変形性股関節症とは?股関節の痛み・歩きにくさの原因と改善方法を解説

股関節の痛みや動かしにくさでお悩みではありませんか?

変形性股関節症は、歩き始めや立ち上がる時、階段の上り下り、靴下を履く動作など、日常生活の中で痛みや違和感が出やすい症状です。

最初は「少し痛いだけ」「年齢のせいかな」と感じる程度でも、放置すると歩きにくさや可動域の低下につながることがあります。

この記事では、変形性股関節症の原因、症状、日常生活で気を付けたいこと、自分でできるセルフケア、鍼灸整骨院かまたきで行う施術について解説します。

変形性股関節症とは

変形性股関節症とは、股関節の軟骨がすり減り、関節に炎症や変形が起こることで痛みや動かしにくさが出る状態です。

股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ関節です。

歩く、立つ、座る、階段を上る、しゃがむなど、多くの日常動作に関わっています。

股関節の表面には関節軟骨というクッションがありますが、この軟骨がすり減ると骨同士の摩擦が増え、痛みや可動域制限が起こりやすくなります。

変形性股関節症で起こりやすい症状

股関節の痛み

変形性股関節症では、足の付け根に痛みを感じることが多いです。

ただし、人によっては

  • お尻
  • 太もも

に痛みを感じることもあります。

初期は歩き始めや立ち上がる時に痛みが出やすく、進行すると安静時や夜間にも痛みを感じる場合があります。

歩きにくさ

痛みをかばって歩くことで、歩き方が崩れることがあります。

身体を左右に揺らして歩く、足を引きずる、歩幅が小さくなるなどの変化が出ることもあります。

股関節の動かしにくさ

股関節の可動域が狭くなると、日常動作がしづらくなります。

例えば、

  • 靴下が履きにくい
  • 足の爪が切りにくい
  • あぐらがかけない
  • ズボンが履きにくい
  • 階段がつらい

などです。

股関節のこわばり

朝起きた時や長時間座った後に、股関節が固まったように感じることがあります。

動き始めは痛いけれど、少し動くと楽になる場合もあります。

変形性股関節症の原因

変形性股関節症の原因は一つではありません。

股関節の形成不全

日本では、股関節のかぶりが浅い「臼蓋形成不全」などが関係しているケースがあります。

股関節の構造上、負担が一部分に集中しやすくなるため、年齢とともに痛みが出ることがあります。

加齢による軟骨のすり減り

年齢を重ねると、関節軟骨や筋肉の柔軟性が低下しやすくなります。

若い頃は問題がなくても、長年の負担が積み重なることで症状が出ることがあります。

筋力低下

股関節を支える筋肉が弱くなると、関節への負担が増えます。

特に重要なのは、

  • お尻の筋肉
  • 中殿筋
  • 腸腰筋
  • 太ももの筋肉

です。

これらの筋肉がうまく働かないと、歩行時に股関節へ負担がかかりやすくなります。

姿勢や骨盤の歪み

反り腰や猫背、骨盤の傾きも股関節痛に関係します。

姿勢が崩れると股関節の動きが悪くなり、片側だけに負担が集中することがあります。

体重増加

体重が増えると、股関節にかかる負担も増えます。

特に歩行時は体重以上の負荷が股関節にかかるため、急な体重増加には注意が必要です。

変形性股関節症を疑う症状チェック

以下に当てはまるものがないか確認してみましょう。

□ 朝起きて歩き始める時に股関節が痛い

□ 立ち上がる瞬間に足の付け根が痛い

□ 階段の上り下りがつらい

□ 靴下やズボンを履きにくい

□ あぐらがかけない

□ 歩くと股関節が痛くなる

□ 歩幅が小さくなった

□ 片側の股関節だけ痛い

□ お尻や太もも、膝にも痛みが出る

3つ以上当てはまる場合は、股関節の機能低下や変形性股関節症の可能性があります。

変形性股関節症の人が日常生活で気を付けたいこと

床に座る生活を減らす

正座、あぐら、横座りは股関節に負担がかかりやすい姿勢です。

できるだけ椅子やソファーを使う生活に変えることをおすすめします。

布団から起き上がる動作がつらい方は、ベッドを使うことで股関節への負担を減らせる場合があります。

長時間同じ姿勢を避ける

長時間座りっぱなし、立ちっぱなしは股関節周囲の筋肉を硬くします。

30分から1時間に一度は、軽く立ち上がる、姿勢を変えるなどを意識しましょう。

無理なストレッチをしない

股関節が硬いからといって、強く開いたり、無理に伸ばしたりするのは逆効果になることがあります。

痛みがある時は、気持ちいい範囲で行うことが大切です。

階段や重い荷物に注意する

階段の上り下りや重い荷物を持つ動作は、股関節への負担が大きくなります。

痛みがある時は無理をせず、手すりを使う、荷物を分けて持つなど工夫しましょう。

変形性股関節症で避けたい動作

変形性股関節症の方は、次のような動作に注意が必要です。

  • あぐら
  • 正座
  • 深くしゃがむ
  • 足を組む
  • 長時間の立ちっぱなし
  • 長時間の座りっぱなし
  • 階段の上り下りを繰り返す
  • 重い荷物を持つ
  • 走る、ジャンプする動作
  • 股関節を無理に開くストレッチ

