手根管症候群は手や指のしびれと手の平が痛くなる

手根管症候群は、手首の部分にある「手根管」というトンネルの中で、神経が圧迫されることで起こる病気です。この病気になると、手や指に痛みやしびれが出てきます。

手根管症候群の原因

手根管症候群の原因はいくつかありますが、主に次のようなものがあります。

手首の使い過ぎ

パソコンのキーボードをたくさん打ったり、スマートフォンを長時間使ったりすることで手首をたくさん動かすと、手根管の中の神経が圧迫されやすくなります。

ホルモンの変化

特に女性に多い病気で、妊娠中や更年期などのホルモンバランスの変化が原因になることがあります。

けがや病気

手首をけがしたり、リウマチなどの病気があると、手根管症候群になりやすいです。

手根管症候群の症状

手根管症候群の主な症状は次の通りです。

手や指のしびれ

特に親指、人差し指、中指にしびれが出やすいです。

手の痛み

手のひらや指が痛くなることがあります。夜に痛みが強くなることも多いです。

力が入りにくい

手や指に力が入りにくくなり、物を持ち上げるのが難しくなることがあります。

手根管症候群の治療と予防

手根管症候群の治療や予防には、次のような方法があります。

休息

手首を使いすぎないように、休むことが大切です。無理に使い続けると症状が悪化することがあります。

サポーターやスプリント

手首を固定するためのサポーターやスプリントを使うことで、手首の動きを減らし、神経への圧迫を減らします。

冷やす

手首を冷やすことで、炎症を抑えることができます。氷を使って冷やすと効果的です。

ストレッチやマッサージ

手や指のストレッチやマッサージをすることで、血行を良くし、症状を和らげることができます。

医師の診察

症状がひどい場合は、医師に相談しましょう。場合によっては、手術が必要になることもあります。

鍼灸整骨院かまたきの施術

ケガや検査で主な原因が特定できない手根管症候群は、鍼灸整骨院かまたきで施術可能です。

パソコンなど手首の使い過ぎの方に多く発症する症状なので、筋肉の疲労が考えられます。

手首から腕全体の筋肉をほぐし関節の調整を数回行う事で解消していくケースが多いです。

まとめ

手根管症候群を患っている人は、その痛みや不便さに共感することでしょう。例えば、夜中に手の痛みで目が覚めてしまったり、日常生活で物をうまく持てなくて困ったりすることがあるかもしれません。また、周りの人に理解されにくく、辛い思いをすることも多いでしょう。

でも、適切なケアと治療を続けることで、少しずつ症状を改善することができます。手根管症候群を持っているみなさん、自分の体と向き合い、無理をせずに治療を続けていきましょう。