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肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)のセルフケアと予防法

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突然やってくるズッキーン!とした鋭い胸の痛み。

短時間で治まることもあれば、しばらく動けないほどの痛みに襲われるケースもあり、この痛みを経験したことがある人は何度も繰り返し同じような痛み症状にに襲われる言います。

その症状、もしかしたら『肋間神経痛』かもしれません。

今回は、突然やってくる肋間神経痛について、対処法と予防法も併せて解説していきます。

肋間神経痛とは

肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)とは、肋骨の周辺にある神経が何らかの理由により刺激されたことで生じる痛み症状です。

また、『肋間神経痛』という言葉は病名ではなく肋間周辺の神経が痛む症状の総称です。

ホルモンバランスが乱れがちになる50歳以上の女性に比較的多いと言われていますが、この症状はストレスも深く関係しているため、年代性別問わず誰しもが罹るリスクがあります。

10代~20代の若い世代の方でも、生活の変化や睡眠不足、過労によって症状を引き起こすことが考えられます。

症状

突然ズッキーン!と電気が走ったような鋭い痛みが胸の左右どちらかにあらわれます。

呼吸の深さや、咳、体勢によって痛みに波があり、体勢の変化によって痛みが強くなることもあります。

胸や脇腹、背中の他、場合によっては足の付け根まで痛みを感じるケースもあります。

症状は上半身の片側にだけ出るのが特徴です。

  • 突然起こるズッキーンとした痛み
  • チクチク・ズキズキ・ピリピリ痛む
  • 大きく呼吸をすると痛む
  • 痛みの影響で背中を丸めなければ呼吸ができない
  • 話したり咳ばらい、くしゃみをすると痛む
  • 症状があらわれる場所がいつも違っている

肋間神経痛の原因

肋間神経痛の原因は大きく分けて2つに分けることができます。

① 続発性肋間神経痛

神経の損傷や圧迫、ウイルス感染、ガンなど、神経痛を起こす原因があるもの

変形性胸椎症や胸椎間板ヘルニアなどにより、肋間神経が圧迫されることで肋間神経痛が起こることがあります。

また、みずぼうそうや帯状疱疹を引き起こす帯状疱疹ウイルスも肋間神経痛を引き起こす原因となります。

ウイルスに感染したことで身体の免疫力が低下し、肋間神経痛の症状を起こすことが考えられます。

② 原発性肋間神経痛

検査などを行っても明確な原因が見当たらないもの

神経の異常興奮によるものと考えられており、突然針で刺されたような強い痛みが特徴です。

一般的に肋間神経痛の多くが原因の分からない突発性のものです。ストレスや身体のコリが関係していると考えられています。

症状を疑った時、何科を受診すべきか?

典型的な肋骨に沿った胸の痛みがある場合はまずは整形外科を受診しましょう。

自己判断は危険であるため、その症状が本当に肋間神経痛であるか、内科的疾患がないか確認することはとても大切なことです。

心臓の痛みではないことを確認するために胸部レントゲンや心電図検査を行ったり、胸椎などの圧迫がないかを検査するためMRIなどの画像診断を行います。

その他、帯状疱疹ヘルペスの活動性を確認するために採血なども行います。

検査で骨折や圧迫など特に異常が見当たらない場合は、筋肉の疲れやコリが原因として考えられるため、整骨院や整体、鍼灸院などに相談してみるのも良いでしょう。

肋間神経痛になりやすい人

①ストレスが多い人、または、疲労が溜まっている人

ストレスや過重労働により交感神経が過剰に働き緊張しやすくなるため、筋肉が硬くなり神経症状を引き起こしやすくなります。

また、ストレスによる免疫力の低下も神経症状に繋がります。

その他、睡眠不足や不規則な生活習慣も神経症状を引き起こすリスクとなります。

②姿勢が悪い人

デスクワークや車の運転など、長時間同じ姿勢で座ったままの人は要注意です。同じ姿勢が長時間続くことで、肩や背中の筋肉が硬くなり、神経症状を引き起こしやすくなります。

