腰痛で痛み止めが効かないのはなぜ?ロキソニンが効かない時の対処法を解説

  • 2025年7月19日
  • 2026年9月19日
  • 腰痛

「腰が痛くてロキソニンを飲んだけれど効かない」「痛み止めを飲んでも一時的にしか楽にならない」「薬を飲み続けているのに腰痛が治らない」

腰痛が強い時、このような経験をする方もいます。

痛み止めは腰痛の症状を軽減するために使われますが、すべての腰痛に同じように効くわけではありません。また、痛み止めで一時的に症状が軽くなっても、腰痛の原因そのものが解決したことを意味するわけではありません。

WHOも腰痛について、薬だけではなく運動、教育、心理的なアプローチなどを含め、一人ひとりの状態に合わせて複数の方法を組み合わせることが重要としています。

この記事では、腰痛で痛み止めが効かない時に考えたいこと、ロキソニンなどの薬を自己判断で追加してよいのか、薬以外の対処法、病院へ行った方がよい症状まで解説します。

腰痛で痛み止めが効かないことはある?

あります。

腰痛は一つの原因だけで起こる症状ではありません。

腰周辺の組織への負担、神経に関係する症状、身体活動、睡眠、仕事、ストレス、痛みに対する不安など、さまざまな要因が関係する場合があります。

特に腰痛が長期間続いている場合には、身体的な要因だけを見るのではなく、心理的・社会的な要因も含めて評価することが重要です。WHOも長引く腰痛では、生物・心理・社会的な要因を考慮した包括的な評価と対応を重視しています。

そのため、「痛み止めが効かない=腰の状態がものすごく悪い」とは限りませんが、薬だけで対応し続けるのではなく、現在の腰痛を改めて確認するきっかけにしましょう。

ロキソニンを飲んでも腰痛が治らないのはなぜ?

ロキソニン(ロキソプロフェン)はNSAIDsと呼ばれる非ステロイド性抗炎症薬の一つです。

NSAIDsは腰痛の症状を軽減する目的で使用されることがあります。

ただし、痛みを軽減する薬であり、「飲めば腰痛の原因そのものがなくなる」という薬ではありません。

そのため、

・飲んでもあまり変化を感じない
・飲んでいる間だけ楽になる
・薬が切れると再び痛む
・腰痛が何週間も続いている

といったことはあり得ます。

NICEでも腰痛にNSAIDsを使用する場合には、胃腸・肝臓・心血管・腎臓などへのリスクを考慮し、最小限の有効量をできるだけ短期間使用することを推奨しています。

ロキソニンについて詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/rokisonin/

痛み止めが効かないから追加で飲んでもいい?

効かないからといって、自己判断で服用量や回数を増やすのは避けてください。

処方薬であれば医師・薬剤師から指示された用法・用量、市販薬であれば添付文書に記載された用法・用量を守ります。

「1錠で効かないから2錠にする」「予定より早く次を飲む」「別の痛み止めを追加する」といった使い方は、薬の種類によっては副作用の危険性を高めます。

特に複数の市販薬を使用する場合、同じ種類の鎮痛成分が重複する可能性もあります。

薬が効かない場合には量を増やすのではなく、医師や薬剤師へ相談してください。

痛み止めを飲んで一時的に楽になるだけでも問題?

痛み止めによって症状が軽くなり、日常生活を送りやすくなること自体は治療上意味があります。

「薬で痛みを抑えること=悪いこと」ではありません。

ただし、薬を飲み続けなければ日常生活ができない、以前より効きにくくなった、腰痛そのものが長期間続いている場合には、薬だけを続けるのではなく腰痛の状態を再評価することが大切です。

WHOも腰痛では薬だけを単独で考えるのではなく、必要に応じて運動、教育、心理的アプローチなどを組み合わせた包括的な対応を推奨しています。

痛み止めが効かない腰痛は神経が原因?

腰痛に加えて、

・お尻から脚へ痛みが広がる
・脚がしびれる
・ピリピリする
・脚に力が入りにくい

などの症状がある場合には、神経に関係する症状が含まれている可能性があります。

しかし、「痛み止めが効かない=神経痛」と自己判断することはできません。

脚の症状が強い場合や、しびれ・筋力低下が進んでいる場合には医療機関へ相談してください。

慢性腰痛では痛み止めだけで改善しないこともある

一般に3か月以上続く腰痛は慢性腰痛として扱われます。

慢性腰痛では、単純に「炎症が3か月間残っている」「筋肉が硬いままだから痛い」と考えるだけでは不十分です。

身体活動、仕事、睡眠、ストレス、痛みに対する不安や恐怖など、さまざまな要素が症状に関係する場合があります。

WHOは慢性一次性腰痛について、身体的・心理的・社会的な要因を含めた、その人に合わせた包括的な対応を推奨しています。

検査で大きな異常がないのに腰痛が続いている方はこちら
https://kamataki-seikotsu.com/ijyounasi/

ストレスと腰痛について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/sutoresu-youtsuu/

痛み止めが効かない時は安静にした方がいい?

