目の下のクマでお悩みではありませんか?
目の下のクマは、見た目に大きな影響を与え、疲れた印象や老けた印象を与えることが多いです。
特に男性の場合、ビジネスシーンや社交の場において、清潔感や若々しさが求められるため、クマが目立つことは悩ましいことです。
最近では、女性のみならず男性も見た目やスキンケアに気を使う方が増えてきた一方、対策しようにも男性用のスキンケア用品は女性に比べまだまだ数が少なく、選べるほど無いのが現実です。
目の下にクマができる原因を正しく理解し、悩みの解決に役立ててください。
目の下のクマは大きく分けて3種類
一言で『クマ』と言っても、目の下のクマは3種類に分けることができます。
- 青クマ…水分不足や疲れなどによる血行不良からくるもの
- 茶クマ…くすみや色素沈着からくるもの
- 黒クマ…老化やたるみからくるもの
3種類のクマの見分け方
クマの種類によってお手入れや対策が変わってきます。
自分のクマはどれに当たるのかの参考にしてください。
- 目の下の皮膚を下に引っ張った時クマの色が少し薄くなったら⇒青クマ
- 目の下の皮膚を引っ張てもクマの色が変わらない⇒茶クマ
- 上を向いたときクマが薄くなったら⇒黒クマ
3種類のクマ それぞれの原因と対策
1・青クマ
【青クマの原因】
睡眠不足や疲労、目の疲れ、生活習慣の乱れから、体内の血液循環が悪くなると青クマが発生することがあります。
青クマは、大人から子どもまで年齢問わず発生するもので、私たちが想像するクマの中で最もポピュラーなクマです。特に男性は女性に比べ血管が太く目立ちやすいため、青クマに悩んでいる人が多いです。
睡眠不足や疲れによって血液循環が悪くなると、血液の中の酸素濃度が低下し血液が黒く暗い色になります。目の周りの皮膚は他の部分に比べ薄いため血管が透けて見えやすいことが青クマの原因です。
【青クマの対策】
青クマは寝不足ですぐにあらわれてしまう一方、対策することで比較的早期に改善がみられます。
- しっかり寝る
- 目の周りの筋肉をほぐし血流の改善に取り組む
- 目の周りを温める・冷え性対策
- ストレスや疲労を溜めない
疲れやストレス、不規則な生活や睡眠不足が続くことで血流が悪くなり青クマが発生してしまうため、まずはしっかり寝ることを心がけましょう。
身体の疲労やトラブルは寝ている間に修復されるため、美容や健康、若さを考えるとき睡眠はとても重要です。
できれば、睡眠はただ寝れば良いという事ではなく『質』が大切です。
身体の修復機能は深い睡眠中に行われるため、浅い睡眠では回復が追い付きません。寝ていても青クマが良くならない人は『睡眠の質』を上げる努力をしましょう。睡眠の質の向上には生活習慣を整えることが大切です。
毎日同じ時間に起きる、寝るのリズムを整えることで身体が寝る準備が整うので睡眠の質が上がります。
その他、冷えは血行不良の原因になるため、冷やさないこと、さらには温めることで血流が良くなりクマの改善に繋がります。
2・茶クマ
【茶クマの原因】
茶クマの主な原因は色素沈着によるものです。
目をこする癖やスキンケアによる摩擦によってお肌がダメージを受けると色素沈着が起こり茶クマができます。
また、紫外線の影響によりメラニンが生成されますが、紫外線対策を行わないことでお肌が乾燥し、メラニンを排出するターンオーバーが乱れ、茶クマの原因であるメラニンがお肌に蓄積されやすくなります。
【茶クマの対策】
茶クマは青クマと比べ、対策しても効果があらわれるまで時間がかかりますが、根気良く続けることが大切です。
- 保湿
- 紫外線対策
- 目をこするなど、皮膚へ刺激を与えない
茶クマを改善するには、保湿をしっかり行い、お肌のターンオーバーの周期を整えることです。
男性は女性に比べ日焼け止め対策を怠ってしまう傾向がありますが、女性同様、お肌を気遣って紫外線対策を徹底しましょう。日焼け止めを塗る、帽子を被る、日影を歩くなど日々の小さな対策で違ってきます。
美容液や保湿液を使うときは、お肌をゴシゴシ擦ると摩擦によって色素沈着が起こりますので、なるべく刺激を与えないように優しく行ってください。
3・黒クマ
【黒クマの原因】
黒クマは、青クマや茶クマと異なり皮膚の色が変化しているわけではなく、皮膚の凹凸による影なので、別名『影クマ』と言われています。
黒クマは老化によるお肌の『たるみや膨らみ』からくる影なので、顔を上に向けると影が無くなり、クマも見当たらなくなります。
老化によりお肌のハリや弾力が失われ目周りの筋肉が衰えてくると、目はくぼみ、目の下の脂肪が膨らんで垂れてきます。それにより目元にできる影こそが黒クマの正体です。
特に、男性は女性に比べ目の周りの脂肪が多く、たるみや膨らみが起こりやすいという特徴があります。
