
「スポーツをすると腰が痛い」「腰を反らすと痛い」「子どもが腰痛を繰り返している」
成長期の子ども、特にスポーツをしている10代でこのような腰痛が続いている場合、腰椎分離症が原因となっていることがあります。
腰椎分離症は、腰を反らす・ひねる・ジャンプするといった動作を繰り返すことで腰椎の後方部分に負担がかかり、亀裂が生じる疲労骨折の一種です。
一度の転倒や衝突によって起こる一般的な骨折とは異なり、スポーツなどによる負担が繰り返されることで発症することがあります。
- 1 腰椎分離症でやってはいけないことは?
- 2 腰椎分離症とは?
- 3 腰椎分離症は何歳くらいに多い?
- 4 腰椎分離症の主な症状
- 5 中学生が腰を反らすと痛い場合は要注意
- 6 腰椎分離症の原因
- 7 腰椎分離症はレントゲンで分かる?
- 8 腰椎分離症でやってはいけないことは?
- 9 腰椎分離症の治療
- 10 腰椎分離症ではコルセットを使う?
- 11 腰椎分離症のスポーツ復帰はいつ?
- 12 腰椎分離症を放置するとどうなる?
- 13 腰椎分離症は大人になっても痛む?
- 14 腰椎分離症に筋トレやストレッチは必要?
- 15 腰椎分離症に鍼や整体はできる?
- 16 鍼灸整骨院かまたきでの対応
- 17 千葉市若葉区で腰痛にお悩みの方へ
- 18 よくある質問
- 19 まとめ
- 20 腰痛について詳しく知りたい方へ
腰椎分離症でやってはいけないことは?
腰椎分離症が疑われる場合や、すでに診断されている場合には、痛みを我慢してスポーツを続けたり、腰へ繰り返し負担をかけたりしないことが重要です。
特に注意したいのは、
・痛みを我慢して練習や試合を続ける
・腰を強く反らす
・腰を繰り返しひねる
・自己判断で強いストレッチをする
・痛みを確認するために何度も腰を反らす
・患部を強く揉む
・医師から運動制限を受けているのに競技を再開する
といった行動です。
腰椎分離症は、特に成長期では腰椎の後方部分に繰り返し負荷がかかって起こる疲労骨折として考えられています。そのため、痛みがある状態で同じ動作を繰り返すことは避ける必要があります。
ただし、腰椎分離症だからといって、すべての運動を一律に禁止するわけではありません。発見された時期や骨の状態、症状、治療方針によって、休む必要がある運動や行ってよい運動は異なります。
「痛みがなくなったから大丈夫」と自己判断してスポーツへ復帰せず、担当医の指示に従って段階的に運動を再開しましょう。
腰椎分離症とは?
腰椎分離症は、腰椎の後方部分に繰り返し負荷が加わることで亀裂が生じる病気です。
日本整形外科学会では、多くは身体の成長過程にある中学生頃に、ジャンプや腰の回旋、腰を反らす動作を繰り返すことで腰椎後方部分に亀裂が入って起こると説明しています。
一度の大きな衝撃で起こるというより、スポーツの練習などによる負担が繰り返されて発症する疲労骨折として考えることが重要です。
腰椎分離症があっても必ず強い腰痛が続くわけではありません。分離があっても、強い痛みや日常生活への支障なく生活している方もいます。
一方、成長期に腰痛が起きている段階では早期発見が重要です。
腰椎分離症は何歳くらいに多い?
腰椎分離症による腰痛は10~15歳頃からみられ、特にスポーツをしている成長期の子どもでは注意が必要です。
日本整形外科学会によると、一般の人では約5%に分離症がみられるのに対し、スポーツ選手では30~40%にみられるとされています。
特に、
・野球
・サッカー
・バスケットボール
・バレーボール
・体操
・柔道
・ラグビー
・ウエイトリフティング
など、腰を反らす・ひねる・ジャンプするといった動作を繰り返す競技では腰への負担に注意が必要です。
ただし、「このスポーツをすると必ず腰椎分離症になる」という意味ではありません。
腰椎分離症の主な症状
代表的なのは腰痛です。
特に、
・腰を反らすと痛い
・腰をひねると痛い
・スポーツ中やスポーツ後に腰が痛い
・練習を休むと楽になるが、再開すると痛む
・腰のベルト付近が痛い
・お尻や太ももにも痛みがある
などがみられることがあります。
日本整形外科学会でも、腰椎分離症では腰のベルト付近の痛み、お尻や太ももの痛みがみられ、腰を後ろへ反らした時に痛みが強くなることがあるとしています。
症状が軽い場合には「スポーツができるから大丈夫」と考えてしまうことがあります。しかし、痛みを我慢して競技を続けることで状態が進行する可能性があります。
中学生が腰を反らすと痛い場合は要注意
成長期の子どもが「腰を反らすと痛い」と訴えている場合には、単なる筋肉痛と決めつけないことが重要です。
日本整形外科学会も、中学生くらいで腰を反らした時に痛みがある場合には、腰椎疲労骨折(腰椎分離症)の可能性に特に注意する必要があるとしています。
スポーツを休むと一時的に痛みがなくなり、練習すると再び痛む場合もあります。
「まだ走れる」「試合には出られる」という理由だけで放置せず、繰り返す腰痛がある場合には整形外科を受診しましょう。
腰椎分離症の原因
腰椎分離症では、成長途中の腰椎に繰り返し負荷が加わることが大きく関係します。
特に腰を反らす動作やひねる動作などが繰り返されることで、腰椎後方部分にストレスが集中することがあります。
疲労骨折は、一度の強い外力だけでなく、比較的小さな力が同じ場所へ繰り返し加わることでも起こります。
そのため、スポーツをしている子どもの腰痛では、「筋肉疲労だろう」と考えて痛みを我慢させないことが大切です。
腰椎分離症はレントゲンで分かる?
