ストレスで腰痛になる?慢性腰痛と自律神経・脳の関係を解説

「病院で検査を受けたけれど大きな異常はないと言われた」「腰痛が良くなったり悪くなったりする」「仕事が忙しい時や疲れている時に腰痛が強くなる」など、長引く腰痛に悩んでいませんか?

腰痛は、画像検査だけでは痛みの原因を一つに特定できないことがあります。また、腰痛には腰や股関節周辺の状態、身体活動、仕事や日常生活での負担だけでなく、睡眠、疲労、ストレス、痛みに対する不安など、さまざまな要因が関係することがあります。

そのため、「検査で大きな異常がない=ストレスが原因」と決めつけることも、「ストレスは腰痛と関係ない」と考えることも適切ではありません。

ここでは、ストレスと腰痛の関係、慢性腰痛で考えられる要因、痛みに対する不安との関係、日常生活で見直したいことについて解説します。

3か月以上続く腰痛は「慢性腰痛」

一般的に、3か月以上続く腰痛は慢性腰痛と呼ばれます。毎日のように痛みが続く場合だけでなく、良くなったり悪くなったりを繰り返す場合もあります。

慢性腰痛だからといって、必ず一つの原因が見つかるわけではありません。腰や股関節周辺の状態、身体活動、仕事や生活での負担、睡眠、ストレス、痛みに対する不安など、複数の要因が関係している場合があります。

WHOの慢性一次性腰痛に関するガイドラインでも、身体的な要因だけでなく、心理的・社会的な要因を含め、一人ひとりの状況に合わせて考えることが重要とされています。

腰痛の原因は一つとは限らない

腰痛には、転倒や事故などをきっかけに起こるもの、椎間板や脊椎などの状態が関係するもの、内臓など腰以外の病気が関係するものなどがあります。一方で、診察や画像検査を受けても、現在の痛みを起こしている原因を一つに特定できない腰痛もあります。

「画像検査で大きな異常が確認されなかった=痛みは気のせい」ということではありません。また、画像に変化が見つかった場合でも、その所見だけで現在感じている腰痛をすべて説明できるとは限りません。

腰痛を考える時は、検査結果だけでなく、いつから痛むのか、どのような動作で痛むのか、仕事や日常生活でどのように身体を使っているのか、睡眠や身体活動の状態なども確認することが大切です。

原因となる病気やケガが確認される腰痛

腰痛の中には、診察や検査によって病気やケガなどが確認されるものがあります。

例えば、転倒や事故などによる外傷、骨折、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などが関係する場合があります。また、腰そのものではなく、内臓などの病気によって腰付近に痛みを感じることもあります。

ただし、病名や画像所見があるからといって、必ずその所見だけが現在の痛みの原因とは限りません。症状と診察・検査結果を合わせて判断することが重要です。

原因を一つに特定できない腰痛

「いつから痛くなったのかはっきりしない」「良くなったり悪くなったりを繰り返している」「以前ぎっくり腰になってから腰の不調が続いている」「長時間座っていると腰が痛む」「寝起きに腰がつらい」など、腰痛の現れ方はさまざまです。

こうした腰痛では、腰の一部分だけに原因を求めるのではなく、身体の動き、活動量、仕事環境、睡眠、ストレス、痛みに対する考え方など複数の要因を確認することが重要になります。

ストレスは腰痛に関係する?

心理的なストレスは、慢性腰痛に関係する要因の一つとして考えられています。ただし、「ストレスがあるから腰痛になる」「検査で異常がない腰痛はストレスが原因」と単純に判断することはできません。

痛みの感じ方は、身体からの刺激だけで決まるものではありません。睡眠、疲労、心理状態、過去の痛みの経験、仕事や家庭での負担、痛みに対する不安など、さまざまな要因の影響を受けます。

例えば、仕事が忙しく睡眠不足が続いている時に腰痛を強く感じたり、長く腰痛が続くことで「このまま治らないのではないか」と不安になったりすることがあります。

反対に、腰痛そのものが「仕事を続けられるだろうか」「またぎっくり腰になるのではないか」といったストレスにつながることもあります。

つまり、ストレスと腰痛は「ストレスが腰痛を起こす」という一方向だけの関係ではなく、お互いに影響することがあります。

「ストレス腰痛」と自己判断しないことが大切

仕事が忙しい時に腰が痛む、精神的に疲れている時に症状が強くなるといった場合でも、すぐに「ストレスが原因の腰痛」と決めつけないようにしましょう。

腰痛にはさまざまな原因や要因があり、症状によっては医療機関での診察が必要な場合があります。

特に、脚に力が入りにくい、排尿・排便の異常がある、会陰部の感覚がおかしい、発熱を伴う、大きな事故や転倒後に強い腰痛が出た、安静にしていても強く痛むなどの場合は、ストレスによるものと自己判断せず医療機関へ相談してください。