強い痛みがある時に無理をする必要はありません。

一方で、一般的な腰痛では長期間寝たきりのように過ごすことが必ずしも良いとは限りません。

可能な範囲で日常生活を続け、少しずつ身体を動かしていくことが基本になります。

WHOも腰痛の自己管理として、身体活動を続けることなどを挙げています。

ただし、身体を動かすほど急激に症状が悪化する場合や、後述する危険な症状がある場合には医療機関へ相談してください。

痛み止めが効かない時にストレッチしてもいい?

痛みが軽く、動かすことで楽になるのであれば、無理のない範囲で身体を動かす方法の一つとしてストレッチを行うことはできます。

ただし、

「痛いところを強く伸ばせば治る」

「痛みを我慢して伸ばした方が効く」

というものではありません。

ストレッチ中に脚のしびれが強くなる、鋭い痛みが出る、終わった後に症状が明らかに悪化する場合には無理に続けないようにしましょう。

腰痛ストレッチについて詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/sutoreltsuchi-youtsu/

痛み止めが効かない時に運動してもいい?

腰痛があるからといって、すべての運動を中止する必要はありません。

WHOは慢性一次性腰痛に対して運動プログラムを推奨する選択肢の一つとしています。

ウォーキング、筋力トレーニングなど、どの運動が適しているかは身体の状態やこれまでの運動経験によって異なります。

いきなり強度の高い運動を始めるのではなく、自分が継続できる範囲から始めることが大切です。

腰痛と筋トレについて詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/kintore-youtsu/

温める?冷やす?

痛み止めが効かないからといって、必ず冷やす、必ず温めるという決まりはありません。

「急性腰痛なら必ず冷やす」「慢性腰痛なら必ず温める」と単純に分ける必要もありません。

冷却や温熱によって一時的に楽になる場合はありますが、症状や状況に合わせて判断することが大切です。

腰痛を温める・冷やす判断について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/hot-cold/

デスクワークや立ち仕事も確認する

痛み止めを飲みながら毎日同じ仕事を続けている場合には、仕事中にどのような状況で症状が強くなるかも確認してみましょう。

例えば、

・長時間座ると痛い
・立っていると痛い
・前かがみになると痛い
・仕事の後半になるほど痛い
・重い物を持つと痛い

などです。

「姿勢が悪いから腰痛」と決めつけるのではなく、同じ姿勢がどの程度続いているのか、どの動作で症状が変化するのかを確認します。

デスクワークによる腰痛
https://kamataki-seikotsu.com/desukuwaku/

立ち仕事による腰痛
https://kamataki-seikotsu.com/tachisigoto/

肉体労働による腰痛
https://kamataki-seikotsu.com/nikutairoudou/

睡眠も確認する

腰痛が続いている場合には、睡眠についても確認してみましょう。

「この硬さのマットレスなら腰痛が治る」という全員共通の寝具があるわけではありません。

寝返りがしにくい、朝起きた時に腰痛が強い、睡眠不足が続いているなどがあれば、寝具だけでなく生活全体を確認することが大切です。

朝起きた時の腰痛について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/neokiitai/

痛み止めが効かない時に整体やマッサージを受けてもいい?

腰痛の状態によっては、徒手療法などが選択肢になる場合があります。

ただし、「骨格のゆがみを元に戻せば神経圧迫がなくなる」「マッサージで血流を良くすれば原因が治る」と一律に考えることはできません。

WHOでは慢性一次性腰痛に対する選択肢として、一部の徒手療法やマッサージも挙げていますが、単一の方法だけに頼るのではなく、その人に必要な対応を組み合わせることを重視しています。

痛み止めが効かない腰痛に鍼灸という選択肢

腰痛に対する鍼灸については、ガイドラインによって評価や推奨が異なります。

WHOの慢性一次性腰痛ガイドラインでは、鍼などのニードリング療法も検討対象となっています。

一方で、鍼灸を受ければすべての腰痛が治る、痛み止めが効かない腰痛なら鍼が効く、と断定することはできません。

症状や身体の状態を確認し、必要な医療を受けたうえで、腰痛に対する選択肢の一つとして検討することが大切です。

鍼灸について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/sinkyu/

痛み止めが効かない時に病院へ行った方がいい?

痛み止めが効かないという理由だけで重大な病気があるとは限りません。

しかし、次のような症状がある場合には医療機関での確認を優先してください。

・脚に急に力が入りにくくなった
・しびれや感覚異常が急激に悪化している
・排尿や排便に異常がある
・会陰部にしびれや感覚異常がある
・発熱を伴っている
・大きな事故や転倒後から強く痛む
・原因不明の体重減少など全身状態の変化がある
・安静にしていても非常に強い痛みが続く
・症状が時間とともに明らかに悪化している

「薬が効かないから、もっと強い薬を飲めばいい」と考えるのではなく、症状そのものを評価してもらうことが重要です。

危険な腰痛について詳しく見る
https://kamataki-seikotsu.com/youtsuu-kiken/

病院ではどんなことをする?

