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変形性膝関節症の治し方!してはいけない運動とリハビリのやり方

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変形性膝関節症とは、高齢者に起こる代表的な膝の病気で特に男性に比べ女性に多く起こる症状です。

・平地での歩行は何ともないが、階段や坂道になると膝が痛む
・歩いている時は問題ないが、正座ができない

などの症状が変形性膝関節症の初期にあらわれる代表的な症状です。

ここでは、変形性膝関節症の原因や対処方法、整骨院での治療について解説してきます。

変形性膝関節症とは

膝のクッションの役割をしている軟骨が、何らかの原因ですり減ることで、膝関節に炎症が起きたり変形する病気です。

高齢者に起こる代表的な病気であり、症状の具合は人それぞれ異なります。

強い痛みがあっても軟骨の変形がそんなに進んでいない人もいれば、変形が強くあっても痛みはほとんどない人もいます。

変形性膝関節症の原因は大きく分けて以下の2つです。

①筋力の衰えや軟骨のすり減り、肥満や加齢など明らかな原因がないもの

②「ケガ」や「病気」などはっきりとした原因があるもの

変形性膝関節症の原因で大部分を占めるのは①の『明らかな原因がないもの』になります。

中でも『加齢』は最大の因子になります。

変形性膝関節症の症状

変形性膝関節症は、関節に関する疾患の中で最も多い症状であり、50歳以上の人の2人に1人、80歳以上の高齢者のほぼすべてに起こります。

加齢の他に、変形性膝関節症になるリスクが高い人は以下の通りです。

家族に変形性膝関節症の人がいる

女性

肥満体型の人

膝に大きなケガをしたことがある人 

初期症状

膝の変形は特になく、日常的に痛みを感じることもほぼ無い。

たまに膝が痛むことがあっても長く続くことはない。

中期の症状

膝に炎症が起こり、徐々に変形してくる。
膝に水が溜まったようなむくみが起こることがある。

正座や階段の上り下りが辛く、しゃがむ動作で痛みがあらわれることがある。

末期症状

外から見ても分かるほど膝が変形し、膝がピンと伸ばせなくなる。

常に痛みがあるため安静時も痛みが取れず、生活に支障が出てくる。

酷くなると歩行が困難になってくる。

変形性膝関節症は女性に多い

変形性膝関節症は、膝の関節にあるクッションである軟骨が、加齢や筋力の低下によりすり減って痛みが生じる、高齢者に起こる代表的な病気です。

罹患者数は、男性約860万人、女性約1670万人と、男性に比べ女性の方およそ2倍と多いのが特徴です。

女性が多い理由に『女性ホルモンの減少』があげられます。

女性ホルモンは、骨や筋肉など身体の健康を保つために関わっているのですが、閉経を迎えることで減少してしまいます。

女性ホルモンの減少に伴い軟骨の質が落ち、クッション性が下がった膝関節には大きな負担がかかることになります。それにより変形性膝関節症を発症するリスクが高まります。

50代以上の男女で比べると、閉経後の女性は男性に比べ3~4倍も膝軟骨が摩耗するというデータもあり、女性の方がリスクが高いことが分かります。

また、女性は男性に比べると筋肉量が少なく体脂肪が多いため、歩いたり座ったりする動作において膝に負担がかかりやすいため変形性膝関節症を発症しやすいと言えます。

変形性膝関節症の対処法

痛みがある時の対処法

痛みがある時はなるべく膝を動かさず安静にします。

痛みがある時の対処法はどんな場所の痛みでも同じなので覚えておくといいです!

・ズキズキした強い痛み⇒冷やす
・ズーンとした重だるい痛み⇒温める

膝に熱感があり、ズキズキと強い痛みを感じるときは冷やした方が楽になります。

反対に、強い痛みでは無いけれどなんとなく違和感があり重だるい感じるときや、動かしにくく感じるときは、患部を温めることで血流が良くなり、痛みが軽減します。

変形性膝関節症でやってはいけないこと

・床に直接座る

・和式のトイレを使う

・床に布団を敷いて寝る

・長時間の立ちっぱなし

・重い物を持ち上げる動作

・ウォーキングなど長時間歩くこと

・ランニング・スクワットなど膝に負担がかかる運動 などなど。

変形性膝関節症はどうやって治す?

変形性膝関節症の治療方法は大きく分けて2つあります。

・運動や薬で症状を緩和させる保存療法

・手術療法

診断の際は医者が、レントゲンやMRIを使って膝の中を検査し、軟骨のすり減りなどを診て確定診断します。

いきなり手術を選択することはなく、まずは薬で痛みを緩和させ保存療法にあたる運動療法を行うことで様子をみていきます。

保存療法を2~3か月続けても効果がなく、膝の変形が悪化していたり痛みが強く出ている場合には手術療法を選択します。

膝を切らないで治す運動療法

※ここでは、手術をなるべく避けたい人のために保存療法の1つである運動療法について解説していきます。

運動療法とは、身体を動かすことで疾患に対する機能回復を図ることです。

運動を日々の習慣にすることで変形性膝関節症を改善するとともに、再発も防いでいきます。

早く治したい一心でキツイ運動や激しい運動を行うことは逆効果になる可能性もあるので自己流で行うことは避け、専門家に相談しながら行いましょう。

変形性膝関節症を改善する運動療法では以下の目的を持って行います。

・硬くなっている筋肉の緊張をとる(筋肉をほぐす)

・関節の可動域を上げる

・血行促進

・筋力アップ

鍼灸整骨院かまたきにおける変形性膝関節症の治療

まずはじめに治療対象は、整骨院まで自力歩行が可能な人に限ります。

自力歩行ができないほどの痛みや、膝の変形が進んでしまっている場合には保存療法で改善できる範囲を超えてしまっているので整形外科などにご相談ください。

変形性膝関節症の治療部位

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)つまり太ももの筋肉と、下腿三頭筋(かたいさんとうきん)ふくらはぎの筋肉を中心に硬くなっている筋肉をほぐしていきます。

変形性膝関節症は、軟骨がすり減ることで、それを補うために膝を支える筋肉に無駄に大きな負荷がかかり、筋肉の緊張が強くなっています。

そして、硬い筋肉は伸縮性が悪いため関節が

どうやって診断するの?

病院では、お医者さんがまずお話を聞いて、膝を調べます。そして、X線(レントゲン)を使って膝の中を見て、軟骨がすり減っているかどうかを確認します。必要があれば、MRIというもっと詳しく見るための検査をすることもあります。

どうやって治療するの?

変形性膝関節症は完治するのが難しい病気ですが、痛みを和らげたり、膝を上手に使えるようにするための方法があります。

痛み止めの薬や、炎症を抑える薬を使います。

膝の周りの筋肉を鍛える運動をすると、膝への負担が減ります。お医者さんや理学療法士(りがくりょうほうし)という専門の人が教えてくれます。

もし体重が重い場合、少し体重を減らすだけでも膝の負担が減ります。

膝のサポーターや杖を使って、膝への負担を和らげます。

どうしても痛みが取れない場合は、手術で膝を治すこともあります。

最後に

変形性膝関節症は、多くの人が経験する病気です。膝が痛くてつらい思いをしている人もたくさんいます。でも、上手に治療をすることで、痛みを減らしたり、もっと楽に動けるようになります。もし家族や友達にこの病気の人がいたら、今日お話したことを教えてあげてくださいね!一緒に元気に過ごせるように応援しましょう。