危険な腰痛・病院へ行くべき症状について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/youtsuu-kiken/

不安や恐怖が慢性腰痛に関係することもある

腰痛が長く続くと、「動いたらもっと悪くなるのではないか」「また強い痛みが出るのではないか」と不安になることがあります。その結果、必要以上に身体を動かさなくなることがあります。

もちろん、強い痛みがある時に無理をする必要はありません。しかし、医療機関から活動を制限するよう指示されていない場合には、痛みを恐れて長期間ほとんど身体を動かさないことで活動量が低下してしまうことがあります。

「痛いから動かない→身体を動かす機会が減る→動くことへの不安がさらに強くなる」といった状態になることもあります。

NICEの腰痛ガイドラインでも、腰痛のセルフマネジメントでは、状態に応じて通常の日常活動を続けることが勧められています。また、回復を妨げる心理社会的な要因が強い場合には、運動と心理的アプローチを組み合わせることも選択肢とされています。

慢性腰痛で見直したい生活習慣

慢性腰痛への対応では、「ストレスをなくせば腰痛が治る」と考えるのではなく、身体活動、睡眠、仕事環境、休息など、自分の生活の中で腰痛に関係していそうな要因を一つずつ確認していくことが大切です。

1・無理のない範囲で身体を動かす

慢性腰痛があるからといって、できるだけ身体を動かさない方がよいとは限りません。症状に注意しながら、ウォーキングなど自分が続けやすい運動から始める方法があります。

運動の種類は一つに限定する必要はありません。ウォーキング、水中運動、自転車、筋力トレーニングなど、自分の状態や体力、好みに合わせて選びます。

「腰痛にはこの運動をすれば必ず治る」というものではありません。強い痛みを我慢して運動するのではなく、現在の状態に合わせて少しずつ活動量を調整していきましょう。

WHOも慢性一次性腰痛への対応として、教育・セルフケア支援や運動などを選択肢として挙げています。

2・長時間同じ姿勢を続けない

デスクワークや長時間運転などで同じ姿勢が続くと、腰のつらさを感じる方もいます。

「正しい姿勢をずっと維持しなければならない」と考えるより、長時間同じ姿勢を続けないことを意識してみましょう。可能であれば途中で立つ、少し歩く、身体を動かすなど、姿勢を変える時間を作ります。

仕事の都合で長時間座る必要がある場合は、椅子や机の高さ、パソコンの位置など、仕事環境を確認することも一つの方法です。

3・睡眠を見直す

腰痛が続いている方は、睡眠についても確認してみましょう。痛みによって眠れないこともあれば、睡眠不足や疲労が続いている時に痛みを強く感じることもあります。

毎日の就寝・起床時間を大きく乱さない、寝る直前までスマートフォンを見続けない、日中に適度に身体を動かすなど、まずは無理なく続けられることから見直してみましょう。

朝起きた時に腰痛が強い場合には、睡眠だけでなく寝具や寝姿勢、前日の身体への負担などが関係していることもあります。

4・仕事や日常生活での負担を確認する

腰痛が強くなるタイミングを確認すると、生活の中での負担が見えてくることがあります。

「仕事の後に痛くなる」「長時間運転した後につらい」「重い物を持つ日だけ悪化する」「休日は比較的楽になる」など、症状が変化する場面を確認してみましょう。

腰痛が出る状況を把握することは、仕事や日常生活で何を調整できるのかを考える材料になります。

5・ストレスを一人で抱え込まない

ストレスを完全になくすことは難しいですが、自分がどのような時にストレスを強く感じているのかを確認することはできます。

趣味を楽しむ、家族や友人と話す、散歩する、音楽を聴くなど、自分が気分転換できる時間を作ることも大切です。

腰痛に対する不安そのものが強い場合には、「動いて大丈夫なのか」「仕事を続けていいのか」など、分からないことを医療従事者へ相談することで不安を整理できる場合もあります。

慢性的な痛みでは身体だけを見るのではなく、仕事、睡眠、心理状態など、生活全体が痛みにどのように関係しているかを確認することが重要です。NICEも慢性疼痛の評価では、仕事・睡眠・心理的状態・ストレスとなる出来事・社会的な状況などを含めて考えることを推奨しています。

食事だけで慢性腰痛が治るわけではない

慢性腰痛だからといって、特定の食品を食べたり、食べる順番を変えたりするだけで腰痛が改善するとは限りません。

健康維持のためにバランスの取れた食事を心がけることは大切ですが、「朝食を食べれば腰痛が改善する」「野菜から食べればストレス腰痛を予防できる」「日光を浴びてビタミンDを増やせば腰痛が治る」といった単純な関係ではありません。

