美容はり 肌の老化を早める糖化とは?!

  • 2024年5月16日
  • 2024年11月6日
  • はり
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お肌の状態は健康や若々しさを反映する重要な要素です。

年齢を重ねていくことでお肌の状態が変化するのは当然の現象です。

しかし、年齢の割に若く見える人や老け込んで見える人や、スキンケアを欠かさず行っているのにお肌の劣化が顕著に出てしまう人…これらの違いは一体なんでしょうか?

原因の一つにお肌の糖化が考えられます。

ここでは、肌の糖化について解説し、その影響や対策についても解説していきます。

肌の糖化とは

糖は人間にとって必要不可欠な栄養素でありエネルギー源です。

しかし、エネルギーとして代謝されず余ってしまった糖は血液の中をさまよい、体温によって体内のタンパク質と結合する性質を持っています。

糖が結合したタンパク質は、これ以上くっつくことができないほどびっしりと糖がくっつき、その性質を変性させます。それがAGEs(終末糖化産物)と呼ばれるものです。

AGEsは老けを促進させる悪玉物質いわば老化物質です。

タンパク質の糖化によって生成されるAGEsの色は褐色で、皮膚に蓄積されるとシミや黄くすみを引き起こします。

AGEsによるトラブルは皮膚だけでなく、全身に影響を与えます。

そもそも身体中の細胞を構成している主成分はタンパク質です。

糖化によって起こる症状

  • 血管・・・動脈硬化
  • 脳・・・認知症
  • 骨・・・骨粗しょう症
  • 眼・・・白内障
  • 皮膚・・・シミ・シワ

糖化にともなう見た目の老化

肌のハリを保つために必要なコラーゲンはタンパク質の一種です。

ですから、糖化によってコラーゲン組織が破壊されると肌は弾力を失います。その他、皮膚に沈着するとシミやくすみとなって肌の透明感が失われ、髪は、ハリ・ツヤ・コシが失われることで、見た目よりも老けた印象を与えます。

糖化と酸化

酸化は身体のサビ
糖化は身体の焦げ

身体の糖化を考えたとき、切り離して考えられないのが身体の酸化です。

老化の原因は『酸化7割 糖化3割』と言われています。

酸化

酸化とは、生きていく上で必要不可欠な酸素がストレスや外的要因により一部変化することです。それにより活性酸素が作り出され細胞を傷つけ様々な疾患を引き起こすことです。

活性酸素は本来、体内に侵入してきた細菌やウイルスから身体を守るために必要な物質ですが、その一方で自身を攻撃する性質もあります。化学物質や紫外線、ストレスの影響を受けた攻撃性のある活性酸素が、遺伝子を傷つけ身体を劣化させるのです。

これは、鉄がサビてボロボロになる現象に似ていることから身体のサビと言われています

糖化

糖化は文字通り、糖の取り過ぎによってタンパク質がAGEs(老化物質)に変性することです。

AGEsは分解されにくく体内に蓄積され、全身の機能低下を招きます。


糖化をイメージするとき、よくホットケーキで言い表されます。
ホットケーキは、砂糖()と、たまごと牛乳(タンパク質)を混ぜて、フライパンでを加えることでこんがり褐色に焼き上がります。
まさに人間の身体で起こる糖化は、このホットケーキが褐色に焼き上がるのと同じ状態です。

