ケガをしてないのに足が痛い!成長痛とは?原因と痛みを和らげる方法を専門家が解説

怪我してないのに子供の足が痛い原因は?成長痛との違い・受診目安を解説

「転んだりぶつけたりしていないのに子供が足を痛がる」「夜になると足が痛いと言う」「5歳の子供が突然、足が痛いと言って歩きたがらない」など、原因が思い当たらない足の痛みに不安を感じる保護者の方は少なくありません。

子供の足の痛みの中には、一般に「成長痛」と呼ばれるものがあります。典型的には夕方から夜に両脚が痛くなり、翌朝には痛みがなく普段どおり活動できるという特徴があります。

しかし、怪我をしていない子供の足の痛みがすべて成長痛とは限りません。片足だけが痛い、朝になっても痛い、足を引きずる、歩けない、腫れや発熱があるなどの場合には、別の病気や障害が隠れている可能性があります。

ここでは、怪我をしていないのに子供の足が痛くなる場合に考えられる原因、成長痛の特徴、足の裏の痛みとの関係、家庭での対処法、整形外科を受診した方がよい症状について解説します。

怪我してないのに子供の足が痛いのはなぜ?

子供が「足が痛い」と訴えても、転倒や打撲など明らかな怪我が見つからないことがあります。

このような場合に考えられるものの一つが、一般に成長痛と呼ばれている子供の脚の痛みです。

ただし、「怪我をしていない=成長痛」と判断することはできません。子供の足の痛みには、運動による負担、筋肉や腱の障害、関節の病気、感染症などさまざまな原因があります。

特に小さな子供は、どこがどのように痛いのかを正確に説明できないことがあります。膝が痛いと言っていても実際には股関節周辺に問題があるなど、本人が訴える場所と原因となっている場所が一致しない場合もあります。

そのため、痛む時間帯や場所だけでなく、歩き方、腫れ、発熱、朝になったときの状態なども確認することが大切です。

成長痛とは?

「成長痛」という名前から、「骨が成長して伸びるときに痛くなる」と思われることがあります。

しかし、一般に成長痛と呼ばれる痛みは、骨が伸びることそのものによって起こると確認されているわけではありません。原因についてはまだ明確に分かっていません。nhs.uk

成長痛は主に3~12歳くらいの子供にみられ、痛みが出たり治まったりを繰り返すことがあります。nhs.uk

典型的には、次のような特徴があります。

  • 太もも、すね、ふくらはぎなど両脚に痛みを感じる
  • 夕方から夜に痛くなる
  • 夜中に痛みで目を覚ますことがある
  • 翌朝には痛みが治まっている
  • 日中は普段どおり歩いたり遊んだりできる
  • 腫れや赤みなどがない

ただし、これらに当てはまれば必ず成長痛というわけではありません。日本整形外科学会も、子供の痛みをすべて成長痛として扱わず、症状が続く場合には原因を確認することが重要だとしています。日本オフィス協会

5歳の子供が夜になると足を痛がるのは成長痛?

3~5歳くらいの幼児でも、夕方から夜に脚の痛みを訴えることがあります。

例えば、昼間は元気に遊んでいたのに夜になると「足が痛い」と言い、翌朝になると何事もなかったように走り回っている場合です。

このような経過は一般に成長痛と呼ばれる痛みの特徴と一致します。

ただし、「5歳だから成長痛」と年齢だけで判断することはできません。

痛くて歩けない、片足だけを強く痛がる、朝になっても痛い、足を引きずるなどの場合には、成長痛以外の原因も考えて整形外科などで確認してください。

子供の成長痛はどこが痛くなる?

一般に成長痛と呼ばれる痛みは、太もも、すね、ふくらはぎなど脚の筋肉周辺に感じることが多いとされています。典型的には片脚の一点だけではなく、両脚に痛みを感じます。nhs.uk

また、「今日はふくらはぎ」「別の日は太もも」というように、痛みを感じる場所が変わる場合もあります。

一方で、いつも同じ関節や骨の一点を痛がる場合には注意が必要です。

特に膝や足首など特定の関節が腫れている、同じ場所を押すと強く痛がるなどの場合には、単純な成長痛とは考えず医療機関で確認した方がよいでしょう。

足の裏が痛いのも成長痛?

