整骨院で健康保険は使える?使える症状・使えない症状・注意点をわかりやすく解説

  • 2022年4月19日
  • 2026年5月11日
  • 豆知識

整骨院では、すべての症状に健康保険が使えるわけではありません。

「腰が痛いから保険で受けたい」
「肩こりがつらいから保険を使いたい」
「昔からの痛みだけど健康保険で通える?」

このように考える方は多いですが、整骨院で健康保険が使えるのは、基本的に原因がはっきりしたケガの場合です。

健康保険が使えるかどうかは、症状名だけで決まるのではなく、

いつ
どこで
何をして
どのように痛めたか

という負傷原因が重要になります。

整骨院で健康保険が使える主な症状

整骨院で健康保険の対象になりやすいのは、主に以下のようなケガです。

捻挫
打撲
挫傷
肉離れ
骨折
脱臼

ただし、骨折・脱臼については、応急処置を除き、医師の同意が必要になります。

つまり、整骨院で健康保険が使えるのは、日常生活やスポーツなどで起きた外傷性のケガが中心です。

たとえば、

階段で足をひねった
運動中に足首を痛めた
重い物を持った瞬間に腰を痛めた
転倒して膝をぶつけた
スポーツ中にふくらはぎを痛めた

このように、痛めた原因がはっきりしている場合は、健康保険の対象になる可能性があります。

足首の捻挫についてはこちら

肉離れについてはこちら

健康保険が使えない症状

一方で、以下のような症状は健康保険の対象外になることがあります。

慢性的な肩こり
慢性的な腰痛
疲労回復目的
リラクゼーション目的
慰安目的のマッサージ
原因がはっきりしない痛み
病気からくる痛み
長期間続いている慢性症状
仕事中や通勤中のケガ

整骨院の健康保険は、基本的に「ケガ」に対して使うものです。

そのため、単なる肩こりや疲労、慢性的な腰痛などは、健康保険ではなく自費施術になることがあります。

肩こりについてはこちら

腰痛についてはこちら

腰痛でも健康保険が使える場合と使えない場合がある

腰痛は、健康保険が使える場合と使えない場合があります。

たとえば、

重い荷物を持ち上げた瞬間に腰を痛めた
掃除中に腰をひねって痛めた
スポーツ中に腰を痛めた

このように、負傷原因がはっきりしている急性のケガであれば、健康保険の対象になる可能性があります。

しかし、

何年も前から腰が痛い
疲れると腰が重くなる
姿勢が悪くて腰がつらい
慢性的に腰が張る

このような場合は、健康保険の対象外になることがあります。

「腰痛=保険が使える」ではなく、原因と状態によって判断されます。

肩こりは健康保険が使える?

一般的な肩こりは、健康保険の対象外です。

理由は、肩こりの多くがケガではなく、

筋肉疲労
姿勢不良
長時間のデスクワーク
血流低下
ストレス
運動不足

などによって起こる慢性的な症状だからです。

ただし、転倒やスポーツなどで肩周辺を痛めた場合は、打撲や捻挫として健康保険の対象になる可能性があります。

大切なのは、「肩が痛い」という症状名ではなく、ケガとしての原因があるかどうかです。

寝違えは健康保険が使える?

寝違えも、状態によって健康保険の対象になる場合とならない場合があります。

朝起きた時に急に首を痛めた
首を動かした瞬間に強い痛みが出た
首の可動域が急に悪くなった

このような場合は、急性の首の痛みとして確認が必要です。

ただし、慢性的な首こりや肩こりが背景にある場合は、健康保険の対象外になることもあります。

寝違えについてはこちら

整骨院で健康保険を使う時に必要なこと

健康保険を使う場合は、来院時に負傷原因を正しく伝えることが大切です。

確認する内容は以下です。

いつ痛めたのか
どこを痛めたのか
何をして痛めたのか
どのような動きで痛みが出たのか
仕事中や通勤中ではないか
病院で診断を受けているか

原因があいまいな場合、健康保険が使えないことがあります。

また、仕事中や通勤中のケガは、健康保険ではなく労災保険の対象になる場合があります。

健康保険を使う時の注意点

整骨院で健康保険を使う場合、以下の点に注意してください。

症状だけでなく負傷原因を正確に伝える
療養費支給申請書の内容を確認する
白紙の書類に署名しない
領収証を保管する
長期間改善しない場合は医師の診察も検討する
慢性症状や疲労回復目的では保険が使えないことを理解する

