腰痛は整形外科へ行くべき?受診した方がいい症状・検査・治療を解説

  • 2024年5月29日
  • 2026年9月19日
  • 豆知識

「腰が痛いけれど整形外科へ行った方がいい?」「ぎっくり腰でも病院へ行くべき?」「整骨院へ行く前に整形外科で診てもらった方がいい?」

腰痛が起きた時、どこへ相談すればよいのか迷う方は少なくありません。

腰痛には、筋肉や関節などが関係するものだけでなく、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、骨折、感染症などさまざまな原因があります。また、腰以外の病気によって腰痛が現れることもあります。

特に、脚に力が入りにくい、排尿・排便に異常がある、発熱を伴う、転倒後から強く痛むなどの症状がある場合には、整体や整骨院へ行く前に医療機関での確認を優先することが重要です。

この記事では、腰痛で整形外科を受診した方がよい症状、整形外科で行われる検査や治療、整骨院との違いについて解説します。

整形外科とは?

整形外科は、骨、関節、筋肉、腱、靱帯、神経、脊椎などの「運動器」の病気やケガを診断・治療する診療科です。

日本整形外科学会では、背骨・骨盤、手足などを主な治療対象としており、骨折や捻挫などの外傷だけでなく、腰痛、関節疾患、骨粗鬆症、スポーツ障害など幅広い運動器疾患を扱うとしています。

「骨折した時に行くところ」というイメージを持つ方もいますが、腰痛も整形外科が扱う代表的な症状の一つです。

腰痛は整形外科で診てもらえる?

腰痛は整形外科で診てもらえます。

腰痛の原因としては、

・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎変性すべり症
・腰椎分離症・分離すべり症
・脊椎椎体骨折
・感染症
・腫瘍

など、さまざまな病気があります。

また、腰そのものではなく、泌尿器、婦人科、消化器、血管などの病気によって腰痛が現れる場合もあります。

そのため「腰痛=筋肉が硬いだけ」と自己判断しないことが大切です。日本整形外科学会も、腰痛にはさまざまな原因があり、病態によって治療法が異なるため正確な診断が重要としています。

ぎっくり腰でも整形外科へ行っていい?

ぎっくり腰のように突然腰が痛くなった場合でも、整形外科を受診できます。

急性腰痛の多くが重大な病気によるものというわけではありませんが、症状だけから自分で原因を特定することはできません。

特に初めて経験する非常に強い腰痛、転倒や事故の後に起きた腰痛、脚のしびれや筋力低下などを伴う場合には医療機関で確認してもらいましょう。

ぎっくり腰について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/giltsukuri/

腰痛で整形外科へ行った方がいい症状

腰痛だけでなく、次のような症状がある場合には医療機関での確認を優先してください。

・脚に力が入りにくい、筋力低下が進んでいる
・脚のしびれや感覚異常が急激に悪化している
・排尿や排便に異常がある
・会陰部にしびれや感覚異常がある
・発熱を伴っている
・安静にしていても強く痛む
・時間とともに明らかに悪化している
・転倒や交通事故などの後から強く痛む
・原因不明の体重減少など全身状態の変化がある

日本整形外科学会でも、安静にしていても腰痛が軽くならない、症状が次第に悪化する、発熱、下肢のしびれ・筋力低下、排尿異常などがある場合には速やかな整形外科受診を勧めています。

危険な腰痛について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/youtsuu-kiken/

転倒後の腰痛は整形外科へ行った方がいい?

転倒や尻もちの後から腰や背中が強く痛む場合には、整形外科で確認してもらうことをおすすめします。

特に高齢者や骨粗鬆症がある方では、比較的軽い転倒でも脊椎椎体骨折が起こることがあります。

日本整形外科学会でも、骨粗鬆症によって骨が弱くなっている場合、尻もちなど比較的軽い外力でも脊椎椎体骨折が起こることがあるとしています。

「歩けるから骨折ではない」「少し痛いだけだから大丈夫」と自己判断せず、外傷後の強い腰痛は医療機関で確認してください。

脚のしびれがある腰痛は整形外科へ行く?