腰椎分離症が疑われる場合には、まず整形外科で診察を受けます。
X線(レントゲン)などの画像検査が行われ、症状や時期などに応じて追加の画像検査が検討されることがあります。
特に成長期の腰椎分離症では、早期に状態を確認することが重要です。
「マッサージをして痛みが減ったから大丈夫」と判断するのではなく、スポーツをしている子どもの腰痛が繰り返される場合には整形外科で原因を確認してください。
腰椎分離症でやってはいけないことは?
腰椎分離症と診断された場合、自己判断でスポーツを続けないことが重要です。
特に注意したいのが、
・痛みを我慢して練習や試合を続ける
・腰を強く反らす
・腰を繰り返しひねる
・自己判断で強いストレッチをする
・痛みを確認するため何度も腰を反らす
・患部を強く揉む
・医師から運動制限を受けているのに競技を再開する
といった行動です。
どこまで運動を休む必要があるのかは、分離症の状態や治療方針によって異なります。
「腰椎分離症なら○か月休めばよい」と一律に判断せず、担当医の指示に従いましょう。
腰椎分離症の治療
治療方法は年齢、症状、発症からの期間、画像所見などによって異なります。
成長期で骨癒合を目指す場合には、原因となっているスポーツ活動を一時的に制限し、状態に応じて装具などを使用することがあります。
その後、状態を確認しながら柔軟性や筋力、身体の使い方などを整え、段階的にスポーツ復帰を目指します。
大切なのは、痛みだけを基準に判断しないことです。
「痛くなくなった=骨が完全に治った」とは限らないため、医療機関で状態を確認しながら治療・復帰を進めてください。
腰椎分離症ではコルセットを使う?
腰椎分離症では、状態によって装具が使用されることがあります。
ただし、すべての腰椎分離症で同じコルセットを同じ期間使用するわけではありません。
現在の記事のように「コルセットはなるべく早く外した方がいい」と一律に考えるのも適切ではありません。
骨癒合を目指して治療している時期なのか、すでに分離が完成しているのかなどによって対応は変わります。
コルセットの種類や使用期間については担当医の指示に従いましょう。
腰椎分離症のスポーツ復帰はいつ?
スポーツ復帰までの期間は一人ひとり異なります。
現在の記事にある「3か月の安静で9割治る」「3~6か月休めばよい」といった数字だけで復帰時期を決めるのはおすすめできません。
発見された時期、骨の状態、症状、競技内容、治療方法などによって復帰までの経過が異なるからです。
痛みがなくなっただけで自己判断して競技へ戻るのではなく、医療機関で状態を確認しながら、
日常生活
↓
基本的な運動
↓
競技に必要な動作
↓
練習
↓
競技復帰
というように段階的に負荷を戻していくことが重要です。
腰椎分離症を放置するとどうなる?
腰痛が軽いからといって必ずしも放置してよいとは限りません。
日本整形外科学会は、腰を反らすと痛い状態でもスポーツを続け、接骨院や整体だけで対応していた結果、腰椎疲労骨折が進行し、整形外科を受診した時には骨癒合が望めない状態になっていた事例を紹介しています。
また、腰椎分離症がその後、分離すべり症へ進行する場合もあります。
だからこそ、特に成長期の腰痛では早めに原因を確認することが重要です。
腰椎分離症は大人になっても痛む?
腰椎分離症は10代で起こることが多いものの、分離があるからといって一生腰痛が続くわけではありません。
日本整形外科学会でも、分離症があっても強い痛みや日常生活上の支障なく生活できる場合が大部分としています。
一方で、成人後に腰痛やお尻・脚の症状が現れる場合もあります。
大人になってから腰椎分離症を指摘された場合には、「分離がある=現在の腰痛の原因」と自己判断せず、症状と画像所見などを合わせて医師に判断してもらうことが大切です。
腰椎分離症に筋トレやストレッチは必要?
