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肉体労働者は筋肉があるのに腰痛になる原因と対策

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現場の作業員や、介護職のスタッフなど、身体を酷使することの多い肉体労働者。

いくら力持ちのマッチョでも日々の過酷な労働で身体のあちこちが悲鳴を上げていることでしょう。丈夫な身体の人でも容赦なく腰痛に襲われます。

腰痛は若い人よりも、老人に起きやすいイメージではないでしょうか?老人は若い人に比べ全身の筋肉が衰えるため、腰痛をはじめ身体のあちこちに不調が出てきます。

では、筋肉があれば腰痛にならずに済むのでしょうか?そういう事だと筋肉がある人は腰痛にならない、という事になってしまいますが実際はそうではありません。

ここでは普段から身体を動かし筋肉のある肉体労働者の腰痛について、腰痛になる原因と対処法を解説していきます。

筋肉がある人が腰痛になる原因

一般的に、肉体労働者は『力持ち』のイメージがありますが、力持ちのような筋肉がある人でも腰痛に悩まされている人が多いです。肉体労働者が腰痛になる原因として以下の理由が考えられます。

・筋肉は全身のバランスが大事
・仕事での身体の使い方
・筋肉の質の違い
・そもそも負荷が多すぎる

筋肉は全身のバランスが大事

筋肉は全身にありさまざまな動きを可能にしています。特に身体も支えるうえで重要な太ももや、上半身をまっすぐ立たせるために必要な背中の筋肉は大きく作られています。

筋肉は1つ1つばらばらに存在し、別々の動きが出来るようになっています。

特に鍛えようとしなくても、よく使われる筋肉はよく発達し、あまり使われない筋肉は弱いままです。ですがこれを気にせずにいると全身の筋肉の付き方のバランスが悪くなり、骨格が歪んでしまいます。

仕事での身体の使い方

筋肉の強さは大切ですが、身体の使い方、動かし方はもっと重要です。

例えば、物を地面から持ち上げようとする時、膝を曲げずに持ち上げると腰に負担を感じますが、膝を曲げてしゃがんだ状態から、持ち上げると意外と軽く持ち上がるものです。

これは身体の支点を使い物を持ち上げたからです。

肉体労働では、身体の支点を使えないような場所での作業や、自分の身体よりもはるかに大きい物を運んだり支えたりする動きが多いため身体を痛めやすいでしょう。

筋肉の質の違い

筋肉はその質も重要です。

鍛えられて硬い筋肉は、ただ硬いだけではなく柔軟性もあり外から押してみるとパンっとした弾力がある良い筋肉です。

しかし、疲労が溜まっている硬い筋肉は、外から押すと痛みを感じ、奥の方にコリコリとした『かたまり』があります。これがコリや痛みの元です。

同じ筋肉でもその質は全く違います。

そもそも負荷が多すぎる

肉体労働者は何と言っても身体を使う仕事です。毎日毎日ひたすら動き続けます。

若いうちは寝ることで前日の疲労や多少の痛みくらいは回復出来ていた人も、段々と日々の労働に身体の回復が追い付かなくなり疲労が蓄積されていきます。

疲労が蓄積されたところにさらに負荷がかかることで筋肉が傷ついたり関節を傷める結果につながってしまいます。

肉体労働者の腰痛の特徴

日々身体を使う肉体労働者はどんな痛みに悩まされているのでしょうか。その特徴について考えてみました。

急激な痛み

肉体労働者は性格的に我慢強い傾向にあると感じます。

多少の痛みは気づかない、またはいつもの事なので気にしていないのかもしれません。肉体労働者はほとんど方が「急に痛くなった」「急に動けなくなった」と言い来院されます。

急激な痛みはぎっくり腰と言いますが、その原因は外傷(ケガ)を除いて、多くの場合それまでの筋肉の疲労の蓄積です。筋肉の限界を迎えてしまったのでしょう。

重い物を持ち上げることによる負荷

現場の作業員や介護職員の仕事は、重い物を持ち上げる作業が多く腰に直接的に負荷がかかります。

持ち上げたり降ろしたりを何度も繰り返す作業は、身体の中の筋繊維が伸びたり縮んだりを何度も繰り返す作業です。

筋肉は縮んだ時に力を発揮するのですが、重い物を腕で持ち上げる時、腰は反ることで力を発揮します。しかし、その反対に物の重さが前にかかり縮めている筋肉が伸ばされる働きが起きています。この筋肉の力と反対力が働くことで筋繊維が炎症を起こし痛みを感じます。