健康保険は便利な制度ですが、正しく使うことが大切です。

自費施術になる場合も悪いことではありません

健康保険が使えない場合でも、施術ができないわけではありません。

慢性的な肩こり
長年の腰痛
姿勢のゆがみ
疲労感
全身のバランス調整
再発予防
メンテナンス

このような目的の場合は、自費施術で対応する形になります。

健康保険はケガに対する制度ですが、自費施術では保険の範囲に縛られず、体全体を見ながら施術を行いやすいというメリットもあります。

鍼灸整骨院かまたきでの対応

鍼灸整骨院かまたきでは、初回時に症状だけでなく、痛めた原因や生活背景を確認します。

そのうえで、

健康保険が使える可能性がある症状なのか
自費施術が適している症状なのか
病院の受診が必要な状態なのか

を確認しながらご案内します。

「これは健康保険が使えるの?」
「自費になるの?」
「整骨院に相談していい症状なの?」

と迷う場合も、まずはご相談ください。

よくある質問

整骨院ではどんな症状に健康保険が使えますか?

捻挫・打撲・挫傷・肉離れ・骨折・脱臼など、原因がはっきりしたケガに使える可能性があります。骨折・脱臼は応急処置を除き、医師の同意が必要です。

肩こりに健康保険は使えますか?

一般的な肩こりや慢性的な筋肉疲労は、健康保険の対象外になることがあります。転倒やスポーツなどで痛めた場合は、状態によって確認が必要です。

腰痛は健康保険が使えますか?

急に痛めた腰痛で、負傷原因がはっきりしている場合は健康保険の対象になる可能性があります。慢性的な腰痛や疲労による痛みは対象外になることがあります。

仕事中にケガをした場合は健康保険を使えますか?

仕事中や通勤中のケガは、健康保険ではなく労災保険の対象になる場合があります。来院時に必ず状況をお伝えください。

健康保険が使えない場合でも施術は受けられますか?

はい。健康保険の対象外となる慢性的な症状やメンテナンス目的の場合は、自費施術で対応できます。

整骨院で健康保険を使うときの注意点

整骨院は保険医療機関ではないため、病院と違い、健康保険の使い方には決まりがあります。

健康保険でかかれる範囲

  • いつ・どこで・なにをしている時に痛めた、と説明が出来る外傷性の症状
  • 打撲 捻挫 挫傷(肉離れ)
  • 骨折 脱臼 (※応急処置を除き医師の同意が必要)

健康保険が使えないもの

  • 上記以外のもの
  • 上記の症状が慢性化した痛み
  • 内科的疾患により生じている痛み(リウマチや神経的疾患)
  • 受傷日や原因がはっきりしているが受傷から1か月以上経過した痛み

健康保険での施術が可能な事例

  • 犬を散歩中、犬が突然走り出して、慌てて足がもつれ膝を痛めた
  • 子供と遊んでる際、急に飛びつかれて、首を痛めた
  • 休日にゴルフに行きスイングをした後から腰が痛い
  • 寝ていて首を寝違えた
  • 鉄棒中こどもの肘が外れた (※応急処置)

こんな症状は保険が適応されません

  • 特に原因は思いつかないが長年腰が痛い
  • 日常生活で感じる肩こり
  • 仕事中に荷物を持ち上げた際腰を痛めた (※労災扱いになります)
  • 天気によって生じる頭痛や肩こり
  • リウマチや神経痛
  • 同じ日に同じ理由で病院と整骨院の両方への通院

「施術内容回答書」とは

健康保険を使って整骨院に通っていると数か月後に「施術内容回答書」というアンケートが届くことがあります。

これは健康保険が適正に使われているか保険者(市町村や会社)が利用者にその内容を確認するためのアンケートです。

日付や保険を使用した理由を間違って記入してしまうと保険が使えなくなってしまったり、健康保険適応分の差額の返金を求められることがあります。

詳しい日付など忘れてしまった場合は整骨院で詳細を記録してありますので、適当に回答せず治療院に尋ねましょう。