食事、睡眠、運動などを含めて、無理なく続けられる生活習慣を整えていくことを考えましょう。

鍼灸整骨院かまたきで行う慢性腰痛への施術

鍼灸整骨院かまたきでは、「慢性腰痛だからストレスが原因」「腰の筋肉が硬いから痛い」と一つの原因だけで施術方法を決めることはありません。

まず、いつから腰痛があるのか、どのような動作で痛むのか、長時間座った時や立った時に症状が変化するのか、脚のしびれがあるのか、仕事や日常生活でどのように身体を使っているのかなどを確認します。

そのうえで、腰だけでなく、お尻や股関節周辺の状態、身体の動きなども確認し、ご希望に合わせて整体や鍼灸などをご提案します。

整体

慢性腰痛の場合でも、全員に「全身の施術が必要」というわけではありません。腰、お尻、股関節、背中などの状態を確認し、必要な範囲を考えながら施術します。

施術内容と料金については施術前にご説明します。「どの施術を受ければいいのか分からない」「自分の場合はいくらかかるのか知りたい」という方も、身体の状態を確認してから決めることができます。

鍼灸という選択肢

身体の状態やご希望によっては、腰やお尻などに対する鍼灸をご提案することがあります。

「ストレスや自律神経を鍼で治す」という考え方ではなく、腰やお尻などの状態を確認しながら施術方法の一つとして鍼灸を検討します。

鍼を受けたことがない方には、使用する鍼や施術方法について事前にご説明します。鍼灸を希望されない場合に無理に行うことはありません。

鍼灸についてはこちら
https://kamataki-seikotsu.com/sinkyu/

整体と鍼灸のどちらがいいか分からない方へ

予約する時点で整体・鍼灸のどちらを受けるか決める必要はありません。

現在の腰痛、身体の状態、ご希望などを確認し、施術方法と料金をご説明したうえで施術を行います。

千葉市若葉区の腰痛・ぎっくり腰|整体・鍼灸について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/relieve-back-pain/

よくある質問

ストレスで腰痛になることはありますか?

ストレスは慢性腰痛に関係する要因の一つとして考えられています。ただし、ストレスだけが腰痛の原因とは限りません。身体の状態、睡眠、活動量、仕事環境、痛みに対する不安など、複数の要因が関係することがあります。

検査で異常なしと言われても腰痛が続くことはありますか?

あります。画像検査で大きな異常が確認されなくても、腰痛が続くことはあります。「異常なし=痛みは気のせい」という意味ではありません。症状が続く場合や変化した場合には、必要に応じて医療機関へ相談してください。

慢性腰痛は治らないのですか?

慢性腰痛の経過には個人差があります。「慢性だから治らない」と決めつける必要はありません。身体活動、睡眠、仕事や生活での負担などを確認しながら、自分の状態に合った対応を考えることが大切です。

腰痛がある時は安静にした方がいいですか?

強い痛みがある時に無理をする必要はありませんが、長期間ほとんど身体を動かさないことが適しているとは限りません。医療機関から活動制限を指示されていない場合は、症状に注意しながらできる範囲で日常生活を続けることも大切です。

慢性腰痛でも整体や鍼灸を受けられますか?

身体の状態を確認したうえで、整体や鍼灸をご提案することがあります。ただし、症状によっては施術より医療機関での診察を優先した方がよい場合があります。

健康保険は使えますか?

健康保険が使用できるかどうかは、症状や負傷の原因などによって異なります。慢性的な腰痛だから健康保険が使用できるというわけではありません。詳しくは来院時にご確認ください。

健康保険についてはこちら
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まとめ

慢性腰痛には、腰や股関節周辺の状態、身体活動、睡眠、仕事や日常生活での負担、ストレス、痛みに対する不安など、複数の要因が関係することがあります。

そのため、「検査で大きな異常がないからストレスが原因」「腰の筋肉が硬いから腰痛になっている」と一つの原因だけに決めつけないことが大切です。

腰痛が長く続いている場合には、症状が出る動作や時間帯、仕事や生活での身体の使い方、睡眠、活動量などを振り返ってみましょう。また、脚の筋力低下、排尿・排便の異常、発熱、強い外傷後の腰痛などがある場合には、セルフケアや施術だけで様子を見ず医療機関へ相談してください。

鍼灸整骨院かまたきでは、腰痛だけを見るのではなく、症状の出方や身体の動き、仕事や日常生活などを確認し、ご希望に合わせて整体・鍼灸などをご提案しています。「検査では大きな異常がないと言われたが腰痛が続いている」「仕事が忙しい時に腰痛がつらくなる」「慢性的な腰痛について相談したい」という方はご相談ください。

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