Search Consoleでは「足の裏が痛い 成長痛」「子供 足の裏 痛い 成長痛」という検索もあります。

子供が足の裏を痛がる場合、必ずしも成長痛とは限りません。

運動量が多かった、靴が合っていない、足に繰り返し負担がかかったなどによって痛みが出ることもあります。

スポーツや歩行などによる繰り返しの負担によって、子供でも足周辺に障害が起こることがあります。日本整形外科学会も、スポーツによる足への繰り返しの衝撃によって骨や軟骨、靱帯、腱などに障害が起こり、痛みが生じることがあると説明しています。日本オフィス協会

足の裏の同じ場所を繰り返し痛がる、歩いたり走ったりすると痛い、押すと特定の場所が痛いという場合には、成長痛と決めつけず整形外科へ相談してください。

子供の足の痛みは精神的なもの?

「子供 足が痛い 精神的」という検索もみられます。

子供の痛みには心理的な要因が影響する場合もありますが、足が痛いという訴えを最初から「精神的なもの」「甘えている」「構ってほしいから」と判断するのは避けた方がよいでしょう。

まずは子供がどこを痛がっているのか、いつ痛くなるのか、歩き方に変化がないか、腫れや発熱がないかなどを確認します。

学校や家庭でのストレスなどが気になる場合でも、痛みが繰り返されるのであれば身体的な原因がないか確認したうえで考えることが大切です。

子供が痛みを訴えたときには、「大丈夫だから」と否定せず、まず話を聞いてあげましょう。

神経痛で子供の足が痛くなることはある?

「神経痛 子供 足」と検索している方もいますが、子供が足を痛がるからといって、すぐに神経痛と判断することはできません。

足の痛みには筋肉、骨、関節、腱などさまざまな組織が関係する可能性があります。

また、痛みだけでなく、しびれ、感覚の変化、力が入りにくいなどの症状を伴っている場合には、神経が関係している可能性についても医療機関で確認する必要があります。

「成長痛だと思っていた」「神経痛だと思っていた」と自己判断するのではなく、症状が続く場合には整形外科などへ相談してください。

成長痛とスポーツ障害の違い

子供の足の痛みで区別したいものの一つが、スポーツなどによる繰り返しの負担で起こる障害です。

成長期には、オスグッド・シュラッター病、シンスプリント、踵周辺の障害など、運動に関連した足の痛みが起こることがあります。

一般に成長痛と呼ばれる痛みは夕方から夜に現れ、朝になると治まり、日中の活動に大きな支障がないことが特徴です。

一方、スポーツ障害では走る、ジャンプする、蹴るなど特定の動作で痛みが出たり、同じ場所を繰り返し痛がったりすることがあります。

スポーツをしている子供が足の同じ場所を繰り返し痛がる場合には、「成長期だから仕方がない」と考えず、練習量の調整や整形外科での評価を検討してください。

子供が足を痛がるときに家庭で確認すること

子供が突然「足が痛い」と言ったときには、まず次の点を確認してみてください。

  • 転んだりぶつけたりしていないか
  • 片足だけか、両足か
  • どこを痛がっているか
  • 腫れ、赤み、熱感がないか
  • 普通に歩けるか
  • 足を引きずっていないか
  • 発熱などほかの症状がないか
  • 朝になると痛みがなくなっているか
  • 運動した日だけ痛くなるのか
  • 同じ場所を繰り返し痛がっていないか

小さな子供の場合には「膝が痛い」「足が全部痛い」など、痛む場所を正確に説明できないこともあります。

言葉だけではなく、実際に歩く様子や普段との違いを確認してください。

成長痛と思われるときの対処法

典型的な成長痛と思われる軽い脚の痛みであれば、優しくマッサージしたり、温めたりすることで楽になることがあります。NHSでも、優しいマッサージや温めることなどが家庭でできる対処として紹介されています。nhs.uk

無理に強く揉んだり、痛みを我慢させてストレッチしたりする必要はありません。

子供が不安そうであれば、足を優しくさすりながら話を聞いてあげるだけでも安心につながります。

痛み止めが必要なほど痛む場合には、年齢や体重によって使用できる薬や量が異なるため、医師や薬剤師へ相談してください。「痛み止めを使うと病気を見逃すから使ってはいけない」と一律に考える必要はありません。NHSでは、子供の成長痛への対処として年齢に適した鎮痛薬も選択肢に挙げています。nhs.uk

「成長痛だから大丈夫」と判断しない方がよい症状

子供の足の痛みでは、成長痛とは異なる病気や怪我を見逃さないことが重要です。

特に次のような症状がある場合には、医療機関へ相談してください。

  • 片足だけを繰り返し痛がる
  • 朝になっても痛みが続いている
  • 日中も痛がる
  • 足を引きずって歩いている
  • 痛くて歩けない、足に体重をかけられない
  • 特定の関節や骨の一点を強く痛がる
  • 腫れ、赤み、熱感がある
  • 発熱を伴っている
  • 原因不明のあざや発疹がある
  • 食欲低下や体重減少がある
  • 痛みが長期間続いている、または悪化している