腰痛とともにお尻から脚にかけて痛みやしびれがある場合には、神経に関係する症状が含まれていることがあります。

腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などでも脚の症状が現れる場合があります。

特に、

・しびれが急激に悪化している
・脚に力が入りにくい
・歩きにくくなってきた
・排尿・排便にも異常がある

などの場合には医療機関へ相談してください。

単に「坐骨神経痛だから筋肉をほぐせばいい」と決めつけず、必要に応じて原因を確認することが重要です。

腰痛で整形外科へ行くとどんな検査をする?

まず、いつから痛いのか、どのような状況で痛くなったのか、脚のしびれなどがないかといった症状や経過を確認し、診察を行います。

必要に応じて、

・X線(レントゲン)
・MRI
・CT
・血液検査
・尿検査

などが検討されることがあります。

ただし、腰痛で整形外科へ行けば全員がMRIやCTを撮影するわけではありません。

症状や診察結果などから、必要性を判断して検査が選択されます。日本整形外科学会も腰痛の診断では、必要に応じてX線、MRI、骨シンチ、筋電図、血液・尿検査などを行うとしています。

レントゲンで異常なしなら腰痛の原因はない?

レントゲンで大きな異常が見つからなかったからといって、「痛みの原因が存在しない」という意味ではありません。

腰痛は画像だけで判断するものではなく、症状や経過、身体所見なども含めて評価します。

また、必要に応じてMRIなど別の検査が検討される場合もあります。

「異常なしと言われたのに腰が痛い」という方は、こちらも参考にしてください。

病院で異常なしなのに腰が痛い原因について
https://kamataki-seikotsu.com/ijyounasi/

整形外科では腰痛をどう治療する?

腰痛の原因や状態によって治療方法は異なります。

日本整形外科学会では、腰痛に対する治療として内服薬、ブロック注射、装具療法、理学療法、運動器リハビリテーション、手術などを挙げています。

すべての腰痛で同じ治療を行うわけではありません。

手術が必要になる腰痛もありますが、腰痛で整形外科を受診したからといって必ず手術になるわけでもありません。

症状や原因に合わせて治療方法が検討されます。

痛み止めをもらっても腰痛が続く場合は?

痛み止めを使用していても腰痛が続くことはあります。

薬を自己判断で増量するのではなく、症状が改善しないことを医師へ伝え、必要に応じて治療方針を確認してください。

特に症状が悪化している場合や、新たに脚のしびれ・筋力低下などが出てきた場合には再度医療機関へ相談することが重要です。

腰痛で痛み止めが効かない場合について
https://kamataki-seikotsu.com/unrelentingbackpain/

整形外科と整骨院は何が違う?

整形外科と整骨院は同じものではありません。

整形外科では医師が診察し、必要に応じてX線やMRIなどの検査をもとに診断し、投薬、注射、リハビリテーション、手術などの医療を行います。日本整形外科学会もこの違いを明確に説明しています。

一方、整骨院では柔道整復師が施術を行います。医師ではないため、病気の医学的診断やX線・MRI撮影、薬の処方などはできません。

特に原因を確認する必要がある症状や危険な兆候がある場合には、整骨院より医療機関での診察を優先してください。

整形外科・整骨院・整体の違いについて詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/oocchigai/

整形外科と整骨院は併用できる?

症状や治療内容によっては、医療機関で診断や治療を受けながら、別途施術を検討するケースもあります。

ただし、健康保険の扱いや同じ負傷に対する治療・施術の取り扱いなどには注意が必要です。

また、医師から運動や施術について制限を受けている場合には、その指示を優先してください。

「病院で診てもらったから、整骨院へ行ってはいけない」という意味ではありませんが、それぞれの役割を理解して利用することが大切です。

腰痛は最初に整形外科と整骨院のどちらへ行けばいい?

