美容にはりをおすすめする理由

『美容はり』とは、美容に効果的なツボに鍼を刺すことで人間が本来持っている自然治癒力を引き出すことを目的とする東洋医学の手法を美容の分野に応用したものです。

見た目やお肌の悩みに効果を発揮すると共に、若々しくあるために必要不可欠な身体と心の健康も引き出してくれます。そのため、見た目だけでなく内側からも美しくなれると注目の施術です。

美容に鍼をおすすめする理由

お顔の肌のトラブルはお顔だけで起こっている問題ではなく、内臓をはじめとする身体の内側に起こるトラブルがお顔にあらわれたものです。特に吹き出物、むくみ、シミ、肌トーンなどは内臓の不調が大きく関わっています。

全ては１つの身体の中で起きていることなので全体的な繋がりで考える必要があります。

美容はりを行うメリットは、お肌の表面の問題解決だけでなく、内臓機能の向上、自律神経の調整、姿勢の改善など全身に嬉しい効果をもたらすことです。

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美容はりの作用

１・多くの筋肉を同時に刺激する

美容はりで皮膚の奥の表情筋を鍼で刺激することで、年齢と共に弱って下がってきた筋肉を引き上げます。

お顔の状態をみながら刺していくため、本数が多い方が効果が高いというわけではありませんが、通常、30～50本程度の鍼を一気にお顔に刺していきます。

お顔には毛細血管がたくさんあるため、鍼の刺激により緊張して硬くなっている筋肉は血流が良くなることで柔らかくなり、たるんで下がっている筋肉は細胞の働きが活発になることで引き上げられます。

表情を支える筋肉は個々に働くのではなく筋膜という薄い膜で覆われることによって繋がりで働きます。そのため、気になるところを部分的に刺激するだけでは鍼による効果は乏しいです。鍼による効果をより上げるためには顔鍼だけでなく、頭や首肩も同時に刺激することで効果は格段と上がります。

２・血液循環を良くする

血液は体中を巡り、臓器や細胞など身体の隅々まで酸素や栄養を運んでくれています。そのため、身体に起こるトラブルや悩みの多くは血液の循環が関わっています。

血液がきちんと循環しないということは、細胞に新しい酸素や栄養素を届けられなくなることです。そのため、お肌の再生に必要な栄養素を細胞に届けることができず、ターンオーバー(古い角質がはがれ新しい角質と入れ替わること)のサイクルが乱れ、肌荒れやシミ、シワなどの原因となります。

鍼灸治療では、ツボに鍼を刺すことにより起こる反応を、血液を介して全身の組織に働きかけ、身体の不調を改善していくものです。

その他、血液の役割として不要となった老廃物も回収するというものもあります。血液循環が良く、老廃物の排出が良好に行われることはきれいなお肌を保つことに欠かせません。

３・細胞を活性化させる

加齢により筋肉量は低下し、お肌の水分量も減少してきます。これらは細胞の働きが低下するために起こります。

そこで、鍼を刺すことで細胞の活性化を促します。

細胞の働きが低下しているお肌に鍼を刺すと、組織が傷ついたとき人間が自らの傷を治そうとする力(自然治癒力)を引き出すことができます。自然治癒力の働きにより、傷を修復するための新しい細胞が大量に生み出されます。このときお肌のハリや弾力を保つ、コラーゲンやエラスチンなどもたくさん生成されるため、若々しいお肌へと生まれ変わります。

美容はりの効果

美容はりを行うことで、施術直後に効果を実感できる症状と、時間をかけて行うことで徐々に効果を実感できる症状があります。

筋肉の衰えであらわれるフェイスラインのたるみや、血行不良が原因のむくみや目の開きなどは鍼の効果があらわれやすい症状なので即効性があります。

一方、シミやしわはお肌のターンオーバー(古い角質がはがれて新しい角質に生まれ変わること)が関係しているため即効性はありませんが、細胞を活性化させることで徐々に効果を発揮していきます。

