股関節が痛い原因とは?足の付け根・歩くと痛い・あぐらができない症状別に解説

股関節が痛くて歩きにくい、立ち上がる時に痛い、あぐらができないなどの症状でお悩みではありませんか?

股関節は身体の中で最も大きな関節であり、体重を支えながら歩く・走る・しゃがむなどの日常動作を支えています。そのため負担が蓄積しやすく、筋肉の硬さや姿勢の崩れ、関節の変形などによって痛みが発生することがあります。

股関節の痛みを放置すると、可動域が狭くなり歩き方が変化し、腰痛や膝痛の原因になることもあります。

この記事では、股関節が痛くなる原因や症状別に考えられる疾患、自分でできる対処法について詳しく解説します。

股関節の役割

股関節は骨盤と太ももの骨(大腿骨)をつなぐ関節です。

身体を支えるだけでなく、歩く、走る、階段を上る、しゃがむ、ジャンプするなど様々な動作に関わっています。

また、衝撃を吸収するクッションの役割も担っているため、股関節の機能が低下すると身体全体のバランスが崩れてしまいます。

股関節が痛くなる原因

変形性股関節症

加齢や長年の負担によって関節軟骨がすり減り、炎症や変形が起こる状態です。

特に、歩き始めが痛い、足の付け根が痛い、可動域が狭くなったという症状が特徴です。

筋肉の硬さ

股関節周囲の筋肉が硬くなると関節の動きが制限されます。

特に、お尻の筋肉、腸腰筋、太ももの筋肉が硬くなると股関節に負担が集中します。

姿勢の崩れ

長時間のデスクワークやスマホ使用による姿勢不良は股関節痛の原因になります。

特に反り腰になると股関節前面への負担が増加します。

スポーツや使い過ぎ

ランニングやサッカー、野球などでは股関節に大きな負担がかかります。

繰り返し同じ動作を行うことで炎症が起こることがあります。

体重増加

体重が増えると股関節にかかる負荷も増加します。

体重が1kg増えるだけでも歩行時には数倍の負荷が股関節に加わると言われています。

リウマチや婦人科疾患

関節リウマチや婦人科疾患が原因で股関節周辺に痛みを感じることがあります。

安静にしていても痛みが続く場合は医療機関を受診しましょう。

股関節の痛む場所で考えられる原因

足の付け根が痛い

考えられる原因

  • 変形性股関節症
  • 腸腰筋の緊張
  • 関節唇損傷

歩く時や立ち上がる時に痛みが出やすいのが特徴です。

お尻側が痛い

考えられる原因

  • 梨状筋症候群
  • 中殿筋の緊張
  • 坐骨神経への刺激

長時間座っていると悪化しやすい傾向があります。

外側が痛い

考えられる原因

  • 大転子滑液包炎
  • 中殿筋炎
  • 股関節周囲の炎症

横向きで寝ると痛みが強くなることがあります。

股関節が痛いときに多い症状

歩くと痛い

股関節のクッション機能が低下している可能性があります。

あぐらができない

股関節の可動域低下や筋肉の硬さが考えられます。

靴下が履きにくい

股関節の曲がりが悪くなっている可能性があります。

階段がつらい

股関節周囲の筋力低下が関係していることがあります。

夜寝ていると痛い

炎症や関節の変形が進行している場合があります。

股関節痛セルフチェック

以下の項目に当てはまる数を確認してみましょう。

□ あぐらがかけない

□ 靴下を履きにくい

□ 歩幅が小さくなった

□ 長時間歩くと痛い

□ 片脚立ちが不安定

□ 階段の上り下りがつらい

□ 足の付け根が痛い

3つ以上当てはまる場合は股関節機能の低下が考えられます。

股関節痛を改善するセルフケア

腸腰筋ストレッチ

① 片膝立ちになります

② 骨盤を前に押し出します

③ 足の付け根が伸びる位置で20秒キープ

④ 左右3回行います

お尻ストレッチ

① 仰向けになります

