの精神的ストレスが原因となります。

精神的ストレス

精神的ストレスは多くの病気の原因となります。

精神的ストレがかかることで自律神経が乱れ常に交感神経が優位になるため筋肉が硬くなります。筋肉が硬い時間が長時間続くと血流が悪くなり筋肉に疲労物質が溜まります。この疲労物質が痛みの元となる物質です。

顎の筋肉が硬くなって疲労物質が溜まった状態で顎関節を動かすと、炎症が起こり痛みや違和感などの症状が起こります。

顎関節症は女性に多い!

一般的に女性の方が顎関節症を発症しやすいです。

その理由は、女性は男性に比べ骨格が華奢で筋肉が細くて弱いため、筋肉のトラブルが起こりやすいからです。

また、女性は男性よりストレスや痛みに敏感な一方、痛みに強くを我慢する傾向があるため症状を訴えるときには状態がかなり悪化しているというケースは多いです。

顎関節症の自宅で出来るセルフケア

症状が軽度の人はまずはセルフケアを行ってみましょう。

まずは顎関節症のことをよく知って、症状を進行させるような行動を控えることが大切です。

顎関節症の人が日常的に気を付けることは以下のことです。

  • 背筋を正しくする。特に首から頭にかけて真っすぐにする
  • なるべく硬い物を噛まない
  • 急に大きく口を開けない(あくびの時は下顎に手を添えるなど)
  • 食事の際は左右の顎をバランスよく使って噛む など

違和感を感じた場合はすぐに病院を受診することが理想ですが、どうしてもすぐ病院に行く時間がないの対処法を紹介します。

痛みがある時

痛いときは氷のうなどで患部をしっかりと冷やします。

薬局などで売っている冷えピタや熱さまシートのような商品はあまりお勧めしません。これらは貼った瞬間はひんやりと冷たく感じるかもしれませんが、シートの原理的に筋肉をしっかりと冷やして炎症を広げないようにするほどの効果はありません。例えるなら患部をうちわであおぐ程度の効果です。

痛みがある場所は筋肉の炎症が起きているため、これ以上炎症が広がらないように氷のうが無い場合は氷などを使ってしっかり冷やしましょう。

口が開けづらいとき

下顎に手を当ててゆっくり開けるようにしましょう。

真っすぐに開けると痛みを感じる場合は左右に少しズラすことで開けやすくなることがあります。

歯科治療や急なあくびの際に覚えておくと良いです。

日常的に口が開きにくく苦労している場合は、蒸しタオルなどで顎周辺の筋肉をを温めましょう。顎の筋肉の緊張がほぐれることで口が開きやすくなることがあります。

その他、顎のストレッチを行うのも良いです。

運動やストレッチ

  1. こめかみ周辺のマッサージ⇒耳の穴の前・耳の上・耳の後ろを円を描くように優しく揉む
  2. 首筋のマッサージ⇒耳の下を真下に下がっていき鎖骨の方まで優しくほぐしていく
  3. 首のストレッチ⇒首回しや首のストレッチ。首の筋肉をしっかり伸ばす
  4. 食いしばり体操⇒口を『い』の字にして上下の奥歯を5秒ほど均等に力を入れてくいしばる
  5. 開口訓練⇒ゆっくり口を大きく開ける・閉じるをする
※筋トレやストレッチの注意点※

①~③のマッサージやストレッチは早く治したい一心で、一気にやり過ぎると顎に余計な負担がかかるので逆効果です。適度な量、適度な強さで継続して行うことが理想です。

④食いしばり体操は、上下の歯を適度な力で食いしばることで顎関節に潤滑油が流れ、顎関節の動きをスムーズにしてくれます。

⑤開口体操は、開きずらい口を開け閉めすることで、顎に必要な筋肉を鍛えると同時に硬くなっている顎の筋肉を適度に伸ばすことができます。開口体操の際は鏡を見ながら顎が真っ直ぐに開閉できているかをチェックしながら行うと良いです。

鍼灸整骨院かまたきで行う顎関節症の施術

手技

顎の筋肉とその周辺の筋肉をよくほぐす。顎に関連する首の筋肉や、首を支えている肩の筋肉をほぐすことで顎の筋肉がほぐれやすいです。

電気

顎を動かす筋肉に電気を使うことで手技では届かない筋肉の深層を刺激することができます。痛みが強い時や鍼の刺激が苦手な方にお勧めです。人間の身体の中に通っている電気と同じ電気を流すことで血流が良くなり筋肉の働きも上がります。

筋肉のより深い場所を刺激することができます。鍼特有の刺激により、自律神経活動を変化させ、身体のさまざまな部分に有効な効果をもたらします。

・血管が拡張する
・痛みを抑えるホルモンが放出される
・臓器の働きが上がる

以上のような鍼の効果により顎やその周辺の筋肉や関節の働きを改善していきます。

まとめ

顎関節症の原因はさまざま考えられます。

噛み合わせ、精神的ストレス、歯ぎしり、不良姿勢などなど。どれもこれも原因として当てはまるような当てはまらないようなものばかりです。こういったはっきりした原因が分からない多くの症状は『筋肉の硬さと血流の悪さ』が原因であることがほとんどです。

「たかが顎の痛みくらい」と思って顎関節症を軽く見ていると、いずれ食事もままならなくなり、さらに症状が進行すると全身症状として広がる恐れがあるため早期のうちに適切な処置を受けましょう。