すぐに効果を実感できるもの

• 小顔効果
• たるみ
• むくみ
• 目の開き

時間をかけてケアすることで効果があらわれるもの

• お肌のハリや弾力
• 肌荒れ
• シミ
• しわ
• お顔の歪み・左右差

美容はりの持続時間

身体の循環が良く細胞が元気であれば効果の持続時間は長く、反対に日常的に疲労が大きく休息時間が短い人は効果を持続する時間は短い傾向にあります。

お身体の状態が健康な人であれが、２週間が目安です。

２週間より効果が短い場合は、お身体の根本的な疲労の蓄積や、美容に不向きな生活習慣があることが考えられます。

効果的な通院頻度

美容はりの効果を維持させるためには、月に１～２回のペースで通うことをお勧めします。

美容はりは継続することでさらに効果が上がり、お顔の根本的な原因を解消することに繋がります。

初めての方は、まずは月に２回のペースで３か月続けてみることをおすすめしています。

なぜ３か月かというと、人間の身体には60億個の細胞がありその細胞は３か月で完全に入れ替わります。そこで、すべての細胞が新しく生まれ変わる３か月という期間に美容はりを行うことで新陳代謝が高まり、新しい細胞を作り出す力を高めることができます。

また、お肌表面の生まれかわりのサイクルは28日です。このサイクルをターンオーバーと言い、新しい皮膚が生まれて古い皮膚が剝がれ落ちる周期です。

施術後良い状態になっても、人間の身体には形状記憶能力があり、良くも悪くも元に戻ろうとする力が強く働いてしまいます。そのため、28日のサイクルよりも短い月２回のペースでお肌を刺激することで細胞の変化を促します。

美容はりのデメリットやリスクはあるの？

鍼は薬を用いたり手術を行うことなく手軽に行える施術であるためリスクは非常に低いです。

鍼をした後は普段通りお顔を洗うこともお化粧することも出来ますし、お顔を押しても引っ張っても大丈夫です。

リスク①

『鍼』を身体に刺すため、万が一『痛点』に当たってしまった場合は痛みを伴うことがあります。痛点は目で確認できるものではなく、どうしても避けることはできません。痛みを感じやすい場所は皮膚を鈍感にすることで痛みを感じるリスクを減らすよう施術しますがリスクとして知っておいていただく必要があります。

リスク②

もう１点、内出血のリスクです。鍼を刺すと血管は鍼に突き破られないように逃げると言われているのですが、筋肉が硬い場合やなどはやはり気を付けて行っても内出血をしてしまうリスクは避けられません。

万が一内出血してしまった場合でも傷は浅く、すぐに消える程度ですが見た目に影響してしまいます。その場合は患部を軽く揉んで内出血した血液を散らします。もしも内出血で患部が腫れているようであれば冷やして炎症を抑えることも有効です。

好転反応

デメリットやリスクとは少し異なりますが、鍼を行ったあと気分が悪くなったり、身体が一時的に『不調だな』と感じることがあるかもしれません。

これは好転反応によるものです。

好転反応とは、身体が良くなる前段階に起こる反応です。血流が良くなったり、代謝が上がることで血圧や心拍が上がりめまいや吐き気を感じることがあります。普段の身体の状態と違うため一時的に不調を感じるかもしれませんが、ほとんどの場合は少し横になって休んでいれば回復します。

美容はりを避けた方が良い方

手術や投薬が無いのでリスクは低い美容はりですが、以下に当てはまる人は避けた方が良いです。

• 発熱時
• 著しく体力が低下している方
• 日焼け直後
• お顔に外傷や炎症がある方
• 寝不足の方
• お酒を大量に飲んだ直後 (※前日の多量飲酒はお控えください)

美容はりは、ツボに鍼を刺すことで免疫細胞を刺激し、お肌の調子を整える効果を得るものです。その効果は、身体の内側から作用するものなので発熱時や著しく体力が低下している場合などでは刺激が強すぎることが考えられます。また、寝不足の場合は痛みを強く感じやすいとも言われています。

飲酒については多少の飲酒は良いですが、前日の大量飲酒や施術後の大量飲酒により細胞の破壊に繋がることが考えられます。なるべく効果を上げるためにお控えください。

鍼灸整骨院かまたきの美容はり

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問診では、既往歴やお仕事内容、私生活、お顔以外の身体の症状についてもお尋ねすることがあります。これは、鍼の効果をより高められるよう大切な質問ですので答えられる範囲でお答えください。

お顔にはたくさんの筋肉があります。美容はりでは普段あまり使うことのない表情筋の奥の筋肉刺激することで、フェイスラインを整え、目元や口角にハリや潤いを与えます。

美容鍼を試していただくと実感するのですが、身体と同様、お顔の筋肉も実はとても凝っていて鍼を行ったあとはお顔が軽く楽になるのを感じて頂けると思います。

シミや深いしわなどは１度で改善することは難しいですが、目の開きやむくみの改善などは比較的多くの方が効果を感じやすい部分です。

もし、少しでも美容はりご興味がありましたら、ぜひその効果を実感していただきたいです。

悩みや不安質問などありましたらなんでもお聞きください。