② 片足を反対の膝に乗せます

③ 太ももを抱えて引き寄せます

④ 20秒キープします

⑤ 左右3回行います

内転筋ストレッチ

① 足を大きく開きます

② 横へ体重移動します

③ 内ももが伸びる位置で20秒キープします

④ 左右3回行います

股関節痛と反り腰の関係

股関節痛の方には反り腰が多くみられます。

反り腰になると重心が前方へ移動し、股関節前面への負担が増加します。

また、反り腰⇨骨盤前傾⇨腸腰筋の緊張⇨股関節への負担増加⇨股関節痛という流れで痛みが発生するケースも少なくありません。

股関節痛と骨盤の歪みの関係

骨盤が歪むと左右の股関節へかかる負荷が均等ではなくなります。

その結果、

  • 左だけ痛い
  • 右だけ痛い
  • 歩き方がおかしい

などの症状につながります。担が減り、痛みが和らぐことがあります。

鍼灸整骨院かまたきで行う股関節痛施術

当院では股関節だけでなく、

  • 骨盤
  • お尻の筋肉
  • 腸腰筋
  • 太ももの筋肉
  • 姿勢

を総合的に確認し原因を探します。

手技療法

筋肉の緊張を緩和し血流を改善します。

はりきゅう治療

深部の筋肉へアプローチし自然治癒力を高めます。

電気療法

痛みの軽減や組織修復の促進を目指します。

よくある質問

股関節が痛いときは何科に行けばいいですか?

まず整形外科が代表的な受診先です。変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、骨折など股関節そのものの問題がないか診察や画像検査で確認します。

歩き始めに足の付け根が痛いのはなぜですか?

変形性股関節症などでみられることがあります。日本整形外科学会では、変形性股関節症の初期に立ち上がりや歩き始めの脚の付け根に痛みを感じることがあるとしています。

靴下を履きにくくなったのは股関節が原因ですか?

股関節の可動域が低下すると、靴下を履く動作が難しくなることがあります。変形性股関節症でもみられる症状の一つです。

夜寝ていても股関節が痛い場合は注意が必要ですか?

夜間痛が続く場合には医療機関への相談をおすすめします。変形性股関節症が進行すると持続痛や夜間痛が現れることがあります。

急に股関節が痛くなった場合はどうすればいいですか?

外傷がなくても、比較的急に股関節痛や跛行が現れる大腿骨頭壊死症などがあります。強い痛みが急に出た場合には自己判断せず整形外科へ相談してください。

股関節が鳴るのは危険ですか?

音だけで痛みや動作制限がなければ、必ずしも重大な病気とは限りません。ただし、痛み、引っ掛かり、動かしにくさなどを伴う場合には医療機関への相談を検討してください。

股関節痛はストレッチで治りますか?

原因によって異なります。筋肉の緊張に対してストレッチが役立つ場合もありますが、変形性股関節症や骨折などが原因であればストレッチだけで治すことはできません。

骨盤の歪みを治せば股関節痛は治りますか?

股関節痛の原因を骨盤の歪みだけで説明することはできません。関節、筋肉・腱、腰からの神経症状など複数の要因を確認する必要があります。

股関節痛に鍼治療はできますか?

股関節周辺の筋緊張や痛みなどに補完的に行う場合はありますが、変形した股関節や壊死した骨を鍼で修復する治療ではありません。まず原因を確認することが重要です。

まとめ

股関節痛の原因は関節そのものだけではありません。

筋肉の硬さや姿勢、反り腰、骨盤の歪みなどが関係していることも多くあります。

痛みが続く場合は早めに対処し、原因を明確にすることが大切です。

鍼灸整骨院かまたきでは股関節だけでなく身体全体のバランスを確認しながら施術を行っています。

股関節の痛みでお困りの方はお気軽にご相談ください。