首の痛みについて

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ケガをするようなことをした覚えはないけれど首が痛い

ある日突然首が痛くて動かせなくなった

首が痛くて頭も痛い

首が痛くなる原因は大きく分けて『筋肉や関節からくる痛み』『神経からくる痛み』の2つがあります。

ここでは、原因がはっきりとしない首の痛みについて解説していきます。

首の構造と役割

首は頭と体をつなぐ重要な部分で、頚椎(けいつい)という骨が7つ積み重なってできています。頚椎は頭を支え、首がさまざまな方向に動くのを可能にしています。

また、首にはたくさんの筋肉や神経、血管が通っており、これらが協力して首の動きや体の機能を支えています。

首の痛みの原因

さて、首の痛みはさまざまですが、寝違えや頸椎ヘルニアなど原因がはっきりしているもの以外に、原因が分からない首の痛みに以下のような原因が考えられます。

スマホやパソコン使用による筋緊張

現代人に最も多く考えられる原因として、パソコンやスマートフォンの使用による首への負担が考えられます。

長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用は、不良姿勢を招き、それが原因で首の筋肉に負担をかけます。首の筋肉の緊張が長く続くことで筋肉が炎症し痛みを引き起こします。

不良姿勢による筋肉への負担

正しい姿勢とき、頭は身体の重心の真ん中に乗っかっているため筋疲労も最小限で済みます。

しかし、姿勢が悪いと首が前に出ていたり斜めに傾いていたりするため、その分首へかかる筋疲労が大きくなります。

不良姿勢の原因は、上記のスマホやパソコンの長時間使用以外にも、片足重心の立ち姿勢や椅子に座る時足を組む癖、バッグをいつも同じ方の肩に掛けて持つことや、頬杖をつく癖、日常的にハイヒールを履くことが多い・・・など様々あります。一見、首の痛みとは関係なさそううな癖が身体の歪みに繋がり、首の痛みを引き起こす場合もあります。

筋力不足による疲労

首は常に、上にある頭の重さと、下にぶら下がる腕の重さを支えなければなりません。

その上、上下左右に動かすための柔軟性も必要なので強くしなやかな筋肉でなければなりません。

女性は一般的に男性と比べ筋力が弱く、疲労しやすい特徴があります。

そのため、はっきりとした原因の分からない首や肩周辺の痛みは、男性に比べ女性に起こることが圧倒的に多いです。

ストレス

人間の身体に起こる不調で原因が分からないものの多くはストレスからくるものです。

心と身体は大きく密接しているので、心が弱いときは身体の不調となってあらわれます。

悩みや不安などの精神的ストレスを脳で感じると、自律神経の働きが高まり、交感神経(心拍を上げ身体の働きを活発にする神経)から筋肉を硬くする物質が放出されます。

ストレスによって副交感神経(血圧を下げ筋肉を弛緩させ身体を休息させる神経)の働きが弱くなり、交感神経の働く時間が長くなると、疲労回復が追い付かないため筋肉は硬くなり働きが悪くなります。働きの悪い筋肉を無理やり動かすことで筋肉が炎症し痛みが発生します。

症状と診断

首の痛みの症状はさまざまで、軽い違和感から強い痛みまで幅広くあります。

激しい頭痛やおう吐、身体のしびれや視力低下、なにもしなくても痛い、熱感がある、血圧が高いなど、その他の症状を伴うことがあれば重篤な病気が隠れている可能性があるのですぐに内科など医師のいる病院を受診してください。

動かすと痛い
・痛いというか重だるい
・コリを感じる
・痛かったり平気だったりする
・首肩が痛い
・何となく頭痛もある
・お風呂に入ったり温めたりすると楽になる
・揉んだり押したりすると楽になる
などなど

以上のような症状は整骨院で対応することが可能です。

鍼灸整骨院での首の痛みに対する施術

首の痛みの治療は、原因や症状の程度によって異なりますが、基本的には①ほぐす②整える③鍛える、この3つのポイントを中心に行います。

筋肉をほぐして柔軟性を上げる

凝り固まって働きが下がっている筋肉は、血液の流れが悪いため触ると冷たく感じます。

そして、硬く冷たい筋肉は働きが悪い(筋肉として十分な力を発揮することができない)ため、力を出したり支えたりすることで疲労を感じやすいです。

ですから、働きの良い筋肉にするために、血液の流れを良くして、柔らかく温かい筋肉になるよう施術していきます。

手技

まずは一般的には手技による施術で筋肉をほぐしていきます。

手技は、押したり揉んだりさすったり伸ばしたりすることです。

筋肉の硬さや関節のズレを、直接触ることで確認して筋肉をほぐしていく施術です。

血液の流れを良くするためには首だけをほぐしても変化は乏しいため、首のほかに、背中や肩、腕、腰など身体全体をほぐすことで全身の血液の流れを良くしていきます。

バランス調整

筋肉のコリや硬さには、関節のバランスも大きく関係しています。

普段何気なく立っている姿勢や座っている姿勢が実は良い姿勢でなかった場合、関節がズレる原因になります。関節が歪み身体の軸がアンバランスな状態だと、身体はバランスをとるために筋肉は無駄に疲労します。

例えば、平らな場所に立つ場合と、斜めの場所に立つ場合を想像してください。平らな場所は自然に立っていられるの対して、斜めの場所に立つ場合はしっかり踏ん張りつつ、全身でバランスを取る必要があります。

このように姿勢が悪いと常に筋肉は踏ん張ってバランスを取っている状態なのです。ですから身体のバランスを整えて筋肉の疲労が最も小さい状態に整えます。

鍼灸

原因がはっきりしない痛みがあるときおすすめなのは鍼治療です。

鍼は、手技では届かない筋肉の深部を刺激することができるため、より早く筋肉の硬さを取り除くことができます。

また、鍼の特徴として、鍼を刺すことで中枢神経からモルヒネのような物質が放出され、痛みを脳に伝える神経をブロックし、痛みを抑える効果もあります。

その他、適度な運動

筋肉の硬さがある程度柔らかくなってきたら、ストレッチや筋トレをすることで良い姿勢をキープする力を付けます。その他、日常的に簡単に行えるストレッチをすることで、筋肉の疲労を翌日に残さない習慣を身に付けることも大切です。

どのような筋トレを行うべきか、どのようなストレッチが有効かは身体の状態によって人それぞれ違ってくるので身体の状態を診ながら指導させていただきます。

まとめ

原因がはっきりしない首の痛みの多くは、不良姿勢による骨格の歪みや疲労の蓄積による血流の悪さから起きていると考えられます。

鎮痛薬を服用したり痛いところに湿布を貼ってその場で一時的に楽になっても、痛みが根本的に解消したとは言えません。

自分で揉んだり運動したりストレッチをするなど色々な努力をしているけれどなかなか首の痛みが解消しない方、そもそも毎日が大変過ぎて運動したり自分の身体をケアすることに時間を割けない方・・・など、一度鍼灸整骨院かまたきにご相談ください。

辛い方の痛みから抜け出すお手伝いをさせていただきます。

鍼灸整骨院かまたき