また、男性はスキンケアをあまり行わない人が多いので、加齢によるお肌の劣化は女性に比べ早く、黒クマが発生しやすいと考えられています。
【黒クマの対策】
目の周りを中心に顔全体の筋肉を鍛えることで、脂肪の膨らみを抑え、目の下の筋肉のたるみを引き締めます。
スキンケアを行う際は、目の下のたるみやむくみを取るアイクリームや美容液などを選ぶと良いです。
また、ホットタオルで目の周りを温めたりビタミンや鉄分を積極的に摂ることで、目の周りの筋肉がほぐれ血行が良くなり、クマの改善に繋がります。
その他、眼輪筋という目の周りの筋肉を鍛えるトレーニングを行うことで改善が期待できます。
眼輪筋トレーニング
- 眼球を上下・左右にゆっくり動かしたり回したりする
- 左右交互にウィンクする
- 人差し指で、下まぶた・目尻・上まぶたをそれぞれ順番に優しく引っ張りながら目を閉じる
眼輪筋トレーニングは、改善を急ぐあまり必死にになって何度も行ったり、強く刺激することでシワの原因になります。仕事の休憩中や寝る前など、思い出した時に1日に数回程度、適度にリフレッシュする感覚で行い、なにより継続することが大切です。
その他、遺伝的にクマができやすい人
その他に、この3種類以外にも遺伝的要素により目の下のクマができやすい体質の人がいます。
親や兄弟・姉妹、親戚にクマができやすい人がいたら遺伝的要素が強いかもしれません。
- 頬骨の位置が低い
- 目の周りの彫りが深い
- 涙袋が大きい
- 貧血体質
- アレルギー体質
- 皮膚が薄い・たるみやすい など
中高生など若い頃からクマが目立ちやすい人は、骨格や体質などが遺伝している可能性があります。
遺伝的要素が強い人は、生活習慣を整えたり、スキンケアを頑張っても改善は乏しく、思うような効果が得られにくいかもしれません。
なぜ目の下にクマができるのか?
わたしは、身体にあらわれる症状で病気が原因以外のもののほとんどが『筋肉の硬さと血流の悪さ』によって引き起こされていると考えています。
ここではクマができた時の解決策をお話していますが、例えば、肩こりや腰痛も同じです。使い過ぎて疲労した筋肉が硬くなって血行不良が起こり、痛みやだるさなどの症状を引き起こします。
『目の下のクマ』もそれと同じです。症状が目の下にあらわれているだけです。これらの症状は身体からのSOSサインです。
『すごく疲れが溜まっているので回復するから休んで』
『筋肉が硬くて血管が狭いから血液が通りにくいよ』
『血液の流れが悪くて酸素が足りないよ』
『細胞を修復するための栄養が足りないよ』
『筋肉が硬くて血流も悪いから疲労物質が蓄積されてもう働けないよ』
と、こんな具合です。
このような身体からのサインに気が付かずに活動を続けることで、やがて身体に不調があらわれます。
『目の下のクマ』もその不調の1つです。
鍼灸整骨院かまたきで行う目のしたのクマ対策
鍼治療
目の下のクマは鍼治療がおすすめです。
目の周りの皮膚は薄く、なによりお顔は小さいため、筋肉を手技によってほぐすのは難しいです。
ですから、刺して置いておくだけで筋肉がほぐれる美容鍼はとても有効です。
ツボの一部をご紹介します。
- 睛明(せいめい):目頭のツボ、目の疲れや充血を改善する
- 四白(しはく):目の下のツボ、顔のむくみや血流を改善する
- 攅竹(さんちく):眉頭内側のツボ、ストレスや疲労からくるクマに効果的
- 太陽(たいよう):側頭部のツボ、目尻のしわの解消、目の奥の痛みや充血、ドライアイに効果的
その他にも目の下のクマを解消させるためのツボがいくつもるので、反応や状態、体質に合わせて行っていきます。
美容鍼の効果
「鍼を刺す」想像すると痛そうですが、美容鍼で使用する鍼は髪の毛よりも細いため、痛点に当たらない限りほとんど痛くありません。(痛点は見えないため避けることはできません)
鍼の目的は皮膚に微細な傷を作ることです。
鍼を皮膚に刺して小さな傷ができると免疫細胞が働き、コラーゲンやエラスチンといった肌を再生させる細胞が生成されます。これが人間に備わっている『自然治癒力』の働きです。
このように、細胞が再生する力を引き出す手伝いをしてあげるのが鍼治療です。
整体
整体とリラクゼーションで行ういわゆる『マッサージ』のようなものは、似ているようで少し違います。
リラクゼーションマッサージは『心地よさ』を提供しますが、クマ改善の整体は、硬い筋肉や普段あまり動かさない関節や骨格を調整して身体の不調を整えるため、多少痛みを伴うことがあるかもしれません。
整体をすることで血流が改善すると、体質も変化してきます。
例えば、夜、良く眠れなかった人は、筋肉がほぐれ身体がリラックスすることで睡眠の質上がります。
冷え性の人は、血流が良くなることで筋肉の働きが上がり熱を発生しやすい身体になるので冷え性の改善します。
整体で起こるさまざまな効果により、目の下のクマの改善が期待できます。