痛みが強い時は、無理に動かすよりも負担を減らすことを優先しましょう。

変形性股関節症におすすめの運動

軽いウォーキング

痛みが強くない範囲での軽いウォーキングは、股関節周囲の筋肉を保つために役立ちます。

ただし、歩いた後に痛みが強くなる場合は距離や時間を減らしましょう。

水中ウォーキング

水中では浮力によって股関節への負担が軽くなります。

股関節に不安がある方でも行いやすい運動です。

軽い自転車こぎ

自転車こぎは股関節を大きく動かしすぎずに運動できるため、痛みが少ない範囲であればおすすめです。

自分でできるセルフケア

お尻のストレッチ

① 仰向けになります

② 片足を反対の膝に乗せます

③ 太ももを抱えて胸に近づけます

④ お尻が伸びるところで20秒キープします

⑤ 左右3回行います

太ももの前側ストレッチ

① 横向きに寝ます

② 上側の足首を持ちます

③ かかとをお尻に近づけます

④ 太ももの前側が伸びるところで20秒キープします

⑤ 左右3回行います

股関節まわりを温める

慢性的なこわばりがある場合は、入浴で身体を温めることも大切です。

冷えによって筋肉が硬くなると、股関節の動きが悪くなります。

変形性股関節症は治るのか

変形した骨やすり減った軟骨を、整骨院の施術で元通りに戻すことはできません。

しかし、

  • 筋肉の緊張を減らす
  • 股関節の動きを改善する
  • 骨盤や姿勢のバランスを整える
  • 痛みが出にくい身体の使い方を覚える

ことで、日常生活の負担を減らすことは目指せます。

「変形しているから仕方ない」と諦める必要はありません。

今ある股関節をできるだけ長く使うために、早めにケアを始めることが大切です。

鍼灸整骨院かまたきで行う変形性股関節症の施術

鍼灸整骨院かまたきでは、股関節だけを見るのではなく、身体全体のバランスを確認します。

確認するポイントは、

  • 股関節の動き
  • 骨盤の傾き
  • 姿勢
  • お尻の筋肉
  • 腸腰筋
  • 太ももの筋肉
  • 歩き方

です。

股関節に負担をかけている原因を探し、痛みの軽減と日常生活の改善を目指します。

手技療法

筋肉の硬さや関節の動きを確認しながら、股関節周囲の負担を減らしていきます。

お尻、太もも、腰まわりなどを調整することで、股関節が動きやすい状態を目指します。

鍼療法

鍼は手では届きにくい深部の筋肉にアプローチできます。

股関節周囲の筋肉の緊張を緩め、血流改善や痛みの軽減を目的に行います。

電気療法

痛みが強い場合や手技刺激が苦手な方には、電気療法を行うことがあります。

微弱電流により、痛みの緩和や組織回復のサポートを目指します。

運動療法

痛みが落ち着いてきたら、股関節を支える筋肉を少しずつ使えるようにしていきます。

股関節は、ほぐすだけでは安定しません。

動かす筋肉と支える筋肉の両方を整えることが大切です。

FAQ

変形性股関節症は自然に治りますか?

変形が自然に元に戻ることは難しいですが、筋肉や姿勢の改善によって痛みが軽減する場合があります。

股関節が痛い時は動かした方がいいですか?

強い痛みがある時は無理に動かさない方が良いです。痛みが少ない範囲で軽く動かすことが大切です。

変形性股関節症は女性に多いですか?

女性に多い傾向があります。股関節の構造や筋力、骨盤の影響が関係していると考えられます。

鍼灸は股関節痛に効果がありますか?

股関節周囲の筋肉の緊張緩和や血流改善を目的として行うことがあります。

変形性股関節症は手術が必要ですか?

すべての方に手術が必要なわけではありません。症状の程度や生活への影響によって判断されます。

股関節が痛い時にやってはいけないことはありますか?

痛みを我慢して歩く、無理に開脚する、深くしゃがむ、長時間同じ姿勢を続けることは避けましょう。

まとめ

変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減ることで痛みや動かしにくさが起こる状態です。

しかし、痛みの原因は軟骨や骨だけではありません。

筋肉の硬さ、筋力低下、姿勢、骨盤の歪みなどが関係していることも多くあります。

早めに身体の状態を確認し、股関節への負担を減らすことが大切です。

股関節の痛みや歩きにくさでお悩みの方は、鍼灸整骨院かまたきへお気軽にご相談ください。