股関節の痛みを放置しないで!股関節の痛みを自分で解消する方法

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歩けないほどの痛みではないからと言う理由で股関節の痛みを放置してしまうと、軟骨がすり減り、関節の変形が起こり、最悪のケースでは歩くことができなくなってしまう場合もあります。

股関節は、胴体と足を繋ぎ身体を支える重要な役割を担っている身体の中で一番大きな関節であり、体重を支え、歩く・走る・ジャンプするなど下半身の動きを可能にしています。

日常的な動きや運動動作において、衝撃を吸収し骨と骨がぶつかるのを防ぐ重要な役割を担っているため、過度に負担がかかることで痛みが発生することがあります。

股関節がコキコキ・ゴリゴリ音が鳴る、寝起きや歩き出しに痛む、股関節を動かそうとすると引っ掛かりを感じる、夜寝ていても股関節の痛みで目覚めてしまうことがある、など思い当たることはありますか?

ここでは股関節の仕組みについて解説と、股関節に痛みを感じた場合の解消法をご紹介します。

股関節の役割

人間の身体の中で1番大きな関節が股関節です。

股関節は、骨盤と大腿骨を繋ぐ強靭な靭帯と筋肉に覆われており、体重を支え、日常動作をスムーズに行うために欠かせない存在です。

私たちが、歩いたり走ったりできるのは股関節のクッションの働きによるものです。しゃがんだりジャンプしたりする際、力を吸収するクッションのような働きをすることで身体を衝撃から守っています。

また、さまざまな姿勢に対応できるように多方向に動かすことができるため、激しい運動を行ったり、複雑なダンスを踊ったりすることができます。

股関節が痛くなる原因

股関節が痛む原因はいくつか考えられます。

生まれつき股関節に疾患がある場合を除き、日常動作によって起こることが多いです。

  1. スポーツによる外傷、骨折や打撲、捻挫などのケガ
  2. 加齢
  3. 肥満
  4. 成長痛
  5. 姿勢
  6. リウマチや婦人科系の疾患によるもの
1・スポーツによる外傷、骨折や打撲、捻挫などのケガ

スポーツをすることでかかる股関節への負担は大きく、若年層での股関節痛は、運動によるオーバーユース(使い過ぎ)が原因で起こることが多いです。

運動やスポーツを日常的に行っていないのにも関わらず股関節痛が発生する場合は、姿勢が悪いことによる影響が考えられます。特に、一見楽なように見える椅子や床へ座っている姿勢は、時間が長くなってくるほどに股関節に大きな負担がかかります。座っている時間が長いと腰回りの血流が悪くなり筋肉が硬くなり、股関節の可動域が狭くなります。硬い筋肉は力が弱いため、真っすぐ身体を支えることができなくなり身体の歪みを引き起こします。そして、歪みがさらに股関節に負担をかけるという悪循環を生み出します。

2・加齢

加齢によるコラーゲンや筋肉の減少によって股関節がが押し潰されることでも起こります。関節に、コラーゲンなどのクッションが減少することで、動かすと摩擦が起こり炎症を起こすことがあります。

3・肥満

体重が増えることで股関節にかかる負担が大きくなります。特に、肥満によってお腹が大きくなると腰が自然に後ろに反るようになります。これが『反り腰』です。反り腰の姿勢は、重心が後ろにあるため股関節に余計な負担がかかっているため股関節痛を引き起こす原因になります。

4・成長痛

成長期の子供が成長のスピードに身体が追い付けず、股関節に痛みが生じることがあります。これは、急激に身体が成長することで骨や筋肉などの組織が成長スピードに追い付けないことが原因で起こると言われています。

このように、股関節が痛くなる理由に明確なケガなどの原因は見当たらないことも多く、日常生活での身体への負担が大きいことが考えられます。

5・姿勢

運動やスポーツを日常的に行っていないのにも関わらず股関節痛が発生する場合は、姿勢が悪いことによる影響が考えられます。特に、一見楽なように見える椅子や床へ座っている姿勢は、時間が長くなってくるほどに股関節に大きな負担がかかります。座っている時間が長いと腰回りの血流が悪くなり筋肉が硬くなり、股関節の可動域が狭くなります。硬い筋肉は力が弱いため、真っすぐ身体を支えることができなくなり身体の歪みを引き起こします。そして、歪みがさらに股関節に負担をかけるという悪循環を生み出します。