③中年以降の女性

最も肋間神経痛の症状を引き起こしやすいと言われているのが、閉経前後の女性です。閉経に伴いホルモンバランスが変化することが要因です。

また、ホルモンの変化によって起こる、骨密度の低下や骨粗しょう症の発症のリスク、圧迫骨折のリスクが上がることが肋間神経痛に繋がると考えられます。

④妊娠中の女性

お腹が大きくなることで内臓や神経が圧迫され、呼吸がしにくくなり身体のストレスが大きくなることが要因となります。

また、お腹が大きくなることで呼吸の際、肋骨で息をすることが原因となり神経症状を引き起こすと考えられます。

⑤ケガ・病気など

肋骨の骨折や打撲、肺炎や肺がん、側弯症が原因で肋間神経痛を引き起こす可能性があります。

肋間神経痛でしてはいけないこと

痛みを放置する

鋭い激痛に襲われはするものの、しばらくすると何事もなかったかのように痛みが引いてしまう場合、なにもせずに症状を放置してしまう人は珍しくありません。

しかし、症状を繰り返したり痛みが続くようであれば、一度医療機関への受診をおすすめします。

肋間神経痛を放置していて、なかなか症状が改善せずに、医療機関で検査受けたら「肋骨を骨折していた」「ウイルスに感染していた」というケースも可能性として考えられます。

少しでもおかしいなと感じたら、まずは最寄りの医療機関へ相談してみてください。

肋骨部分を過度に揉んだり・押したりする

神経症状が出ている時に、肋骨部分を揉んだり・押したりすることは神経を余計に興奮させてしまうため逆効果です。

特にセルフマッサージは、押す力加減や方向などにより症状が悪化してしまう可能性もあるためやめましょう。

生活リズムを乱す・夜更かしをする

実は肋間神経痛の原因はまだはっきりと分かっていない事も多く、自律神経の乱れが神経症状につながるという報告もあります。

生活リズムの乱れや夜更かしなどが要因となり、肋間神経に大きな影響を及ぼしてしまう可能性があります。規則正しい生活習慣を身につけることを心がけましょう。

肋間神経痛に襲われたときのセルフケア

鋭い激痛が走るものの、すぐに痛みが引くことも多いですが、痛みが続くときは可能な範囲で以下のことを行ってみてください。

痛みを和らげるストレッチ

◇ 両手を背中側で組み、胸を大きく広げてゆっくり呼吸する

 →鋭い痛みの時は無理をせず、痛みが少し落ち着いてから行いましょう。

背中の筋肉をほぐすことで、神経症状緩和に繋がるため、痛みが起こっていないときも定期的に行うようにしましょう。

◇ 痛み止めの服用

 →しばらく経っても痛みが治まらない場合は、痛み止めを服用することで症状の緩和が期待できます。市販薬では非ステロイド系の鎮痛剤(ロキソニンやボルタレンなど)が効果が期待できます。

普段からできる肋間神経痛の予防法

肋間神経痛は、筋肉の硬さや精神的ストレスが関係していると考えられているため、普段から身体を温めることが症状の予防に繋がります。

◇ 入浴

入浴の際はマグネシウムの成分が入っている入浴剤を入れることをお勧めします。

マグネシウムの効果により保温効果が上がり、入浴後も身体がポカポカになります。

身体が温かいと血液の流れも良く筋肉が柔らかくなり神経症状を引き起こしにくくなります。また、体温がたかいことで細胞が元気に働き、免疫力が向上が期待できます。

マグネシウムをお風呂に入れることにより身体に必要なミネラルを皮膚から吸収することができます。それにより、筋肉のコリを取ったり、自律神経のバランスを整えるなどの効果期待できます。

◇ ストレッチ

筋肉が硬いことで肋間神経痛の症状を引き起こす可能性があるため、日ごろからコリや疲れが残らないようストレッチを行う習慣を作りましょう。

特に上半身を中心に肩や脇腹、背中の筋肉を伸ばし、ほぐします。

身体が硬くてストレッチが苦手な方は、身体が温まっている入浴後に行うと楽にほぐすことができます。

◇ 整体

整骨院や整体院などは身体のプロです。

筋肉の硬さや骨格の歪みによってあらわれる身体の不調を整え、毎日を元気に過ごせるお手伝いをしてくれます。

身体と心はつながっているため、身体がほぐれてリラックスできると、心も同時に元気になります。

まとめ

肋間神経痛は命に係わる重大な病気ではないにせよ、その痛みは突然やって来て、とても激しく辛いものです。

症状をきちんと理解し、症状に正しく向き合ってケアしていけば肋間神経痛は怖いものではありません。

そして、原因がまだよく分からない肋間神経痛だからこそ、日頃からのご自身の過ごし方が大切になります。

もし、分からないことがあればお気軽にご相談ください。