軽い腰の痛みや足のしびれ

腰から足にかけて感じるしびれは坐骨神経痛と言います。

肉体労働者ではこの症状で苦しんでいる人は多いです。腰の痛みと言うより足のしびれが強いです。

坐骨神経痛は左右どちらか片方のみに症状があらわれます。これは、身体のバランスが悪い動きをしている場合や、普段から歪んだ姿勢でいることが原因で骨盤のバランスが崩れ発生します。

疲労の蓄積

肉体労働者はとにかく疲れを感じている人が多いです。

労働に対して休息が足りず、身体の自然治癒力が追い付いていません。これでは、いつどこを痛めてもおかしくありません。

特に身体の中心である腰はどんな作業をするにも動きの中心になります。腰は相当な負担が掛かることから腰痛を感じている方は多いのではないでしょうか。

痛みを感じていない方でも身体を触らせてもらうと全身の筋肉がとても硬い人が多いです。腰痛に限らず、肩、うで、背中、お尻、太もも、ふくらはぎと、マッサージをすると全身が痛いようです。

肉体労働での腰痛対策

肉体労働者が腰痛にならないようにするためには、日頃から疲労を翌日に残さないことが重要です。

筋肉は使わなすぎは良くありませんが、使い過ぎも良くありません。

使った後きちんとケアすることで筋肉痛になりにくくなったり、疲労から早く回復することができます。

・炎症を感じる場合(肌が熱っぽく感じる)はアイシング
・基本的には全身を温める
・縮んだ筋肉をストレッチで伸ばす
・痛いときはコルセットを付けて作業する
・よく寝る
・ひどいときは無理せず専門家に診てもらう

炎症を感じる場合はアイシング

身体を酷使したり、ちょっとミスをしてくじいてしまったような場合は筋肉が炎症を起こす可能性があります。

患部を触ると少し熱っぽく感じるような場合は温めるより、冷やします。

そのままにしていると炎症がどんどん周りに広がってしまうので早めによく冷やしてください。

基本的には全身を温める

疲労回復のためには身体を温めることです。冷えていると血液の流れも悪くなり腰に疲労物質が溜まったままになります。

温めることで全身の血行が良くなり、体中に新鮮な酸素が行き届き疲労を回復させてくれます。

入浴はシャワーだけで済まさず湯船に浸かるようにしましょう。温かいお風呂に入ることで身体も気持ちもリラックスできます。

縮んだ筋肉をストレッチで伸ばす

お風呂に入って筋肉が緩んでいる時にストレッチを行うと痛みも少なく効果的です。

肉体労働者は重い物を持ち上げることが多く、筋繊維を縮めて力を出している時間が多いです。そのためよく伸ばしてあげることが大切です。腰を反らしたり、痛気持ちいい程度に押してあげると筋肉の緊張が少し緩んできます。

痛いときはコルセットを付けて作業する

痛くてもどうしても仕事が休めない場合はコルセットを付けて作業するとよいでしょう。

コルセットが筋肉の代わりをしてくれるので腰の負担が少し軽減されます。

よく食べてよく寝る

筋肉の回復には栄養と睡眠が必要不可欠です。

肉体労働をするためにはとにかくエネルギーが必要です。ごはんやうどん、イモ類をしっかり摂取しましょう。

卵、魚、大豆類、鶏のむね肉は良質なタンパク質が多く含まれているため疲労回復に適しています。また、豚肉やナッツ類、ニンニクなどビタミンB群はエネルギー代謝に必要な栄養です。

栄養をしっかり摂ってしっかり寝ることで自然治癒力を高まりす。

ひどいときは無理せず専門家に診てもらう

「このくらい大丈夫」が積み重なり痛みは発生します。どんなに丈夫な人でも疲労が限界にきたら痛みは出ます。

腰痛を何度も繰り返し、痛み止めや湿布でしのいでいると傷はどんどん大きくなりやがて簡単には治らないほどの症状があらわれます。

何度も腰痛を繰り返すようであれば1度専門家に診てもらいましょう。

痛みは手術では取り除くことができません。早めの対処が大切です。

まとめ

肉体労働者は身体にかかる負担も大きく、腰痛をはじめ、ケガのリスクも高いです。

そのため、身体を守るためには日頃からのケアが重要となります。

筋肉があるからと言って、重い物を持ち上げても腰痛にならない、と言うことはありません。

全身に負荷がかかる肉体作業は腰痛のリスクだけではなく、全身が疲労するためトータル的にケアしていく事が大切です。

鍼灸整骨院かまたきでは、1人1人の身体の状態に合わせたケアで早期回復を目指します。また、痛みがなくなった後、再発を防ぐためのケアも行っています。