医療機関では症状や経過、身体所見などを確認し、必要に応じて検査や治療を検討します。

腰痛があるからといって、すべての人にMRIやCTが必要になるわけではありません。

また、使用する薬も「腰痛だからこの薬」と一律に決まるものではありません。

例えばNICEでは一般的な腰痛について、NSAIDsを検討する一方、慢性腰痛へのオピオイドや、腰痛に対するガバペンチノイド・抗てんかん薬などは推奨していません。

現在服用している薬で十分な効果を感じない場合には、自分で薬を追加するのではなく医師や薬剤師へ相談してください。

鍼灸整骨院かまたきの腰痛への対応

鍼灸整骨院かまたきでは、「痛み止めが効かないのは筋肉が硬く血流が悪いから」と最初から原因を決めつけることはしません。

いつから腰が痛いのか、どのような動作で症状が強くなるのか、薬を飲むとどの程度変化するのか、脚の痛みやしびれはないか、仕事や日常生活でどのような負担があるのかなどを確認します。

そのうえで身体の状態やご希望に合わせて整体・鍼灸などをご提案します。

また、医療機関での確認を優先した方がよい症状がある場合には、施術より受診を優先していただきます。

千葉市若葉区で痛み止めを飲んでも腰痛が続いている方へ

「ロキソニンを飲んでも腰が痛い」「薬を飲んでいる時だけ楽になる」「病院へ行ったけれど腰痛が長引いている」など、腰痛の経過は人によって異なります。

痛み止めが効かないからといって、自己判断で薬を増やしたり、腰痛を我慢し続けたりする必要はありません。

まず現在の腰痛の状態を確認し、医療機関での対応が必要なのか、運動や日常生活の見直しを含めて対応するのかを考えることが大切です。

千葉市若葉区の腰痛・ぎっくり腰|整体・鍼灸について詳しく見る
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よくある質問

腰痛で痛み止めが効かないことはありますか?

あります。腰痛にはさまざまな要因が関係するため、痛み止めですべての腰痛が同じように軽減するわけではありません。薬だけで対応し続けず、腰痛の状態を確認することが大切です。

ロキソニンを飲んでも腰痛が治らないのはなぜですか?

ロキソニンは腰痛の症状を軽減するために使用される薬ですが、腰痛の原因そのものを必ず解消する薬ではありません。そのため、飲んでいる間だけ楽になる場合や、十分な効果を感じない場合があります。

痛み止めが効かない時は追加で飲んでもいいですか?

自己判断で服用量や回数を増やすのは避けてください。処方された薬は医師・薬剤師の指示、市販薬は添付文書の用法・用量を守り、効かない場合には医師や薬剤師へ相談してください。

痛み止めが効かない腰痛は神経痛ですか?

痛み止めが効かないという理由だけで神経痛と判断することはできません。脚の痛みやしびれ、筋力低下などがある場合には医療機関へ相談してください。

痛み止めが効かない時は安静にした方がいいですか?

強い痛みがある時に無理をする必要はありませんが、一般的な腰痛では長期間寝たまま過ごす必要はありません。可能な範囲で日常生活や身体活動を続けることが基本です。

痛み止めが効かない腰痛にストレッチしてもいいですか?

症状が軽く、動かすことで楽になる場合には無理のない範囲で行えます。ストレッチによって鋭い痛みや脚のしびれが強くなる場合には中止してください。

痛み止めが効かない腰痛に鍼灸を受けてもいいですか?

腰痛に対する選択肢の一つとして検討できますが、すべての腰痛に効果があるとは限りません。症状や身体の状態を確認し、必要な場合には医療機関での診察を優先します。

痛み止めが効かない腰痛は病院へ行った方がいいですか?

痛みが長引いている、悪化している、脚の筋力低下や排尿・排便の異常、発熱、大きな外傷などがある場合には医療機関へ相談してください。

まとめ

腰痛で痛み止めが効かないからといって、必ず重大な病気があるわけでも、「もっと強い薬が必要」というわけでもありません。

腰痛には身体的な要因だけでなく、身体活動、仕事、睡眠、ストレスなど複数の要因が関係する場合があります。特に長引く腰痛では、一つの治療だけに頼るのではなく、その人の状態に合わせて複数の方法を組み合わせることが重要です。WHOも慢性一次性腰痛では、包括的で一人ひとりに合わせた対応を重視しています。

また、痛み止めが効かないからと自己判断で服用量を増やすのは避けましょう。症状が続く場合には医師や薬剤師へ相談し、必要に応じて運動や日常生活の見直しなども含めて対応していきます。

脚に力が入りにくい、排尿・排便の異常、発熱、大きな外傷後の強い腰痛などがある場合には、整骨院での施術より医療機関での診察を優先してください。

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