特に、原因が分からないのに足を引きずる場合や体重をかけられないほど痛がる場合には、自己判断せず医療機関で確認することが重要です。nhs.uk

日本整形外科学会も、子供の痛みの中には重大な病気の始まりが含まれることがあるため、訴えが続く場合には整形外科で原因を確認するよう勧めています。日本オフィス協会

「歩けるから骨折ではない」とは限らない

子供の場合、骨折していても腫れが目立たなかったり、痛む場所を正確に説明できなかったりすることがあります。

日本整形外科学会は、子供が歩ける、関節を動かせるという理由だけで骨折を否定せず、「触ると泣く」「足に体重をかけられない」などがあれば整形外科を受診するよう説明しています。日本オフィス協会

転んだ記憶がはっきりしない場合でも、特定の場所を強く痛がる場合には注意してください。

鍼灸整骨院かまたきで子供の足の痛みをみる場合

子供の足の痛みは、まず怪我や病気を見逃さないことが重要です。

当院でも「成長痛だと思うから施術する」と最初から決めつけるのではなく、いつから痛いのか、どこが痛いのか、運動との関係、歩き方などを確認します。

腫れや発熱がある、体重をかけられない、歩けない、強い痛みが続いているなど、医療機関での検査が必要と考えられる場合には整形外科などの受診を優先します。

一方、医療機関で大きな問題がないことを確認したうえで、運動後の筋肉の張りや疲労などが気になる場合には、身体の状態を確認しながら対応を検討します。

「成長痛なのか分からない」という段階でも、無理に施術を勧めるのではなく、症状に応じて医療機関への受診が必要かを考えることが大切です。

よくある質問

怪我してないのに子供の足が痛いのは成長痛ですか?

成長痛の可能性はありますが、怪我をしていない子供の足の痛みがすべて成長痛とは限りません。片足だけの痛み、朝まで続く痛み、腫れ、発熱、足を引きずるなどがある場合には整形外科などへ相談してください。

成長痛は何歳くらいに多いですか?

一般に成長痛と呼ばれる脚の痛みは、3~12歳くらいの子供にみられます。小学校高学年や中学生だけに起こるものではありません。

5歳の子供が夜に足を痛がるのは成長痛ですか?

夕方から夜に両脚を痛がり、翌朝には痛みがなく普段どおり活動できる場合は成長痛の特徴と一致します。ただし、痛くて歩けない、片足だけが痛い、朝も痛いなどの場合には医療機関で原因を確認してください。

子供の足の裏の痛みも成長痛ですか?

足の裏が痛いからといって必ず成長痛とは限りません。運動による負担、靴などさまざまな要因が考えられます。同じ場所を繰り返し痛がる、歩行や運動で痛む場合には整形外科へ相談してください。

子供の足の痛みは精神的なものですか?

心理的な要因が痛みに影響する場合はありますが、最初から精神的なものや甘えと判断することは避けましょう。まず身体的な原因がないか、痛む場所や歩き方、腫れ、発熱などを確認することが大切です。

成長痛で歩けなくなることはありますか?

典型的な成長痛では、翌朝には痛みが治まり日中は普段どおり活動できることが特徴です。痛くて歩けない、足に体重をかけられない、足を引きずる場合には成長痛と自己判断せず医療機関を受診してください。

成長痛は骨が伸びるから痛いのですか?

成長痛という名前ですが、骨が成長して伸びることそのものが痛みの原因と確認されているわけではありません。原因は明確には分かっていません。

まとめ

怪我をしていないのに子供が足を痛がる場合、一般に成長痛と呼ばれる脚の痛みが考えられることがあります。典型的には3~12歳くらいの子供にみられ、夕方から夜に両脚が痛み、朝になると治まり、日中は普段どおり活動できます。

一方、子供の足の痛みをすべて「成長期だから」と考えるのは適切ではありません。片足だけの痛み、朝まで続く痛み、歩けない・足を引きずる、腫れや発熱、特定の場所の強い痛みなどがある場合には、成長痛以外の原因を確認する必要があります。

特に小さな子供は症状を正確に説明できないことがあります。痛みだけを見るのではなく、歩き方や普段との違いも確認し、気になる症状が続く場合には整形外科などへ相談しましょう。

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