状態によって運動療法が行われることがあります。
しかし、発症直後で骨癒合を目指している時期と、競技復帰を目指す時期では行う内容が異なります。
そのため、YouTubeやSNSで見た「腰痛ストレッチ」などを自己判断で行うのではなく、治療段階に合わせて指導を受けることをおすすめします。
特に腰を強く反らす、ひねるなど、症状を再現する運動を無理に行う必要はありません。
腰痛の筋トレについて詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/kintore-youtsu/
腰痛ストレッチについて詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/sutoreltsuchi-youtsu/
腰椎分離症に鍼や整体はできる?
ここは特に重要です。
成長期で腰椎分離症が疑われる場合には、鍼や整体を先に行うのではなく、まず整形外科で診断を受けることを優先してください。
腰椎分離症は疲労骨折であり、手技や鍼によって骨の亀裂そのものを治すものではありません。
医療機関で診断され、治療方針や運動制限が決まっている場合には、その方針を優先します。
そのうえで、治療段階に応じて周囲の筋肉や関節の状態、柔軟性、身体の使い方などについて相談することはできます。
「鍼で神経をブロックして早期回復させる」「整体で分離症を治す」といった説明はせず、医療機関と役割を分けて考えることが重要です。
鍼灸整骨院かまたきでの対応
鍼灸整骨院かまたきでは、成長期の子どもがスポーツ中の腰痛を訴えている場合、症状や経過を確認します。
特に、
・中学生前後
・スポーツをしている
・腰を反らすと痛い
・練習すると痛みが出る
・休むと楽になるが再開すると痛い
・腰痛を繰り返している
といった場合には、単なる筋肉疲労と決めつけません。
腰椎分離症などが疑われる場合には、施術を続けて様子を見るのではなく、まず整形外科での確認をおすすめします。
すでに医療機関で診断を受けている場合には、医師からの運動制限や治療方針を確認したうえで、必要に応じて身体の状態について相談をお受けします。
千葉市若葉区で腰痛にお悩みの方へ
腰痛の原因は腰椎分離症だけではありません。
特に成長期のスポーツによる腰痛は、早い段階で医療機関による診断が重要です。
一方、医療機関で緊急性の高い病気や骨折などが否定されている腰痛では、身体の状態に応じて整体・鍼灸などを検討できる場合があります。
千葉市若葉区の腰痛・ぎっくり腰について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/relieve-back-pain/
よくある質問
腰椎分離症は何歳くらいに多いですか?
10~15歳頃の成長期に発症することが多く、特にスポーツをしている子どもでは注意が必要です。
腰椎分離症は疲労骨折ですか?
多くの腰椎分離症は、腰を反らす・ひねるなどの動作が繰り返され、腰椎後方部分に亀裂が生じる疲労骨折として起こります。
腰椎分離症は自然に治りますか?
発見された時期や骨の状態によって経過が異なります。成長期の早期段階では骨癒合を目指して治療する場合があるため、自己判断せず整形外科で確認することが重要です。
腰椎分離症でやってはいけないことはありますか?
痛みを我慢してスポーツを続けたり、腰を強く反らす・ひねる動作を繰り返したりすることは避けましょう。運動制限については担当医の指示に従ってください。
腰椎分離症はどのくらいでスポーツ復帰できますか?
復帰時期は発見時期、骨の状態、症状、競技などによって異なります。期間だけで判断せず、医療機関で状態を確認しながら段階的に復帰することが大切です。
腰椎分離症でもコルセットは必要ですか?
状態によって装具が使用される場合があります。必要性や使用期間は治療段階によって異なるため、担当医の指示に従いましょう。
腰椎分離症は大人になっても腰痛の原因になりますか?
分離があっても症状なく生活している方はいます。一方で腰痛や脚の症状が出る場合もあるため、分離が現在の症状の原因かどうかは診察や画像所見などを含めて判断します。
腰椎分離症に鍼や整体はできますか?
腰椎分離症が疑われる成長期の腰痛では、まず整形外科での診断を優先してください。鍼や整体で骨の亀裂そのものを治すものではありません。診断後は医師の治療方針や運動制限を優先したうえで、身体の状態について相談することはできます。
まとめ
腰椎分離症は、特にスポーツをしている成長期の子どもで注意したい腰痛の原因です。
腰を反らす・ひねる・ジャンプするといった動作が繰り返されることで腰椎後方部分に負荷がかかり、疲労骨折として発症することがあります。日本整形外科学会では、一般の人では約5%、スポーツ選手では30~40%に分離症がみられるとしています。
特に「腰を反らすと痛い」「スポーツをすると腰が痛い」「休むと楽になるが練習すると再び痛む」といった成長期の腰痛では、筋肉疲労や成長痛と自己判断せず、整形外科で確認することが大切です。
早期に状態を確認し、必要な治療を受けたうえで段階的なスポーツ復帰を目指しましょう。