6・リウマチや婦人科系の疾患によるもの

股関節の痛みを自分で解消する方法

  1. 休む
  2. 氷で冷やす(急性期)
  3. 温める(慢性期)
  4. 筋トレ・ストレッチ・運動
  5. 体重を減らす
1・休む

痛みが強いときは無理せずに休むことが大切です。

休む時は姿勢に気を付けましょう。正座やあぐらなど股関節に負担がかかる姿勢は避けます。横になる時は足の間にクッションを挟んだりこまめに寝返りを打つなどして、股関節にかかる負荷を分散させるようにします。

2・氷で冷やす(急性期)

ズキズキと感じる強い痛みの時は氷で冷やします。触って熱感がある部分は組織の損傷によって炎症が広がっているので、氷で冷やして炎症の広がりを抑えます。冷やすときはケーキに付いているような保冷材は低温やけどのリスクがあるのでおすすめしません。理想は氷のうが良いですが、無い場合は、ビニール袋に氷を入れたものを作ります。痛みがある場所に氷を当てて、感覚が麻痺するくらいキンキンに冷やします。冷え過ぎて辛い場合は外しても構いませんが、15〜20分くらい冷やしましょう。冷たさが落ち着いてきたらまた同じように患部を冷やす、これを何度か繰り返すと炎症が治まり痛みが落ち着いてきます。

3・温める(慢性期)

痛みの急性期は約1ヶ月です。この期間を過ぎて、重だるいような痛みが継続的にダラダラと続いている場合は症状が慢性化している可能性があります。

慢性症状は、良くなったり悪くなったりを繰り返すため痛みを感じるときもあれば何でもないときもあります。

慢性症状は筋肉の硬さを取り血液の流れを良くすることで改善されます。

お風呂の際は湯船に浸かり身体を良く温めたり、ホッカイロやホットパックで股関節を温めるのも良いです。とにかく、患部をはじめ身体を冷やさないようにしましょう。

4・筋トレ・ストレッチ・運動

股関節の周りの筋肉を伸ばしたり鍛えたりすることで、関節の負担を減らすことができます。

筋肉が弱いと、身体を支えることができず歪みの原因になり、歪んだ状態で支えるため疲労が蓄積されやすくなります。反対に、筋肉が強くなれば身体をしっかり支えることができます。

硬い筋肉をストレッチすることでしなやかさが増し、弱い筋肉は筋トレすることで強くなります。

また、日々運動で、縮める、伸ばす、跳ねる、曲げるなどの動きをし、股関節の可動域を広げることが股関節の働きを上げるために大切です。

運動は痛みがある時は行いません。自己流でやらず、専門家の指導のもと行うことで身体に合った運動を提案してくれるでしょう。

5・体重を減らす

もし体重が重い場合、少し減らすだけで股関節への負担が減り、痛みが和らぐことがあります。

鍼灸整骨院かまたきで行う股関節痛の施術

股関節痛の多くは、スポーツによる使い過ぎや日常動作からくる骨盤の歪みが原因で引き起こされます。

身体が歪むことで、筋肉は過剰な力で身体を支えなければならなくなり、その結果、使い過ぎの筋肉は疲労回復が追い付かず、ついには組織に炎症が起こります。これが股関節痛の原因になります。

股関節痛改善に向けてアプローチしたい筋肉

重点的にほぐしたい筋肉は、①お尻の筋肉腸腰筋(お腹の前側にある筋肉)③太ももの筋肉です。

股関節のどこが痛くなるかは人それぞれ違います。姿勢や癖、どんな運動をしているか、どんな動作が多いか。それらの動作に合わせ、原因を探り施術するポイントを決めていきます。

手技療法

整骨院の施術の中で最もオーソドックス施術が手技です。

身体の状態に合わせて、押す・揉む・伸ばす・捻るなどして筋肉をほぐして血液の流を良くします。

はりきゅう治療

はり療法は、手では刺激できないより深部の筋肉を刺激することができます。皮膚のに鍼を刺して細胞を傷つけることで患部にコラーゲンが集まり細胞の修復を助けます

きゅう(灸)は、もぐさを患部にあてて燃やすことで温熱効果により細胞が活性化し免疫力がアップします。患部が温かくなり血流が改善することで痛みを和らげる効果が期待できます。

電気療法

体の中に流れている電気と同じ微弱電流を流すことで、血行促進、機能改善、鎮痛作用などの効果が期待できます。

痛みが強い場合は手技の刺激が強すぎるので、電気を流すことで痛みの早期緩和が期待できます。

鍼灸整骨院かまたき