初めて経験する強い腰痛、原因が分からない腰痛、外傷後の腰痛、脚の筋力低下や強いしびれなどがある場合には、まず医療機関で原因を確認することをおすすめします。

特に危険な症状がある場合には、整骨院で施術を受けて様子を見るのではなく医療機関を優先してください。

一方、医療機関で重大な病気や緊急性の高い状態ではないことを確認した後も腰痛が続いている場合などには、身体の状態や希望に応じて整体・鍼灸などを検討する選択肢もあります。

鍼灸整骨院かまたきの腰痛への対応

鍼灸整骨院かまたきでは、腰痛の方すべてに施術を行うのではなく、まず症状や経過を確認します。

いつから痛いのか、どのような動作で痛むのか、脚のしびれはないか、病院を受診しているか、日常生活や仕事でどのような負担があるのかなどを確認し、身体の状態に合わせて整体・鍼灸などをご提案します。

医療機関での検査や治療を優先した方がよいと考えられる症状がある場合には、施術より受診を優先していただきます。

千葉市若葉区で腰痛が続いている方へ

「整形外科へ行くべきなのか分からない」「病院で診てもらったけれど腰痛が続いている」「日常生活で腰に負担がかかると痛くなる」など、腰痛の状態は人によって異なります。

まず大切なのは、必要な医療を受けることです。

そのうえで、緊急性の高い病気などが否定され、腰痛が続いている場合には、身体の状態に応じて運動や日常生活の見直し、整体・鍼灸などを検討していきます。

千葉市若葉区の腰痛・ぎっくり腰|整体・鍼灸について詳しく見る
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よくある質問

腰痛は整形外科で診てもらえますか?

はい。腰痛は整形外科が扱う代表的な症状の一つです。腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、骨折など、さまざまな病気が腰痛の原因になることがあります。

ぎっくり腰でも整形外科へ行っていいですか?

はい。ぎっくり腰のように突然腰が痛くなった場合でも整形外科を受診できます。特に初めて経験する強い腰痛や外傷後の腰痛、脚の症状を伴う場合には医療機関での確認をおすすめします。

腰痛で整形外科へ行くと必ずレントゲンを撮りますか?

必ず撮影するとは限りません。症状や経過、診察結果などから必要性を判断し、X線、MRI、CT、血液検査などが選択される場合があります。

レントゲンで異常なしでも腰痛になることはありますか?

あります。腰痛は画像検査だけで判断するものではありません。症状や経過、身体所見なども含めて評価することが重要です。

脚のしびれがある腰痛は整形外科へ行った方がいいですか?

脚のしびれや痛みが続いている場合には医療機関へ相談してください。特に筋力低下、排尿・排便の異常、急激な症状の悪化がある場合には早めの受診が必要です。

転倒後の腰痛は整形外科へ行った方がいいですか?

転倒や尻もちの後から強い腰痛がある場合には整形外科での確認をおすすめします。特に高齢者や骨粗鬆症がある方では、比較的軽い転倒でも脊椎の骨折が起こることがあります。

整形外科と整骨院は何が違いますか?

整形外科では医師が診断し、必要に応じて画像検査、薬、注射、リハビリテーション、手術などを行います。整骨院では柔道整復師が施術を行い、医学的診断やX線・MRI撮影、薬の処方はできません。

整形外科へ行っても腰痛が続く場合は整骨院へ相談できますか?

医療機関で必要な検査や治療を受けた後も腰痛が続いている場合には、身体の状態や医師からの指示を確認したうえで、整体・鍼灸などを検討することはできます。

まとめ

腰痛は整形外科で診てもらえる代表的な症状です。

特に、脚の筋力低下、排尿・排便の異常、発熱、安静時にも続く強い痛み、転倒・事故後の腰痛などがある場合には、整骨院で施術を受けて様子を見るより医療機関での確認を優先してください。日本整形外科学会も、安静でも軽くならない腰痛、悪化する腰痛、発熱、脚のしびれ・筋力低下、排尿異常などでは速やかな整形外科受診を勧めています。

一方、必要な検査・治療を受けた後も腰痛が続く場合には、運動や日常生活の見直しなども含めて対応を考えていきます。

「整形外科か整骨院か」という二者択一ではなく、診断や医学的治療が必要な状態では整形外科を優先し、その後の状態に応じて必要な選択肢を考えることが大切です。

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