糖化を防ぐために

年を取らない人はいません。個人差はあるものの、年を重ねることで皆、老化します。

『老化』と一言で簡単に言っても、見た目の老化には個人差が大きくあらわれます。その理由の一つにお肌の糖化があります。

以下のような症状が気になりだしたらお肌の糖化が進んでいる可能性があります。

  • シミ・シワが増えてきた気がする
  • 最近、肌の色が黄色くくすんだように感じる
  • 乾燥が気になる
  • 最近肌荒れが気になる

このような症状はお肌の若々しさの低下に繋がり、見た目の印象を老けさせます。

そこで、食事による血糖値の上昇を抑え、血糖値の変動を抑えることがお肌の糖化を防ぐことに繋がります。

それには、日頃の食生活を見直し、運動習慣を取り入れるなど生活習慣を見直すことが重要です。

糖化対策

①血糖値が上がりにくい食事の摂り方

食べ方を工夫することで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

食事の際は、食物繊維の多い野菜から食べます。その後、タンパク質の多いお肉や魚を食べ、ごはんは最後に食べるようにします。

みそ汁やスープなど汁物は、ごはんより先に食べることでお腹が膨れ、食べ過ぎを防ぐことができます。

②糖化の元になる食品を避ける

ソーセージやベーコンなどの加工食品にはAGEsが多く含まれています。

AGEsはタンパク質が糖によって変化したものなので、タンパク質や脂質の多い肉類や魚介類は、野菜や穀物に比べAGEsの含有量が多くなっています。

その他、調理の仕方によってAGEsが増えます。

  • 糖とタンパク質が一緒に加熱されたもの
  • こんがり褐色(きつね色)に焼けたもの
  • 香ばしい香りがするもの

以上の条件が揃ったものはAGEsを多く含みます。

動物性脂肪食品である、トンカツ、唐揚げ、ステーキ、焼き鳥など、揚げたり焼いたり炒めたりした食品は特に多くのAGEsが含まれています。

その他、気を付けたい食材は果糖が多く含まれている果物です。果糖は、ブドウ糖に比べ約10倍もの速さでタンパク質にくっついてAGEsを作り出します。

特に、ジュースや清涼飲料、焼き肉のたれやドレッシングなどは、食品に果糖が多く配合されているので気をつけましょう。

③6時間以上の質の良い睡眠

寝ている間に新陳代謝や免疫機能は活性化し、お肌の再生を促します。

そのため、睡眠不足が続くとAGEsが排出できず糖化がさらに進行します。

また、6時間以上睡眠時間を確保出来ていても、寝付きが悪い、細切れで起きてしまう、目覚めが悪いなど続く場合には睡眠の質が良いとは言えません。

・朝起きたら日光を浴びて体内時計をリセット
・寝る前に軽くストレッチして身体をほぐす

・毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝ることで睡眠のリズムを整える

これらのこと心がけることで睡眠の質が向上します。

④運動して糖を消費しよう

余分に摂り過ぎた糖を解消するには、運動してその糖を消費することです。

運動により筋肉の働きが上がることで基礎代謝がアップするので、糖を効率よく消費し血糖値の上昇を抑えることができます。

運動は軽めのエクササイズやウォーキングなど、無理のない程度に毎日行えるものが良いです。

また、筋肉を付けると基礎代謝が上がるので自然と糖を多く消費できるようになります。

⑤ストレスを溜め込まない

心的ストレスは細胞の働きを低下させます。

そのため、ストレスが原因となり新陳代謝と免疫機能が低下し、お肌の糖化が進んでしまいます。

ストレスは溜めようと思って溜まる物ではないのですが、自分なりの解消方法を見つけることは大切です。

・全身を使った運動
・お気に入りの音楽を聴いたり映画を観たりする
・ひとに愚痴を聞いてもらう
・大きな声を出したり、涙を流したり、愚痴を言ったり、吐き出す行為はストレス解消に繋がります

⑥スキンケア

紫外線の熱を浴びることで糖化のスピードが加速します。そのため、糖化対策に紫外線対策は欠かせません。

普段のスキンケアでは、抗糖化作用のあるビタミンCや、セイヨウオオバコ種子エキスノ入ったスキンケア商品を選ぶと良いです。

鍼灸整骨院かまたきで行う糖化ケア

お肌の糖化とは、ホットケーキが焼ける状態と言い表されるように、焼けて色が濃くなり硬くなることです。

肌の奥の真皮には、バネのように肌の弾力を支えているコラーゲン線維とエラスチン線維があるのですが、お肌を触ったとき内側から跳ね返すような弾力を感じないのは、糖化の影響によりこのバネが硬くもろくなって切れたりちぎれたりして、跳ね返す力がなくなってしまったせいです。

ですから、元気なお肌を取り戻すには、免疫機能を高め肌の奥から再生する力を活性化させる必要があります。

鍼灸治療で糖化した肌のターンオーバーを改善

鍼灸治療は、肌の奥の皮下組織に鍼を刺すことで細胞の活性化を促し、糖化により乱れているターンオーバーのリズムを整えます。

細胞が活性化することで体内に溜まっているAGEsなどの老廃物は体外に排出されます。

その結果、肌が本来持っている再生能力が上がり、シミやシワ、たるみやくすみなどの肌のトラブルを解消します。

糖化の原因となる乱れた身体を整える整体

例えば、日頃から運動不足の人は身体を動かすことで細胞が活性化するので糖化の進行を防ぐことができます。

しかし、進行を抑えることができても身体の状態が改善するほどの変化は、少しの努力だけではなかなか難しく時間もたくさんかかります。

運動したり食事に気を付けることを根気よく続けることは、細胞が元気になるために必要なことですが、筋肉が硬く血行が悪い身体では、努力の効果があらわれるまでたくさんの時間が必要になります。

そこで、「日頃からなかなか運動をする時間が作れない」、「運動は苦手」、「気持ちはあるけど続かない」という方のために、当院でおすすめしているのが全身整体です。

全身整体は、硬くなっている筋肉や関節をほぐし働きを良くすることで、細胞が元気になるスピードを早めるお手伝いをします。

鍼灸整骨院かまたき